B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

たわいない、でも嬉しい偶然ふたつ

2019-03-29 21:23:04 | ひとりごと

きょう、ちょっと面白い偶然がふたつ。


昨日からうんうんうなって数字と格闘し、ようやく今日書き上げた確定申告(=すでに二週間遅れ・・・)。ぐったりゾンビ状態で税務署に提出しに行く。

帰り道、母から電話が入るも、気のきいた相づちを打つのも大儀なほどもぬけの殻状態。

「美味しいものでも食べてゆっくりしなさい」と母らしいアドバイスにうなずいたものの、わたしは知っている。

わたしの疲れを吹き飛ばすのは、美味しいものより、素敵な洋服との出会いだ。

ふらふらっと入ったことのないショッピングモールに吸い込まれて・・。

〜ガーリーなブランド入ってないかな〜と半ば期待せずに歩を進めると、あった。

わあ、ここにこのブランドが入ってるんだ、すでにテンション、数ランクアップ。

というわけで、可愛らしく素直な店員さんにつきあってもらって春から初夏にかけてのワードローブの調達に奇跡的に成功! 

これで、とうぶん悩まずにすむ。  なんという安堵。

しかも、お安くあげられました、ホッ。

***

洋服を買った日は、カフェでお茶せずまっすぐ自宅に戻るのが常(=すでに節約志向が働く)。

で、美味しいお茶を淹れて、おやつ(=パルミエのパイにビターチョコが半分かかっている。このチョコがことのほか美味しく、これも、今日のもうけもの)。


録画してある朝ドラ「まんぷく」を見ながら、バリバリ。ごくん、ごくん。

福ちゃん行きつけのカフェ「白薔薇」のシーン。私の目は、なぜか福ちゃんではなく、壁に貼られた昔の洋画のポスターへ。

ん? 「Morning Glory あさがお」のタイトル。え? Morning Glory ?

その時、私がごくごく飲んでいたお紅茶がまさにMorning Glory 。なになに!?

すぐさまネットで「あさがお」というタイトルの映画を探すも、これはどうやらフェイクらしい。で、知ったのが「あさがお」が英語でMorning Glory だという事実!


うっそ。フランス語ではそんな意味深な名前違いますよ、あさがお(=ちなみに仏語でvolubilis )。


まあ、じゃあ、二日前、マリアージュフレールの店員のお兄さんに「ほら、名前もモーニング・グローリーですよ、朝の栄光、朝から気分あがりますよ」と勧められて買ったばかりのお茶がMorning Glory。

確かに去年かな? 初登場したときには、いつもの私の定番のお気に入りより若干高めだったので、お金が入った時に買おうかな、と思っていたのでよく覚えている名前でした。朝からキャラメル感満載のゴージャスな香りのお茶で、ミルクを入れたら最強、というふれこみでしたので、よし、今が買い時と、アプリコット&ローズ&ベルガモットのVerandaにプラスしたのでした。

でも、あの店員のお兄さんもまさかMorning Gloryが「あさがお」とはご存じないと思いますよ。匂い立つ甘いキャラメルの香りに、光輝く朝の栄光・・のきらめきは確かにありますが。

今度、行ったら、お兄さんににわか仕込みのうんちくぶつけちゃおう!

***

本当は本日もうひとつプチ発見がありました。今朝BSで放送された「スワンの恋」を録画で観ていましたら、クレジットされてるヴァイオリニストにイヴリー・ギトリスが! なんとなんと。

いちど通訳させていただいたことがありますが、1983年頃のギトリスを「スワンの恋」で見いだせるとは、「失われた時を求めて」ならぬ、「失われた時を見つけて」でした。

なんや、他愛ないなあ〜。でも、日本人はささやかな幸福に幸福感を見いだす国民らしいですよ。わたしも日本人。

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苦みの利いた夢幻の世界

2019-03-22 10:12:36 | アート・文化

 

 

岡上淑子コラージュ展@東京都庭園美術館。

先日、暖かな午後に庭園を散歩してから、じっくりと鑑賞いたしました。

もうずいぶん前に毎日新聞に紹介されたのが前回の東京での展覧会でしょうか。白黒の作品がほとんどなので新聞紙面でみても、そのシュールでエレガントなスタイルに、うわ、好み!と心惹かれていましたが、最近の高知県立美術館での展覧会にはさすがに行けず、展覧会と同時に出版された本を購入して、きっといつか必ず、と思っていました。


なので、念願かなってようやく、岡上淑子さんの作品の全貌に触れることができて、とろけるような至福の時間。

ね、ちょっと面白いでしょ。

現実の世界に疲れたら、苦みの利いた夢幻の世界へようこそ!ですよ。


 

 

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和やかな取材続行中

2019-03-20 08:39:16 | シネマ&芝居

12年ぶりの来日、ロマン・デュリスくん取材中!

