今シーズンは、ひさびさに楽しみなドラマが!
「不適切にもほどがある!」 宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演なんですが、脇役陣も芸達者で、いちいち笑う。昭和の小ネタも満載(=ま、ワタシ世代には当然ながら受ける)。
夕べは第二話でしたが、睡魔にあらがってリアルタイムで観ました。録画やTverでみるとやっぱり旬感覚がちょっと減るのね。
阿部サダヲさん、はまり役すぎるでしょ。仲里依紗さんも最近NHKの『大奥』でお〜、素晴らしい怪演と思っていたけど、今回も期待を裏切らない。
磯村勇斗くんも注目している若手俳優さんでしたが、ここにきて二役を見事に演じ分けて、とりわけ”ムッチ先輩”で弾けてる。
吉田羊さんもまともそうでまともでない、キヨシの母親役で、ぴりっと山椒のように利いてますね。
というわけで、「不適切にもほどがある!」は金曜夜の癒やしの1時間になりそうです。
でも金曜が待てない。
一話目はTver で見直して、二話目は録画したのを見直した。みればみるほどディテールの凝り具合に驚かされ、3度目みたくなります。
昨今のテレビはクイズものというか物知り合戦が多い。けっこう疲れる。そんなコアな情報知ってどうすんの、って感じ。そういう意味では「チコちゃん〜」とか「突撃カネオくん」とか、疲れる(例外的に好きなのは「探検ファクトリー」)、疲れているときにはチャンネル変える。
一方で「不適切にもほどがある!」のような、芸達者な人たちが抜群の間(ま)でぐいぐい話を転がしていくドラマは、音声だけでも響く。ミュージカル場面もあるしね、エンドレスでつけっぱなしてても飽きない。クドカン万歳ですよ。編集のセンスもいいよね。