読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

来年は良い歳であるようにと願いながら

2011-12-30 11:13:38 | 暮らしの中で
今朝、早く起きて大きい鏡餅と家庭内各所に飾る小さな鏡餅を家内と作った。
毎年、今日がその行事の日程になっている。夕方には鏡餅の形として
固まった餅を飾る予定だ。これで一夜飾りにはならない。
上の乗せるミカンは本当は橙が良いのだそうだ。代々とその読み方で
縁起がよいのだそうだが、我が家では柚子で間に合わせている。
来年は良い歳でありますように!

正月は病院で?

2011-12-29 09:35:51 | 暮らしの中で
昨日は名古屋の娘の上の子供の誕生日だったが、その日に下の子が
rsウィルスに感染し、風邪と同じ症状になり、入院してしまった。
年内は退院は出来ないだろうと医師に言われたようだ。
と言う事は正月に実家には帰れないと言う事だ。
上の子の誕生日に下の子が入院なんてと娘はぼやいていたが
仕方がない事だろう。
上の子も三歳までに四回入院したことがあるのだ。
早く、治って元気になってほしいと願っている。

yahooボックスホールダーなるものが

2011-12-28 09:31:53 | Weblog
yahooボックスホールダーと言うネット上のストレージサービスが有る事を
あるメルマガで知った。同じネット上のストレージでドロップボックスが有るが
これは2Gが無料、yahooの方は5Gまでが無料だ。同じようにファイルの
アップはドラッグ&ドロップで出来るがyahooの方はそのやり方ではファイルが
移動になってしまい、元のところにファイルが残らない。yahooのサイトでは
コピー&ペーストすればファイルは元の所に残ると説明しているが、ドラッグ&
ドロップするときCrtlキーを押しながらドロップすればファイルはコピーされる。
さて、私はこのyahooボックスホールダーを別の家に住んでいる息子と共有
したいのだが。

山頭火のこと

2011-12-27 09:40:43 | 読書
アメリカで一番親しまれている俳人は芭蕉ではなく山頭火だそうだ。
「まっすぐな道でさびしい」が一番の人気だと言う。
アメリカの俳人は
「This straight road,full of loneliness.」と言うこの句を暗唱しているそうだ。
この句のfull of lonelinessのフレーズが好きで、やたらとこれを使いたがるらしい。
エンパイアステートビル、ホワイトハウス、ハンバーガー、何でも「フル オブ ロンリネス」と形容すれば句に
なってしまうと思っているらしい。
嵐山光三郎「文人悪食」マガジンハウス刊から

無粋な事を

2011-12-26 09:50:38 | Weblog
昨日は終日、アメーバーの自分のブログにアクセス出来なかった。
IDもパスワードも間違っては居ない。
今朝の新聞でアメーバーがサイバー攻撃を受けていたと報じられていた。
それでブログにアクセス出来なかったのだと解った。
誰がそんな事をするのか、庶民の楽しみを、無粋な事をするものだと
思った。

有島武郎のこと

2011-12-25 09:37:06 | 読書
有島武郎の小説「一房の葡萄」は、ほぼ事実に即した体験である。どんな内容かは「青空文庫」ででも読んでもらうことにして(私も小学校だか中学校だかで国語の教科書で読んだ記憶がある)彼は五歳のとき英会話習得のため横浜山手居留地横浜英和学校に入学した。そのときの記憶をもとに書いたものである。それは軽井沢の別荘で人妻波多野秋子と情死する三年前のことだ。武郎は今で言うイケメンであった。そのイケメン振りは近代文学者のなかで抜きん出ていた。長男、行光は日本映画界の人気スター森雅之である。武郎はアメリカ、ハーバード大学に籍を置いた秀才で、ヨーロッパ各地を回り、帰国後は大学教授となった。弟は有島生馬と里見惇で、北海道に農園を持つと言う財もあり、才もあり、容姿にも恵まれたという天が二物も三物も与えた人物であった。

「薄毛の食卓」 岡嶋 研二  マガジンハウス刊

2011-12-24 13:49:05 | 暮らしの中で
薄毛の食卓 5か月で64.5%の人が発毛した食事法  岡嶋 研二
  マガジンハウス刊

著者の岡嶋氏は血液内科の医師。育毛、薄毛といったこ
とには、本来縁がない分野。
その研究は本来、皮膚科領域。

岡嶋氏も、自分の研究を生かした方法を考案し、効果をあげ
られた。現在は薄毛の外来にも対応しているとの事だ。


育毛にきく食材をメインで紹介。

氏の考えによると、脱毛はIGF-Iという因子の不足によ
るものであるらしい。インスリン成長因子といい、血液を固めな
い作用、組織の血流を増やす作用が認められる。

IGF-Iが活性化すると、毛母細胞に刺激が与えられ、育毛に
つながる。(ちなみに皮膚細胞を活性化させる働きもあるので、
美肌にも効果があるそうだ。女性も必見か!?)

