B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

『シンプルな情熱』

2021-06-30 09:51:31 | シネマ&芝居

いよいよ、7月2日、話題作アニー・エルノ原作Passion simple の映画化『シンプルな情熱』公開です。

バレエファンの方々には、あのバレエ界の異端児セルゲイ・ポルーニンが!というトキメキ倍増は間違いなし。

6月の彼の来日公演はキャンセルになったので、ちょうど嬉しいタイミングのことと思います。

って、なんだか他人事みたいな話し方ですが、映画を観たときは、あまりにもかっこよすぎるアレクサンドル(=ロシア人既婚男性。生活感ゼロ)に反発してしまった。

関西のおじさん風に「こんなヤツ、おらんやろ」と突っ込んだわけですが、レバノン出身のダニエル・アービッド監督によると「アレクサンドルは恋する女性のファンタスムが創り上げた創造物よ。人間じゃない、神よ」ということなので合点。そっか、そっか。

実際、ネットで彼が素の自分でインタビューに答える姿をみると、あれ、意外にシャイ?と好感度アップ。二度目に観たときは「がんばってるね、セルゲイくん」と、冷静に作品を楽しみました。

R-18指定ですが、繰り返し登場するセックスシーンは物語の時間経過、2人の感情の変化とともに仕草や視線が微妙に進化していくというので、あらまあ、監督、細かいですね! そりゃそうだ。毎回、同じならそれはポルノかAVです。閉じられた空間のオレンジ色のランプ光ではなく、あくまでも白昼の光の中という演出に、シンプルな情熱、恋することの幸せを肯定する監督のこだわりを感じます。

ヴァーチャルで恋してる場合じゃない!って気分になりますよ。

 

 

映画『シンプルな情熱』公式サイト。7月2日(金)Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー

 

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そそられるのは恋愛喜劇か、スタイリッシュなファンタジーか

2021-06-27 21:41:25 | シネマ&芝居

近頃、わたしの中で、喜劇俳優としての中井貴一さんの株が上がってます。

三谷幸喜監督の『記憶にございません!』の主演が思いの外、はまっていて、作品自体もよく出来ていましたが、とても好印象。

その後 動画配信で彼がダブル主演の『共演NG』を見直しました。

テレビ東京で放映中も欠かさず観ていたのですが、鈴木京香さん(=いい感じに年齢を重ねておられて、最近、かなり好き。不機嫌な表情、中井貴一をにらむときの目力が素敵。なので朝ドラだと完璧に良いお母さん役なのはちょっとつまらない)との掛け合いが非常に楽しくて、ストーリーはわかっちゃいるけど、おふたりの演技を味わうべく観るという感じ。

脇を固める俳優陣も揃ってましたしね(リリー・フランキーと猫背椿さんの抜け感と、小悪魔的若妻の山口紗弥加さん!いつも笑う!)。

行きつけの美容院で若い美容師くんから動画配信の新情報をいろいろ仕入れてくるのですが、彼と私は「絵がきれいか」「おしゃれか」という点で好みは合致するのですが、怖い系や若者の恋愛系はさっぱりささらず、翌月のシャンプー台で「観ましたか?」「ごめん、最初の5分で観るのやめた」と打ち明けることになります。

今は『クルエラ』が推しとのことで、うむ、どうせ観るなら大きいスクリーンで観たい。

上映されている都心の映画館は意外にミニシアター系なので迷ってます。

 

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ルパン、がんばれ

2021-06-18 21:46:52 | ひとりごと

『ラブ・セカンド・サイト』、観てくださる人からコメントが届いていて嬉しいです。

ユーゴ・ジェラン監督は、今、ネットフリックスで配信中のシーズン2のLupin/ルパンの監督してます。

前半のエピソードはクレジットを無視していたのでわかりませんが、少なくとも4と5のエピソードは、ユーゴ・ジェラン/Hugo Gélin です。がんばれっ!と手に汗握ります。

今、佳境なのですよ。

パリのカタコンブ(地下墓地)の秘密通路に潜り込んだり、シャトレ劇場だったり、スケールが大きくて、たぶんCGでしょうけれど、楽しい。

ルパンはわたしの小学生時代のアイドルでしたから、負けるな、悪徳富裕族に!

