読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

二葉亭四迷の事

2010-04-30 09:38:24 | 読書

二葉亭四迷は少年の頃は軍人になりたかったらしいが近視で有った為、外国語学校に入りロシア語を勉強した。このロシア語の勉強で小説家に向かう事になった。彼がロシア文学に向かったことは後に重要な意味を持つことになった。この時代のロシア文学は人生や社会の問題を深く考えるテーマのものが多く、二葉亭もまた日本社会を批判する作品を書かせることになった。そうして「浮雲」を書いたがそれでも彼は満足できず、後に当時ロシアの首都であったペテルスブルグに新聞記者として渡った。「文学は男子一生の仕事となすに足らず」と言っていたようだ。明治42年、病気を得、帰国途中のインド洋上で死去している。享年46歳。

ドラマ化されても

2010-04-29 11:35:07 | 読書

角田光代の「八年目の蝉」の小説が英訳され「THE EIGHTH DAY]と言うタイトルで講談社から出ている。それが更にNHKでドラマ化された。その作家がNHKのインタビュー番組に出ていた。私が気になっていたのは、小説がドラマ化され、映画化されると原作の内容が一部変更されてしまう事が有って、その点を作家はどう思っているかだった。そのインタビューの中でその作家は作品が自分の手をはなれてしまい、ドラマ化されると作中の人物は脚本化のものとなると語っていた。彼女は、そのドラマの主人公を何と可哀想なんだろう、と涙を浮かべながら見ているそうである。

2010-04-28 11:05:50 | 歴史

紀元前二百年前後の司馬遷の「史記」の時代、伝と言う語は孔子の歴史書「春秋」の解釈書に公羊伝、左氏伝、穀梁伝が有ったように古典に対する解釈と言う意味であった。司馬遷は歴史上の人物の活動を解釈し、伝記的に歴史の舞台で活躍した人物達を描いた。列伝と言う。伯夷列伝、管・晏列伝、司馬穣苴列伝など。

「The Eighth Day」八日目の蝉

2010-04-27 10:11:54 | 読書
何気なく図書館でKAKUTA MITSUYOの「The Eighth Day」を手に取って見て、裏表紙にある粗筋を読んでみた。面白そうだったので借りて来た。角田光代の小説が英訳されたものだったが、この英語のタイトルがどう言う日本語のタイトルなのだろうと思っていた。今朝、NHKの対談番組でこの作者が出る事を知った。と言う事は、今、NHKで連続ドラマ化されている「八日目の蝉」が原題だと解った。
テレビドラマなど興味はなかったがこのドラマを急に見てみようと言う気持ちが興ってきた。
が、そのドラマは今夜、放送される事が判った。しかも最終回と来ている。この本を読み続けるしかないようだ。

周期は46日?

2010-04-25 09:50:46 | 新聞

今年になって世界各地で地震が頻発している。
ハイチでM7.0(1/12)、チリでM8.8(2/27)、中国ではM7.1(4/14)
これらの発生した日付の間隔は、ぴったりと46日周期。
では、4月14日の46日後は?5月30日(日)か?
何処だ。何処でも起きて欲しくない。

フロッピーが消える日

2010-04-24 14:08:27 | 新聞

ソニーは来年三月末にフロッピーディスクの販売を終了すると発表した。記憶メディアの主流がCD、DVD、フラッシュメモリーへと移り、しかもそれぞれが容量を拡大させており、フロッピーディスクの需要は激減しているからである。パソコンもフロッピーディスクのドライブはもう装備されていないものが殆どである。ソニーは1981年に世界初の3.5インチのディスクを商品化し、ピーク時の2000年には国内で4700万枚を出荷している。が2009年には850万枚にまで落ち込んだ。現在は中国に委託生産している状態だ。30年間の文化だった。

a novel「The Eighth Day」by Mitsuko Kakuta

2010-04-23 13:48:59 | 読書

図書館の「英語の本」コーナーでMitsuko Kakutaと言う作家の本が目に止まった。聞いた事の有る名
だと思った。手に取って裏表紙を見ると、この作家の書いた本で以前に英訳された本の表紙が写真に載っていた。「Woman On The Other Shore」(対岸の彼女)と言うタイトルの本で、この作品でこの作家は直木賞を取ったのだった。この英訳された本を読んでみて、途中で読むのを止めてしまった記憶が有った。内容が女性が読むものだと言う感じがしたからだった。
この目に止まった本は「The Eighth Day」と言うタイトルになっている。原題は何というのだろうと思って、同じく裏表紙を読んでみると、粗筋が書かれてあった。ある女が自分の浮気相手の男の子供を誘拐し、逃避行を続けると言う内容のようだ。今度は面白そうだと思った。

