きょう、ちょっと面白い偶然がふたつ。
昨日からうんうんうなって数字と格闘し、ようやく今日書き上げた確定申告(=すでに二週間遅れ・・・)。ぐったりゾンビ状態で税務署に提出しに行く。
帰り道、母から電話が入るも、気のきいた相づちを打つのも大儀なほどもぬけの殻状態。
「美味しいものでも食べてゆっくりしなさい」と母らしいアドバイスにうなずいたものの、わたしは知っている。
わたしの疲れを吹き飛ばすのは、美味しいものより、素敵な洋服との出会いだ。
ふらふらっと入ったことのないショッピングモールに吸い込まれて・・。
〜ガーリーなブランド入ってないかな〜と半ば期待せずに歩を進めると、あった。
わあ、ここにこのブランドが入ってるんだ、すでにテンション、数ランクアップ。
というわけで、可愛らしく素直な店員さんにつきあってもらって春から初夏にかけてのワードローブの調達に奇跡的に成功!
これで、とうぶん悩まずにすむ。 なんという安堵。
しかも、お安くあげられました、ホッ。
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洋服を買った日は、カフェでお茶せずまっすぐ自宅に戻るのが常(=すでに節約志向が働く)。
で、美味しいお茶を淹れて、おやつ(=パルミエのパイにビターチョコが半分かかっている。このチョコがことのほか美味しく、これも、今日のもうけもの)。
録画してある朝ドラ「まんぷく」を見ながら、バリバリ。ごくん、ごくん。
福ちゃん行きつけのカフェ「白薔薇」のシーン。私の目は、なぜか福ちゃんではなく、壁に貼られた昔の洋画のポスターへ。
ん? 「Morning Glory あさがお」のタイトル。え? Morning Glory ?
その時、私がごくごく飲んでいたお紅茶がまさにMorning Glory 。なになに!?
すぐさまネットで「あさがお」というタイトルの映画を探すも、これはどうやらフェイクらしい。で、知ったのが「あさがお」が英語でMorning Glory だという事実!
うっそ。フランス語ではそんな意味深な名前違いますよ、あさがお(=ちなみに仏語でvolubilis )。
まあ、じゃあ、二日前、マリアージュフレールの店員のお兄さんに「ほら、名前もモーニング・グローリーですよ、朝の栄光、朝から気分あがりますよ」と勧められて買ったばかりのお茶がMorning Glory。
確かに去年かな? 初登場したときには、いつもの私の定番のお気に入りより若干高めだったので、お金が入った時に買おうかな、と思っていたのでよく覚えている名前でした。朝からキャラメル感満載のゴージャスな香りのお茶で、ミルクを入れたら最強、というふれこみでしたので、よし、今が買い時と、アプリコット&ローズ&ベルガモットのVerandaにプラスしたのでした。
でも、あの店員のお兄さんもまさかMorning Gloryが「あさがお」とはご存じないと思いますよ。匂い立つ甘いキャラメルの香りに、光輝く朝の栄光・・のきらめきは確かにありますが。
今度、行ったら、お兄さんににわか仕込みのうんちくぶつけちゃおう!
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本当は本日もうひとつプチ発見がありました。今朝BSで放送された「スワンの恋」を録画で観ていましたら、クレジットされてるヴァイオリニストにイヴリー・ギトリスが! なんとなんと。
いちど通訳させていただいたことがありますが、1983年頃のギトリスを「スワンの恋」で見いだせるとは、「失われた時を求めて」ならぬ、「失われた時を見つけて」でした。
なんや、他愛ないなあ〜。でも、日本人はささやかな幸福に幸福感を見いだす国民らしいですよ。わたしも日本人。