ウルシ(漆)は中国・インド原産で、日本の漆の利用は縄文時代に始まっているといいます。
そういう大昔からウルシは栽培されてきた訳です。山などに自生するものを「ヤマウルシ」といいますが、栽培されたものに先に名がつき、自生するもの名が後からつけられる、割と少ない例で、植物の名前は実用優先だったのでしょう。
ツタウルシ、幼木の葉です。
成木の葉には鋸歯はありませんが、幼木の葉には鋸歯があります。そしてその姿が「つた」に似ているので「ツタウルシ」と名づけられた訳です。つる植物の多くは「つる」の名が冠せられるのですが、ツタウルシは「ツル」ではなく「ツタ」になっています。
ウルシの仲間の多くは秋に美しく紅葉することが知られていますが、ツタウルシやヤマウルシは、紅葉だけでなく芽吹きのときにも鮮やかな赤い色となります。
ツタウルシの雄花です。
雌雄異株で、これは雄花をつける雄株です。
ウルシの仲間には、「ウルシオール」などかぶれ成分が含まれ、中でもツタウルシは最強です。
ウルシに触れるとかぶれますが、揮発性もあって、ウルシに弱い人は近づいただけでかぶれることもあるといいます。だったら、漆器に触れてもかぶれるんじゃないかとの疑問もでてきますが、塗料として塗り上げたものは、成分が重合して揮発性を失って、かぶれなくなるのだそうです。
ウルシに対する耐性は人によって差があり、弱い人の場合、ウルシの仲間のマンゴーでもかぶれることがあるといいます。
ツタウルシの果実です。
核果。扁球形で縦の筋が目立ちます。ミヤマガマズミやオオカメノキの赤い実と比べて、乾いた感じであまりおいしそうに見えませんが、油脂分やミネラルが豊富で、キツツキやツグミの仲間などが好んで食べるといいます。
そういう大昔からウルシは栽培されてきた訳です。山などに自生するものを「ヤマウルシ」といいますが、栽培されたものに先に名がつき、自生するもの名が後からつけられる、割と少ない例で、植物の名前は実用優先だったのでしょう。
ツタウルシ、幼木の葉です。
成木の葉には鋸歯はありませんが、幼木の葉には鋸歯があります。そしてその姿が「つた」に似ているので「ツタウルシ」と名づけられた訳です。つる植物の多くは「つる」の名が冠せられるのですが、ツタウルシは「ツル」ではなく「ツタ」になっています。
ウルシの仲間の多くは秋に美しく紅葉することが知られていますが、ツタウルシやヤマウルシは、紅葉だけでなく芽吹きのときにも鮮やかな赤い色となります。
ツタウルシの雄花です。
雌雄異株で、これは雄花をつける雄株です。
ウルシの仲間には、「ウルシオール」などかぶれ成分が含まれ、中でもツタウルシは最強です。
ウルシに触れるとかぶれますが、揮発性もあって、ウルシに弱い人は近づいただけでかぶれることもあるといいます。だったら、漆器に触れてもかぶれるんじゃないかとの疑問もでてきますが、塗料として塗り上げたものは、成分が重合して揮発性を失って、かぶれなくなるのだそうです。
ウルシに対する耐性は人によって差があり、弱い人の場合、ウルシの仲間のマンゴーでもかぶれることがあるといいます。
ツタウルシの果実です。
核果。扁球形で縦の筋が目立ちます。ミヤマガマズミやオオカメノキの赤い実と比べて、乾いた感じであまりおいしそうに見えませんが、油脂分やミネラルが豊富で、キツツキやツグミの仲間などが好んで食べるといいます。
毎回、井伊影男さんの知識の深さに改めて
ビックリしていますが、今日の記事の中で、私の大好物のマンゴーがウルシの仲間だとは知りませんでした
本当に勉強になりますね~
いつもありがとうございます