B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

誰もが、わたしの若草物語

2020-06-27 19:06:17 | シネマ&芝居

さっそく映画館へ。

わたし世代には、原題のLittle Womenでも フランス語のLes Quatre filles du Dr.Marchでもなく、まさに若草萌ゆる四人姉妹の『若草物語』です。小さい頃は、少年少女向けのダイジェスト版で読みましたが、

非常に影響されましたよ。おてんばで作家志望の次女ジョーが、家族のために自慢の長い髪を売って、お金にするというエピソードには、わあ、すごい思い切り、と衝撃を受けました。

今回の映画は、アイルランド系の女優さんがジョーを演じていますが、爽やかでボーイッシュで、でもやっぱり乙女で、わたしも彼女と一緒に野原を駆けたい気分でしたわよ。

本作の前の映画化、ウィノナ・ライダーが出演しているバージョンも、すぐに観に行った記憶がありますが、

なんでしょうね、『若草物語』マジックみたいな女の子なら誰もがグっとくる魅力がこのストーリーにはあるんですよね。4人姉妹が、ケンカしたり泣いたり笑ったり、それはそれはかしましいのですが、ちょっとうらやましさもあって。谷崎の『細雪』に通じるものもありますかしらね。

(ちなみに『細雪』のフランス語タイトルは「四人の姉妹/Quatre soeurs 」でしたっけ)

 

ファッションは19世紀ですから、いくらガーリーでも今の時代になかなかとりいれにくい、腰をしぼった、ロング丈のワンピースですが、ジョーの寝間着、ネグリジェというには素朴なコットン生地のナイトウェアがとても可愛くて、あ、こういうのどっかに売ってたら、買おうと、スクリーン見ながらすでに算段してました。

 

感染予防で、入館前にはちゃんと検温して、席ひとつあけて、マスク着用。

上映後の女子トイレは長蛇の列なので避けて、下の階の誰も入ってないトイレを使いましたよ。

あとになって心配になるようなことは避けましょう、ですからね。

 

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雨の週末に京都・新風館へ

2020-06-17 21:49:35 | ひとりごと

新風館/ShinPuhKan が二度めのオープンです。

旧新風館オープンが2001年。当時、母と出かけて、確か生地屋さんでスカートを仕立てるための黒レース模様の生地を買った記憶があります(=この生地はスカートになる機会のないまま実家に眠っています・・・)。

母は可愛いスタンプセットを買いましたね。(=これも食器棚の引き出しに眠っています・・)

烏丸御池駅の近くなので立地は悪くなかったのですが、なんでしょうか、当時は地味な印象でした。

そして2016年に閉館。

今回2020年は再びの開業ですが、コロナ禍でオープンが遅れて、この6月11日にようやく!

というわけで、雨の中、オープン最初の週末に出かけました。館内にはアップリンク京都が入りましたから、これは一度みておかなければ!ということです。

 

まだまだ感染予防対策が厳しいので、人数制限があり、入り口で整理券をもらって入館。

でも、アップリンク京都やエースホテル京都に用がある人は、整理券なしで直接入れる入り口もあります。

わたしは、「映画関係者です」と言い切って(=嘘ではない!)、列をせずに入らせてもらいました。

 

 

今は、「見逃した映画特集」が6週間で113作品ですから、きょうは何やっとるんかいな、とちょっと検索してから行くのがいいですね。毎日、複数の映画が入れ替わりでかかってますからね。

売店もあれば映画の関連グッズコーナーもあって、展覧会によくあるビデオ上映室みたいな空間で特別映像を観られたりりします。なので早めに行っても待ち時間、手持ちぶさたということはないかな。

ただ、今回は映画一本を観る時間はなかったので、その後、エスカレーターで新風館視察へ・・・。

あらあ、雨に濡れた中庭、なかなかいい感じ。

この手前左にある彫刻が、京都在住の名和晃平さんの作品(=フランスでのジャポニスム2018ではパリのルーヴル美術館のピラミッドに透けてみえた黄金色の彫刻が名和さんの作品でした。すごいことです! 一度、アトリエでフランス人対象に通訳をさせていただいたことがありますが、その発想の斬新さと素材のユニークさ。私の日常ではおそらく使わないであろう単語をにわか覚えで口にしていたような記憶があります・・・)。

