英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season22  最終回スペシャル前篇・ 第19話「トレードオフ」

2024-03-07 21:43:11 | ドラマ・映画
トレードオフ……
 一方を尊重すればもう一方が成り立たない状態のこと
 一方を追求するともう一方を犠牲にしなければならないという二律背反の状態のこと


前篇ということで、主要人物や事件のあらましだけ。(紺色字の人物紹介は番組サイトより)
政治学者・乙部泰治郎(佐戸井けん太)
大学の研究室に籍を置く政治学者。権力に忖度しない発言が、たびたび物議を醸し、最近はコメンテーターとしてテレビに呼ばれることが減っている。

 TV番組で幹事長の収賄疑惑について激しく糾弾。多賀潮に襲われる。
 襲われた際に、多賀が最後に言った「ごめんなさい」という言葉を、署に来訪し右京に告げる。
 佐戸井けん太さんが演じるキャラらしく、飄々とした性格だが、物思いにふけるシーンも。政界の暗部に関わっているかは不明。
 
多賀潮(島田裕仁)
 高校中退。ネットで政治批判をしていた。
 親が残した多額の借金を背負っている。
 乙部を襲ったのは2000万円の報酬の為。(右京が彼のアパートを捜索して、2000万円を発見)
 情緒不安定。何かを心に秘めているかも。

東都テレビの(元)プロデューサー・西村拓三
 番組に乙部を起用し過激な発言を求めた。しかし、その番組が原因で退社、新会社を設立しようとしていた。
 西村に興味を持った美和子が訪ねたが、ボウガンで射抜かれ死亡していた。

内閣官房長官・武智淑郎(金田明夫)
庶民派を装っているが、内閣を牛耳り、マスコミには睨みを利かせている狡猾な人物。味方になり得る人間には浅ましく手を回すいっぽう、敵と見なした相手はどんな手段を使っても徹底的に叩き潰す裏の顔を持っている。

 幹事長の収賄捜査を、法務大臣に指示し“指揮権”を発動させストップさせた。
 自分に関することを細かくチェックし、攻撃したり懐柔したりする。

法務大臣・下川阿貴(黒谷友香)
武智の指示で指揮権を発動し、収賄容疑を掛けられた幹事長に対する強制捜査を阻む。党内での裏取引により、何らかの見返りを得ると思われるが、詳細は不明。

 西村プロデューサー殺害に関与している可能性がある。
・西村のスマホに、下川からの着信履歴がある
・ボウガンが使用されていたが、下川は過去にボウガンと関わりがあった。(過去のイベントでボウガンを持っている画像が発見される)
・殺害現場にピンヒールのモノと思われる痕跡があり、彼女はピンヒールを愛用。

法務大臣・尾上欣悟(甲本雅裕)
 東京地検特捜部の部長。昨年就任したばかりだが、検察官として気骨があると評され、政治家の汚職に切り込む覚悟を持っている。しかし、指揮権発動を受けて、捜査が暗礁に乗り上げ、責任を問われることに。

 正義に燃えていたが、政府の圧力により捜査は制止され、責任を取らされ閑職へ。その後、前篇では意気消沈しているだけ。

東都テレビ制作部長・金子忠志(仁科貴)
 西村プロデューサーの上司。会社上層部からの圧力(空気)から西村を守り切れず、西村を他の部署への配置換えを決める。「必ず、呼び戻す」と言ったが、西村は退社。
 
 この人物、いろいろ味があった。
 報道関係の状況を右京たちに語る。
……「あの番組のオンエアの直後、強硬な抗議が入った。
番組への抗議は昔からあった。官邸や与党、野党からも文句を言ってくる。それを昔は聞き流してきた。
それを昔は聞き流していた。
…それが何時ごろからか、無視できない空気になってきて……そう、空気……そういう空気が充満してきて…」


 面白かったのは…上記の話中、受付から電話が入り、警察(捜査一課)が来たと知らされ、《また、警察が?》と訝しがる。
「特命係と捜査一課は…どう違うんですか?」
 と問われ、右京も亀山もバツが悪そうな表情に。(その様子が面白かった)