そのために、何を食べればよいか。

大事なのは唐辛子と大豆。唐辛子にはカプサイシンという成分が
含まれる。これが胃を刺激し、IGF-Iの知覚作用を促す。ま
た大豆にはイソフラボンが多く、女性ホルモンを活性化させる。

カプサイシンとイソフラボン、二つの成分を患者さんに与えたと
ころ、実に64.5パーセントの人に育毛効果が見られた。小顔
にもなり、肌も美しく変化したという。すごいな。

八丁味噌もいい。愛知県で好まれる豆味噌の一つだ。「足かけ三
年の熟成」といわれる八丁味噌は、ほかの豆味噌よりも多くのイ
ソフラボンを含んでいる。紫外線がDNAに与えるダメージを修
復するともいわれている。

鮭。赤い色素、アスタキサンチンに育毛効果。海藻類にもIGFー
Iの知覚作用を呼び覚ます効果が。

根菜類、玄米、しょうが、にんにく。わさびの辛味成分にも、知
覚神経刺激作用が。本わさびと豆腐を食べ続けた患者さんにも、
やはり高い育毛の例が見られた。

ワインは赤を。また、青いびんに入れて、太陽の光に当てた水を
摂取するのもよいらしい。青色光射水といわれ、深層海洋水と同
等の効果が得られる。しくみはよくわからないが、体にはとても
いいらしい。

コーヒーはアメリカン。チョコレートはカカオ成分の多いものを。
塩分、当分は控えめに、お腹を冷やさないように。

泉鏡花のいろいろ

2011-12-20 09:37:25 | 読書
泉鏡花は食べることに恐怖感が有ったそうだ。豆腐の腐の字を嫌って豆府と書いていたそうだ。刺身は食べられず、シャコ、タコ、マグロ、イワシはゲテ魚として嫌ったと言う。大根下ろしさえ煮て食べたし、ばい菌恐怖症で旅にも行けなかった。
鏡花は若い頃から胃腸障害があったことも関係していることだろう。蝿も憎み「蝿を憎む記」なる文も書いている。

尾崎紅葉の門下に入った彼は紅葉の口述筆記を担当するが文字が分からず立ち往生した。鏡花の漢字にルビを振った独特の文章は、川端康成の「文章読本」に華麗な美文と褒められたが、それは文字を知らなかったことの反動として生まれたのである。

鏡花は幽霊の存在を信じていた。観音力を信じ、机の横には観音像が置かれていた。文字に文字霊が有ることも信じており原稿の中で訂正した文字には、墨で丁寧に塗りつぶした。原稿用紙の前には小さなお神酒徳利が供えられていた。

鏡花の代表作「女系図」は、すずとの同棲を師の紅葉に激しく叱責されたことへの反発で、鏡花の結婚はまだ早いと考えた紅葉が「俺を捨てるか、女を捨てるか」と激しく怒りを示した場面の再現であったと言う。「切れるの別れるのって、そんなことは芸者のときに・・・・」と言う有名な台詞は、そのときの鏡花の心境で、師の死後も、そのときの恨みを鏡花は忘れずに作品とした。

結婚する米国人は減る一方

2011-12-17 09:30:34 | 新聞

 現在結婚している米成人の割合は51%だと言う。非営利調査機関ピュー・リサーチ・センターが2010年の米国勢調査統計に基づいて行った調査に関するリポートで明らかになった。51%というのは記録的な低さで、前年水準からも5%低下した。1960年にはこの割合は72%だった。

 このリポートで上昇した数字と言えば、結婚する年齢だ。初婚年齢の中央値をみると、男性は28.7歳、女性は26.5歳と、ともに過去半世紀で6歳ほど上昇した。

 こうした変化の原因ははっきりしていない。景気低迷もある程度影響している可能性があるが、ピュー・リサーチは、婚姻率の低下と経済的困窮の関連については実際ほとんど調査されていない、と指摘している。また、同リポートによると、離婚率が高いことも婚姻率の長期的な低下をある程度説明するが、ここ数年は離婚率も横ばい状態だ。

 理由が何であるにせよ、このトレンドが持続すれば、ほんの数年のうちに結婚していない(未婚もしくは離婚している)成人の割合が米人口の過半数となる見込みだ。一方で、同居やひとり親、単身世帯は増えている。

 また、最も大きな変化の1つは、若年層成人の結婚に関するもので、2010年には18~24歳の成人の結婚率は9%にとどまった。1960年には45%あった。おそらく現在は、こうした年代の多くが大学在学中だったり、仕事に就いたばかりということが背景だろう。

 

絆と言う漢字

2011-12-16 09:06:27 | 漢字
絆と言う漢字は糸と半で形声の文字。
多くの予想通り、今年の漢字となった。
驚いたことにこの漢字、常用漢字の中にはない。
糸は糸束を表わす象形、元の字は絲。半は生贄にする牛を
半分に切る事を表わす文字。八は二つになった状態で刀で切る
のが分けると言う文字。
絆は牛や馬を引く綱で、同じ引っ張る意の挽から来ている
と言う事だ。「きずな」で絆に変換されるが、「きずな」は本当は
「きづな」で「ひきづな」から来ているのではないかと思う。
この絆と言う漢字は今度は常用漢字の仲間にしなければ
ならないだろう。