滴が地面に落ちて広がる様子を表現しているらしいですが、たしかにお寺の吊り下げ型の「とゆ」を想起させますね。

 

おトイレもグリーンの丸いタイル張り、モダンなデザイン。誰もいなかったので思わず写真撮りましたわ。

木の使用もそうですが、この丸タイルの色味が和なんです。なでなでしてきました。

京都ぽい和の色味は、宴会場のフロアーにも。

この日は誰もいなくて!(まだオープンして3日目ですし、このコロナご時世で宴会も当分開かれないでしょうから)堂々と待合いスペースで写真を撮れる環境でした。

贅沢。

新風館の前身は1926年に竣工した「旧京都中央電話局」。

設計は近代モダニズムの先駆者:吉田鉄郎さんらしいです(=コンセプト・ブックより)

なので、京都市指定・登録文化材に登録されている建物自体もそうですが、その精神を受け継いでか、内装も京都の伝統とモダンを融合したデザインになってますよね。

アメリカ系の「エースホテル京都」も入っているのですが、きっと部屋のインテリアはそんな感じなのかな。

まだインバウンドが戻ってない今こそ、泊まるチャンスですよ。

 

というわけで、雨の京都もよろしおした。

帰りに寺町京極でスニーカーもみつけたし! (=これがたまたまパリのブランド。抗いがたい誘惑に勝てませんでした。その後、NHKのEテレの英会話番組をなにげに見ていた時、英語の先生が色違いを履いていらっしゃるのをわたしはみつけてしまった。毎週お履きになっているのか、今度、チェックしようと思います)。

 

 

 

 

 

 

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ガーデニングというか庭仕事

2020-06-11 10:30:53 | 京都の田舎から

実家の庭はだだっぴろく、高低木が折り重なるように茂っているかと思うと

ここは嵐が丘?というような荒れ地パーツもあり、ガーデンという呼称でイメージされるいわゆるお花を植えている空間は少ないのですが

母がいっしょうけんめい種や苗を買っては、植え替えて、水やって、自分のお庭に愛情を注いでいるのを

目にしては、ほうっておくわけにもいかず、

日が落ちる少し前の時間を見計らって、母といっしょにガーデニングしています。

 

もちろん日除けマスクに麦藁帽、ゴム手着用で、日焼け対策万全です。

おとついはゼラニウムの鉢替え、きのうはエキナセア(キク科)を狭っくるしいプランターから、地面に戻しました。

とりわけエキナセアは日照りでほとんど精気を失っていたのですよ。

堅い堅い土をクワとシャベルで掘り起こすのは私の役目。そこに腐葉土を注入。

翌朝、しっかり根付いてくれているのを見ると、充実感ありますよ。

 

今日明日は雨が降るようなのでちょうどいいですね。

鳥も啼いてます。

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お出かけは京都のなじみの庭へ

2020-06-09 22:09:09 | 京都の田舎から

京都は暑い!

昨日、34度でしたよ。

東山の無鄰庵(=山縣有朋の別荘の自然主義的庭園)がちょうど人数限定の予約制で、当日では無理かなと思いましたが

電話をしたら大丈夫とのことで、一時間ずつの交代制ですが、15年ほど前に母と行ったことがあるので、広さもわかっていましたし、一時間あれば十分と出かけました。

 

 

こちらは洋館からみたお庭。

 

母屋と茶室と洋館(一階はもともと蔵、今は展示室)側から庭をみると

ちょうど東山の一部が背景に見えます。

今は花菖蒲の季節。高低をつけた小川が流れていて、水音も涼しげです。

シラサギも鴨さんもいる!

京都市所有ですが運営は植木屋さんに任されていて、手入れは万全。

この日も植木屋さんが入ってました。

ふつ〜うの時間が流れている感があり、癒されました・・

 

でも、庭園を出てからが暑かった!

まあ、あまり人は歩いてませんね、さすがに。

 

インバウンド狂騒期の頃に比べて、本来の京都を取り戻したような、ちょっと安らぎます。

バスに乗ってくる人たちはほとんど無料パスのシニアの方々。地元の方ですね。

ちょっと前まで、スーツケースと観光客を縫うように車両前方に移動するのがおそろしく大変だったことを思うと

シニアの皆様、今はこの酷暑の中、マスク着用とはいえ、はるかに快適なのではないでしょうか。

 

これも小休止のひと時なのかも知れませんが・・・・

 

 

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