『パパは奮闘中!』の好演がフランス国内外で評判。

デュリスが、ひとりで子育てに奮闘するのはなかなか初々しい。

監督はベルギーとフランスのふたつの国籍をもち、現在はベルギー暮らしのギヨーム・セネズ。本作が長編二作目ですが、ベルギーの映画学校でスキルを身につけ、かつ繊細で奥ゆかしいセンスで有望です。

そしてデュリスの少年のような笑顔はいまなお健在。

いい年のとりかたしてますね。

取材では、「以前、インタビューしました!」という記者さんも多く、和やかな再会シーンが繰り広げられます。

わたしは彼とは初めての仕事ですが、リラックス、リラックスを心がけてます。

映画は4月27日に新宿武藏野館で封切りです。


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ヴィオラ・ダ・ガンバはいい!

2019-03-16 20:32:04 | 音楽です。

詳しくはないですが、古楽好きです。

 

島根朋史(しまねともふみ)さんのチェロ&ヴィオラ・ダ・ガンバ リサイタル

〜フランス サロンの夕べ〜が、3月26日の夜7時から豊洲シビックセンターホール

 

ピアノフォルテが川口成彦さん(=先日NHK-BSでポーランドのショパン古楽器コンクールやってましたでしょ、川口さん2位入賞!)。


昨年末も同じホールで島根さん、川口さん、丸山さんのリサイタル、聴きに行きましたが、若い世代が古楽でがんばってる!

俄然、応援したくなりますよ。

今回は、古楽からモダンまで。わたしのお目当ては、M.de サント=コロンブ「無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバの小品集」ですよ!

わたしは確かアラン・コルノー監督の『めぐり逢う朝』で、初めてサント=コロンブを知ったのだと思いますが、うわあ、好み!(音楽ですよ)とすぐさまCD買いに走りましたもん。

マラン・マレ(=映画ではギヨーム・ドパルデュー)もいいし(=誕生日がわたしと同じ8月15日!なので好感度大)・・、同時代のいけ好かない感じで描かれているリュリも実は嫌いではない・・。

とにかくヴィオラ・ダ・ガンバの響きは心に沁みます。おすすめです。





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カーナビの恐怖

2019-03-16 12:19:29 | ひとりごと

かなり疲労困憊で福島は浜通り取材を終えましたが、充実度は100%といったところでしょうか。

前半は天候が悪くかなり絶望的な状況でしたが、最後の最後で、岩間海岸のサーファーさんたちに出会え、ホッ。

文字にすると「出会えた」と素っ気ないですが、岩間海岸にたどりつくまでに何人もの人に迷惑かえりみず、暖かい助言をいただいたことか、この場を借りて、最大級のお礼を申し上げます。

 

夕方にようやくランチにたどりつき、ホッとしたのもつかのま・・・

さあ帰ろうと、いつものようにナビをJ-villageに合わせて、しばし休憩と思ってましたが、なんか変? うん? 変? わたし行く先入れ間違えたかしら?と思うも、車を運転するジェレミーはすいすいと走行中。「あの、どっかで止めてくれない? 入れ直したい」と頼むも「止められないよ」と。どんどん高速を走る。しかも、なぜか仙台方面は通行止めになっている。

最初ナビは目的地まで42kmと出ていたのに、ずいぶん走ったにも関わらず47kmに上がっている!

カーナビって、こちらが方向変えると勝手にというか、親切にルート変更してくれるのが仇になって、理解不能に陥る。

ただでさえ方向音痴ゼロどころか、マイナス100くらいの方向音痴なのにナビの使い方もおぼつかない私。

ジェレミー「君の携帯のアプリで調べろ」。わかった、でもアプリでもJ-villageが見えてこない、目的地まで4時間21 分までって! ぎょぎょぎょ。

「貸してみろ」と言われて、携帯を渡す。「なんで、ルートがグリーン表示なんだ?おい、これ電車で行った場合のルートになってるぞ」

あらあ、わたしが電車利用者なのでアプリが勝手に、電車使用に設定するのだ!

アイコンを車設定に戻してホッとしていたら・・・四倉インター、緊急工事のため通行止めの表示!

え? 四倉通って帰るんだよ、私たち・・・

 

ジェレミが「おい、さっきのとこに戻ってきたぞ。ぐるぐる回ってるだけだ」

というところで、高速入り口の交通整理のお兄さんに「左に移動して下さい」と言われ・・・

「あの、緊急工事って何時からですか?」

「夕方からです」「うそ〜〜」わたしたちがいい気分で小名浜のイーオンでランチ兼ディナーを食べていた時に工事が始まったのだ! もう少し早く帰途に着いていたら・・・

「それで、工事、いつ終わるんですか?」「あと3〜4時間ですねえ、すみません」

はあ、わたしも緊急工事のハプニングまでは予想していない。

お疲れのフランス人に「ごめんなさい・・」。「君のせいじゃないよ」と言われつつも

1時間以内で帰れるところ2時間かかってホテルに戻ったのが22時。

一瞬、高速で郡山にまで行っちゃうんじゃないかって思った時は、怖かった。帰れただけでも奇跡。

 

翌日、ジェレミに「ユウコ、君はナビの研修を受けた方がいいな」とつっこまれましたわ。

確かに。レンタルする時には基本しか聞かないですからね。だから毎回、同じToyotaにしてるんですけどねえ。車も操作部のテクノロジーが進みすぎて、わけわからん、こと多々あり。

事故せず倒れもせず東京に戻ってこれて、これも奇跡です。はああ。

 

 

 

 

 

 

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