無事、重責を乗り越えて、今晩は寝ます。

ようやく一段落！

 

今日の午後は、日本写真芸術専門学校でセバスチャン・サルガド氏の講演通訳、無事終了。

奥様のレリアさんも壇上で講演に参加されましたので、最後は、結婚５１年で今なおアツアツのお二人のおのろけで拍手喝采で終了。

 

この数日、プレッシャーで『セバスチャン・サルガド　地球へのラブレター』を２度観て、最近出版された彼の自伝を読了するくらいのことはしましたが、その成果があったのか、いつもは（これで４度目かな、彼の講演通訳？）彼のポルトガル語なまりのフランス語を聞き取るのに苦労するのですが、今回はわりにスッっと。

サルガドさんのフランス語がわかりやすくなったのか、私の耳が慣れたのか・・。

 

洗練された高級中華もいただいたし、ヨーグルトシャーベットも美味しかったし、ほっ。ひさしぶりに満腹するまで食べました。とにかく今晩は久々にストレスフリーで寝させていただきます＾＾。

そして明後日から連休を利用して、久しぶりに母に顔を見せに帰ります。

この時期、関西が故郷の人は、けっこうお墓参りをするようですよ。まだ紅葉にはちょっと早いので、それほど満員でもない京都。

 

母にとっては短すぎる滞在かも知れませんが、しかたないよね。秋は仕事があってありがたい季節ですから。

感謝しながら、今晩は誘眠剤を飲まずに寝られるかな。Bonne nuit  zzzz  -----

 

 

 

『シーズンズ ２万年の地球旅行』にどっぷり。

生きてます。

息絶え絶えでしたが、なんとかもちこたえました。

先週は１月中旬に公開の『シーズンズ　２万年の地球旅行』の監督の通訳で、東京国際映画祭のレッドカーペットを歩きました。日本語ナレーションを担当して下さる鶴瓶さんと木村文乃さんといっしょでした。

鶴瓶さんも文乃さんもものすごい人気なので、数歩進むたびにメディアの人たちに呼び止められて、あの短距離を４５分かけて歩いたという・・。

でも、鶴瓶さんの気配りがすばらしく、必ず「こちら監督のジャック・クルーゾさんです」とメディアの方々にふたことめには紹介して下さるのです。

で、クルーゾ監督もネイチャードキュメンタリーの監督だけあって、とっても謙虚。ウイウイと笑ってうなずくばかりで、映画の宣伝あまりなさらないので、もったいない、もっと宣伝して下さい！　と、促すのですが・・・。いや、神さまは人柄をちゃんとごらんになって、後々、ご褒美を下さると思います。

本作は大スクリーンでぜひご覧下さい。すばらしい映像です。

できればフランス語オリジナルの字幕バージョンと、吹き替えバージョン両方とも！

大迫力で映像が迫ってきますので、２度目に観てようやくディテールに目が行く、という、反芻咀嚼可能タイプの映画です。

 

ぜひ。

カステルバジャックさんのチャーミングな後ろ姿

きょうは東京モード学園でフランスモードの大御所カステルバジャックさんの講演通訳でした。

Petit Bateauとのカプセルコレクションのショーで来日されているんですが、ほんとチャーミングなムッシュ、と感動します。前回３年前もお会いしてますが、ますますハジケてる感じ。

「僕は踊るの大好きなんだ」と、のっけから、お尻ふりふりダンスをバックシャンで３００人を超える学生たちの前で披露されるんですから、やっぱりアーティストは違う。ファッションデザイナーを超えてます。

アルコールが一切入ってなくてこのノリです。

カステルバジャックさんは後ろ姿がカワイイ（若い子みたいにジーンズのヒップをちょっとずらしてはいておられます）ので、このオープニングは学生を魅了したことと思います。

しかもエンターテイナーなので、講演と言っても通訳もそれなりに楽しみながら、でもドキドキですけどね、ぜんぶアドリブですから・・・。

どこに話が行くのだ・・、ああ、そう来るか・・・。話の落ちがはんぱじゃないな。

大物は違います。

疲れて、生活レベル低下中。

このところ、息が浅いらしく、胃が張ってしんどいです。

息が浅いというのは緊張の日々が続いている、ということなのですが、翻訳も締め切りに追われるし、司会の台本も覚えなくちゃいけないし、へとへとです。

 

でも、ほぼ全て無事に終わり、いや、まだ月曜の午後も人前で通訳だ。

気が抜けません。と言っているまに東京国際映画祭です。こちらはグリーンカーペットもあれば舞台挨拶も取材通訳も、と、お腹が張るなんて言ってられませんよ、とほほ。

 

夕べも眠剤飲んだのに２時まで寝られなくて、くぅ～、また起きだして、甘めホットミルクでようやく・・・。神経が疲れてるんですね・・。

 

だからあまり辛抱がありません。バスよりタクシー。狭いカフェはいや。まずいご飯もいや。と言いながら、時間もないし、コンビニで買っちゃったりします。

それでも、これじゃお弁当を買ったことのない料理上手な吹石一恵のような良い奥さんになれないわ、と、全く比較不可能な比較をしながら、ちょっと罪悪感をしずめるため、コンビニで食事を買ったあと、料理雑誌を買い足す、という。

大豆と野菜特集だったんですよ、クロワッサン特別編集誌。

大豆は好きだけどいつもワンパターンだし、野菜あまり食べないからね・・・、ちょっとがんばらなきゃ。

 

 

 

 

 

 

 

「バードビープル」満足。

翻訳三昧といいながら、

映画は別腹。最終上映の『バードピープル』のレイトショーに駆けつける。

あ、やっぱりフランス映画だなあ。好きだなあ。

アナイスの表情がいいよね。

映像の余韻があって好きだなあ。ホテルが舞台の映画はだいたい好きですね。

先週はシャンタル・アッカーマンの訃報。彼女の作品で「アンナのランデブ／Les Rendez-vous d'Anna」でしたか。

好きでしたね・・。ベルギーのホテルが舞台でした。

 

 

いろいろ考えましたよ。このビジネスマン、仕事も家族もぜんぶ捨てても、貯金いっぱいあるんだろうな～、だから捨てられるんだろうな～。

それで、新しい人生を新しい恋人と、なら、いい人生だな～。

ある意味、フランス的だ。

やっぱり、自己中になるべきなのだ。

と言いながら、そうはいきませんよね、日本人。