米国民の高塩分食生活が浮き彫りに=IOM調査

2010-04-22 09:58:09 | 暮らしの中で
アメリカで加工食品を食べたり、レストランで食事をしただけで、ナトリウム摂取量が連邦政府が定める基準の上限に達してしまう可能性があると言う。 全米科学アカデミー(NAS)傘下の医学研究所(IOM)は20日、高濃度の塩分を含む食事が、国民の高血圧や心臓病のリスクを高めているとのリポートを発表した。

IOMは、米国FDAがナトリウム含有に関する強制力を持つ安全基準を設けるべきとの見解を発表した。NASでの研究は、健康政策の決定に強い影響力を持っているのだ。
ナトリウム含有量が今後数年の間に大きく減少するのを消費者は目の当たりにする可能性がある。食品大手ゼネラル・ミルズやクラフト・フーズなどは、塩分がもたらす危険に対処するための製品改良を約束している。
 ニューヨーク市は向こう5年間でナトリウムの含有量を自主的に25%減らすよう食品販売業者に要請している。
 ヨーグルトの「ヨープレイト」やシリアルの「チェリオス」といった有力ブランドを持つゼネラル・ミルズのバイスプレジデント兼技術担当のスーザン・クロケット氏は「食品技術者は非常に複雑で技術的な課題を抱えることになる」とし、「ナトリウムを削減しても、十分に美味しい商品である必要がある。消費者が塩を振りかけるようなことがあってはならない」と述べた。
 レストラン業界の主要ロビー団体、全国レストラン協会(NRA)は「国民の食習慣への対処や国民の健康状態の改善といった複雑な問題を反映していないナトリウム含有量の自発的削減」に反対する、と表明した。NRAは独自にナトリウムの削減に取り組んでいる。

 

日本語入力ソフト

2010-04-21 10:15:57 | パソコン

私も昔は日本語入力ソフトは「ATOK」を使っていた。時代がウィンドウズに変り「Microsoft IME」ばかりを使うようになり、それに慣れてしまって、他の日本語入力ソフトの事を気に掛けなくなった。
「パソコン教師の日記」と言うメルマガの作者、西久保希光さんがあるパソコン雑誌に色々な日本語入力ソフトの使いやすさを比較した記事を見つけたそうだ。三大日本語入力ソフト「ATOK」「Microsoft IME」「Google 日本語入力」の実力を検証した比較が載って居り、それによると、なんと、昨年12
月に公開された、無料の「Google 日本語入力」がダントツの1位だったそうである。
そのソフトはどんな長所を持っていたのだろう。因みに最下位は「Microsoft IME」、純国産の「ATOK」も形無しだと西久保さんは言っている。
「Google 日本語入力」は下記サイトからダウンロード出来るそうである。
http://www.google.com/intl/ja/ime/

裁判員裁判 参加に8割消極的

2010-04-20 09:49:45 | 新聞

去年8月から実施され始めた裁判員裁判への参加について、8割の国民が消極的なこと
が最高裁の調査でわかったと言う事だ。調査は1~2月に20歳以上の2037人を対象
に行われ、2010人から回答を集計したものである。
裁判員になることについて消極的な回答者のうち76%は「被告の運命を決めるため負担が重い」としている。まだ始まったばかりのこの制度の持つ意味を政府はもっと国民に理解させるべきだと思う。皆で住んでいる国だから、普通の常識と普通の感情を持つ皆で被告に判断を下すと言う事
が大切なのだ。高度な法律の知識などより通常の国民の通念としての情緒ある気持ちで人に判断を下す事こそもっとも大切な事なのだ。裁判員制度と言う国家の機関を通して、その判断が個人の判断ではなく、国家の判断になるのである。日本人は平和や安全を国や権威などと言うものから貰ってきた。自分や家族の平和や安全について、これからは一つの手段として一人でも多く裁判員と言う形を通してでも働きかけをする必要が有ると思う。
裁判員と言う制度が国家の制度である以上、自分が被告の運命を決めるのではなく、裁判員の総意が国家の判断になり、それが被告の運命を決めるのである。