あ、最近、ねずみ小僧が意外にそんなに志の高い人物でなかったという記事をどこかで読みました。

そんな、夢破れるようなこと言わんといてほしいわ。

 

 

 

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ようやく平和な朝

2021-06-18 12:18:49 | ひとりごと

ようやく一連のプレッシャーから解放されました。

初の自作原稿も無事、提出。オンライン通訳も昨晩で一段落。

ひさしぶりの安堵の朝です。

 

ここ2週間、右目が一部、充血してるのに眼科にも行けなかったので、

きょうはようやく思い切って行きますが、絶対、女の先生に叱られます。

家にある点眼薬でなんとかなるかなと思ったけどならない。

バイ菌が入ったのか、疲れ目なのか、とりあえずコンタクトレンズ装着をやめます(先生には、え、着けてたの!って言われそうです)。

 

そうこうしているうちに右足首をどこでねじったのか、微妙に痛い。

これも、前に臀部の筋肉痛の時にもらった湿布を貼って治そうと夕べから様子をみています。

そして、夕べはいつのまにかマスクのゴムで頬の下部が赤くなってることに気付く。ああ、夏ですもんね、肌トラブル増えそう。

いろいろプチ問題多し。

 

今年から飲んでいる漢方薬は調子がいいので、毎朝、食前に二包。コップ1杯も水は飲まないのに、お腹がふくれて、朝食への意気込みが減少。

途中で、パリの夜更かし友達に電話して、1時間半話し終わってまた残りを食べ始める。昔は、待ちかねたように朝食も食べたのになあ。

年齢と共に食が細くなるってほんとですよ。

好きなはずの牛肉でさえ、量をいくのはつらくなってきた。

豚と鶏はもうほぼミンチ以外、はずしてます。

 

って、好みの問題? 無理しなくなったってことか。

好き嫌いを肯定する。なので、食べ始めていつも後悔するピーマンとキャベツとブロッコリーはあえて自分では買わないとか。

買わないものいっぱい増えてますよ、最近! とうとう納豆にも

反旗を翻しました。体にいいって言われてもね、喜びがないものは食べない。

なんてことをしていたら、体が反旗を翻すかもです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ちょっと一歩下がってがちょうどいい

2021-06-13 10:35:07 | ひとりごと

今、たまたま日頃やらないことに挑戦していて、苦しんでます。

え〜、苦手かも〜。自分の考えを原稿に書くのは、ブログ(=原稿じゃない!)ぐらいしか経験ないですから、筆者になるのはとても苦しい。

通訳と翻訳という黒子的存在で生きてきて、それが性にあっていると思っていたので、

自分が前に出て発言に責任をもつのは、くらくら、苦手。

人前に出るのはそれほどしんどくないけれど、自分の言葉で話すのはまたべつもの。

今まで無責任人生を送ってきたな〜と思う。

子どもの頃からそうでした。

小学校の時から学級員でクラスの前で話すときも、私は副学級員長っていうのかしら(=言い方、忘れました)、学級員長(=男子)と生徒のやりとりを黒板に書くだけでよかったからね。

人前に出る度胸は怖いもの知らずで保育所時代からあったみたいですが(=ピアノの発表会で集合写真、私は弾いてもいないのに最前列の真ん前に映ってる!なんの違和感もなく)、と言ったって、喋らないで良かった。

大人になってからも2人のサシの時はけっこうよく喋る。かなり喋る。

でも、3人以上になると聞き役に回る。

読者やオーディエンスが2人以上になると緊張する。

というわけで、このブログも数少ない読者の皆さん(=貴重な)に話しかけているので、続けられている気がします。

もちろん、通訳も翻訳も責任はあるのですけどね! 

 

 

 

 

 

 

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