B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

猛ダッシュでやってきた夏に思案中

2022-06-28 10:31:15 | ひとりごと

こんなに急に梅雨が明けて早速、猛暑だなんて・・・日本の長い夏・・の天気予想図だけで

もうぐったりです。

今朝、決断しました。朝食のいつもの紅茶はきっぱり諦め・・・明日からは水出し紅茶の出番ですね・・・・

う・・・・ん。冷凍庫にはアイスクリームもパンナコッタアイスも準備万端で待機しているのですが、これ、長い夏のあいだ中、お世話になったら確実に秋にはおなか周りがあぶない。

コロナ禍で動かないぶん、クッキーとチョコの量を減らしてようやく慣れてきてたのに、これじゃ台無しよ!

猛暑でも動かないもんね。

昨日、兄貴んちにWifiルーターを借りに直通バスでとんぼ返りで往復した。影のないバス停で待つあいだ(=行きと帰りで合計20分は炎天下で待った・・)、あ〜熱中症になりそう・・な恐怖。真っ昼間だったので温度は37度。

これはもう陽炎が立つ京都の夏に負けないくらいの灼熱。

先が思いやられます・・・。

しかも、今週末は京都の実家だし。飛んで火にいる夏の虫ですよ。

でもね、こないだ出張先の京都で仕事が終わってひさびさの大丸京都。

きゃ、楽しい! 大丸京都は子供の頃から夏休み、母と連れだって爆買いに通った思い出の場所。もちろん高島屋も藤井大丸も行きましたけど、大丸はまたちょっと特別。

京都のデパートはキンキンに冷えてますしね(=過去の話)。快適。

で、早速、一階の婦人帽売り場に二日間通い、思い悩んだあげく、手作りの麦わら帽を買ってしまった。で、麦わらの色はピンクボルドー。大きめのリボンはボルドー。めったに出会わない色、しかもフォルムはクロッシュ(鐘形)で、前と後ろのつばの広さの異なるおしゃれさん。

でも・・よくよく考えたら、この暑さで帽子かぶったら、逆に放熱しなくて暑くない?

汗まみれでボルドーのリボンに塩がふくなんていやだ! 

なので、今年の夏の出番は少なそうです・・・。

秋口を待つかなあ。

 

 

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『オフィサーとスパイ』はツボでした。

2022-06-27 09:45:26 | シネマ&芝居

梅雨はまだ終わっていないのに、こう急に暑いと不意を突かれて調子が狂う・・のが

悔しいので、淡々と日々、過ごしてます。

6月はフランスのバカンス前の年度末で駆け込みの仕事もありますが、

来月になればぐっと静かになるはず。それまでの一時的な忙しさは、ぼやくよりも、ありがたいと思いながらこなします。

でも、ロマン・ポランスキーの『オフィサーとスパイ』( J'accuse)だけは観に行きましたよ。

個人的には好き!なタイプの映画ですので、かなり、推し、推し、です。

でも、言葉で説明する根気がない・・。

まず、軍幹部が話す、もってまわったフランス語のセリフがたまりません。

それもそのはず、難解なセリフを堂々とこなすのは、コメディーフランセーズ所属の演劇俳優たち。クレジットを見て知り、合点!しましたが、近年のフランス映画では見かけない老獪な俳優らが勢揃い。知らない顔だから、登場人物の信憑性が増すんですよ。

マチュー・アマルリックや、メルヴィル・プポーとなると、ああ、演技だな、という目で見ますが、演劇俳優は顔に歴史が刻まれてますよね、ほんとにこんな人、いたん違う?という気になります。満足。ジャン・デュジャルダンは古風な男前なので、19世紀にはいたかも〜という顔。

女優陣はぐんと少なくて、ポランスキーのパートナーのエマニュエル・セニエくらい。主人公ピカール中尉の愛人役は、ちょっとやそっとで動じない存在感で、はまってました。ポランスキーもカメオ出演してましたね。

フランス人の友人に勧めたら、善悪主義の映画は嫌いだ、と一蹴されました。

ただ、善悪主義ということもないんですよね。人間の卑怯さ、狡猾さや弱さ、ああ言えばこう言うの法廷シーン。上質な芝居で観てる限りは面白い!