一旦、金子への聴取は終了(おそらく強制終了)したが、その後、金子から電話があり、
「どうやらおふたりは、私が創造していた警察官とは違う。
 警視庁の担当記者に訊くと、《上の言うことをちっとも聞かない…“警視庁の陸の孤島のおふたり”》だそうですね」
と言い、政府(国家)からの圧力は内閣諜報部・内閣情報官の社美彌子だという。
 抗録音した抗議を二人に聞かせる。
「西村を殺した男を捕まえてくれ!」と。
 
内閣諜報部・内閣情報官 社美彌子(仲間由紀恵)
 右京に尋ねられて「そんな抗議はしていない」と。
 抗議の美彌子の音声だが、抑揚が不自然。偽造(フェイク・人工)音声のように感じた
 《乙部泰治郎は要注意リストに入っていない》と言う

《事件についての仮説》
 番組での激しい批判に怒った内閣官房長官・武智やその周辺が、内調を使って、乙部や西村を殺傷した。
 しかし、被害者二人の被害度の差が大きすぎる(乙部は傷害の様子を生配信され、しゃざいを強要されたが軽傷。西村は殺害された)


山本大輝って、誰?
 右京に何やら依頼された角田課長が、呼びかけた男?……誰?(私が見落としただけ?)
 一般人ではなさそうな雰囲気。名字は違うが、多賀潮の父親?


事件の全容がつかめない……
『トレードオフ』(一方を尊重すればもう一方が成り立たない状態のこと)の状態になっていそうな人物は、東都テレビ制作部長・金子ぐらいだが、彼は「西村を殺害した犯人を捕まえてくれ」と切望(嘘には思えなかった)
 美彌子はもしそういう状態になったとしても、もっとドライにクールに立ち回りそう(足をすくわれるような行為はしない)
 最近のキャラだと、大河内監察官(神保悟志)や甲斐峯秋(石坂浩二)だが、ふたりとも道を外しそうにない。大河内に至っては、出番少なすぎ!


 と思っていたら、右京が官房長官が黒幕(犯人)であると断言する動画がアップされた!

 発信元も特命係の右京のPCと特定されたが、フェイク動画だろう。
 では、何のために?誰が?


【ストーリー】(番組サイトより)
指揮権発動を発端に事件が発生
右京が再び政界の闇に切り込む


 法務大臣の下川(黒谷友香)が指揮権を発動し、与党幹事長の収賄容疑に関する強制捜査が見送られることになった。裏で糸を引いていたのは内閣官房長官の武智(金田明夫)だったが、官邸の横暴をほとんどのマスコミが黙殺。捜査を指揮していた特捜部長の尾上(甲本雅裕)も、圧力に屈さざるをえなかった。
 唯一噛みついたのが、「特捜部長の気骨に期待する」とテレビで発言したベテラン政治学者の乙部(佐戸井けん太)だった。そんな中、乙部が未成年の男性に襲われる事件が発生。興味を持った右京(水谷豊)が、薫(寺脇康文)と共に動き出すと、被害者である乙部から、意外な証言が飛び出す。

少年はなぜ政治学者を襲ったのか?
背後に見え隠れする巨大権力の闇
そして起こる、さらなる凶悪犯罪
事件を追う右京が驚きの変貌を遂げる!?


ゲスト:黒谷友香 甲本雅裕 佐戸井けん太 金田明夫

脚本:輿水泰弘
監督:橋本一


第1話「無敵の人〜特命係VS公安…失踪に潜む罠」(初回拡大SP)
第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」(拡大SP)
第3話「スズメバチ」
第4話「天使の前髪」
第5話「冷血」
第6話「名探偵と眠り姫」
第7話「青春の光と影」
第8話「センチメンタル・ジャーニー」
第9話「男の花道」
元日SP 第10話「サイレント・タトゥ」
第11話「その頬に触れるな」
第12話「惡の種」
第13話「恋文」
第14話「亀裂」
第15話「マッターホルンの殺人」
第16話「子ほめ」
第17話「インビジブル」
第18話「インビジブル~爆弾テロ!最後のゲーム」

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