もともと法廷映画好きですからね・・

去年、日本でも公開されたフランスの法廷映画『私は確信する』という日本語タイトルは、この『オフィサーとスパイ』のフランス語原題の「私は糾弾する/J'accuse」(エミール・ゾラ)のもじりだと思いますが、こうした表現にゾクっとする人はわたし一人ではないと思います・・

こないだヒッチコックの『間違われた男』をテレビで観ましたが、この作品にも法廷シーンがあって、司法の危うさはほんとに紙一重。スリル満点です。

この『オフィサーとスパイ』も事実に基づいた歴史ものというより、サスペンスものという観点でごらんくださいませ。

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とうとう、ジャン=ルイ・トランティニヤンが。

2022-06-20 20:13:08 | シネマ&芝居

フランス映画の巨星ジャン=ルイ・トランティニヤン氏の訃報。

長いキャリア、映画出演作の数に驚愕します。

そしておそらく誰にも「あの映画のトランティニヤンが一番好き」という作品があるはずです。

ラジオがいっせいに追悼番組を組み、彼が出演した様々な映画の抜粋を流していましたが、

わたしにとってはやはりエリック・ロメールのモノクロ映画「モード家の一夜/Ma Nuit chez Maud」(1969)でしょうか。

トランティニヤンの「声」を記憶する人も多いと思いますが、この作品はまさに彼の声です。

そして晩年、ミヒャエル・ハネケの「愛、アムール」、「ハッピーエンド」の彼の存在感もまた特別でした。

ルルーシュの「男と女」で世界的に名を知られた方ですが、トランティニヤンご本人がルルーシュに「僕が必要なときはいつでも声かけて」とラブコールを送っていたようです。というわけで、最後の出演作品に至るまでルルーシュ監督とのつきあいは長く、計6作出演されています。

かと思うとコスタ・ガヴラスの「Z」、ベルトルッチの「暗殺の森」、トリュフォーの「日曜日が待ち遠しい」、パトリス・シェロー、ジャック・オディアール、作家主義寄りの錚々たる映画人が彼を必要としていたのですよね、ちょっと希有なことです。そして不思議でもなんでもないのですが、それぞれの作品での彼のたたずまいがはっきりと思い出されます。あの声とともに…。

 

 

 

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早起きも悪くない

2022-06-12 10:11:46 | ひとりごと

今朝は、珍しく早起き。

産みの苦しみの原稿の直しが戻ってきていたので、午後、ヘアカットに行く前になんとしても終えておかなきゃ、と頭の中で念仏のように唱えていたら、やはり6時過ぎに目が覚め、そこから寝られなくなり、起きた。

気になっていることはさっさと片付けろ、ということね。

でも、朝はやはり脳細胞が冴えてます! びっくり。これから朝型に変えようかなあ。

いつも、午後からしか仕事をしていなかったコロナ時代。これは夕方からオンライン通訳の時間帯に、まだ午後まんなかですよ〜と自分をだますための策略でもあったのですが、今はヨーロッパは夏時間でパリ朝9時、日本夕方4時始まりの取材もぼちぼちあり、だったら早起きしちゃおうか、という気にもなっています。いや、今日からなり始めました。

というわけで、今年も産みの苦しみを味わいつつ、なんとか乗り越えました・・・。

そうしょっちゅうは挑みたくないのが文筆業ですね。

小学1年生で、当時読みふけっていた創作童話に感化され、将来は、創作童話作家になりたい、なんていう壮大な夢を抱き、小学6年生で早くも私には才能がない、結末まで書き終える根気も構成能力もない、と諦めました。

中学時代の学芸会の演劇では、演技の才能もない、ことを実感しましたし、わりに淡々と将来の選択しを消去していたような気がします。

あ〜でも、小学6年生の頃までは天真爛漫で、伝統お笑い芸にも挑戦し、お手製のかみしも姿でクラスの男女混じって、ステージで笑点のものまね、あるいは仲良かった女友達4人組で麻丘めぐみの「わたしの彼は左きき」も振り付けつきで、まあ、臆面もなく学芸会のステージで歌っていましたから、あの頃はド心臓でしたね。

今この年になって、映画のイベントで舞台に立つのは、脇役の通訳とはいえ、やっぱりどこかでなじみのある領域なのかも知れません。

ちょっとおちゃらけてもいいなら、やります、というスタンスでしょうか。

文筆でおちゃらけてもいいのは、このブログくらいですよ! 

だから続けてます・・。

 

 

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今年も産みの苦しみが・・

2022-06-05 10:40:13 | ひとりごと

きょうは自分の頭でインタビュー記事をまとめなくてはならなくて、

ブルー・・・。通訳や翻訳とは脳みその使う部分が違うんですよ、と自分でいいわけしても

どうにかなるわけでもなく。

通訳だけで止めておけばいいのだけど、時間があるとつい受けてしまってあとで悩む。

 

去年もライナーノーツの産みの苦しみは大変なものがありましたが、今回はインタビュー相手がおじいちゃんではなく、ロジックもあり、なんとか組み立てやすい会話になっているはず。

ただ、昔から知る懇意の女性だったので、チュトワイエでざっくばらんに答えてくれたのはそれはそれで良かったのですが、

文体は、一般の人たちの彼女に対するイメージにも関わってくるので、テキストはヴヴォワイエ調にしっとりしあげるつもり。 落ち着いたレディを思い浮かべながら・・。

Je me dis Du courage à moi !

 

コメント (4)
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