キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

令和2年は激動の年だなあ

2020年01月10日 | Weblog
昨日と打って変わって今日は改正の冬ばれとなり、じつに気分爽快である。
近頃朝飯の事を書かないが、母が家にいなくなって作る気がしなくなっているのが実態で、自分と時に下の息子の分を作るだけだと味噌汁も作る気にならなくなるもんだよ。
味噌汁の代わりには、前夜妻が作りすぎた汁物がある時にはそれに葱や青菜を入れて食べ、それがない時には鰹節に醤油をかけて熱湯を注ぎ、出汁が出たところでとろろ昆布を入れて刻んだ葱を入れる。
今朝もこのとろろ昆布汁を作り、サバの味噌煮を温め、韮の卵とじを作り、納豆で朝飯にした。

JA湘南へ自転車を飛ばしたが、正月休みで10日間ペダルをこがず、月火と行ったものの、昨日も雨で休んだので筋肉が酷く落ちていて、じつにだるかったなあ。
白菜、スティクブルコリー、泥葱を買って帰って来た。

高橋是清という人は13歳から酒を呑みだし、若いころは一日3升呑んだというから豪快だ。
若いころから女と酒の遊蕩生活をしていたが、吉原の花魁に、あなたは将来偉い人になるのだからこんな所へ来てはいけないと言われ以来女遊びを止めたらしい。
傾城と一夜を過ごし、一生分の悦楽を味わいつくしたからだろうか、とすれば酷く幸運だ、男は性欲に悩まされなければ幾らでも勉強できるからねえ。
紀田順一郎の「にっぽん快人物烈伝」には、このようなエピソードが書かれている。

カルロスゴーンはTV的には面白いけど、今一番の問題はイランでしょう。
でも、報復のミサイル攻撃がいかにも被害が出ないように発射されているのを見ると、アメリカと水面下で、この問題についての収めどころが話し合われてるんじゃないかと思う。
これが予定外の事であればトランプがすぐさま強烈にツイッターで批判をして、軍事的な反応をしたと思うなあ。
戦争が嫌いなトランプが大統領選挙のためとはいえ、不確かな情報でソレイマニ司令官の殺害指示はしないだろうから、イラン側にも弱みがあり、この程度の報復で一応収まるのではないだろうか。
イランの軍事力が政府軍と革命軍の二つに分かれているところに今後の展開が読みにくい面があるんだけどね。
まあ、表に出た情報だけで判断しているので実情は分かりませんが、本当のところは当事者でなければ分からない訳で、地上波のTVに出てくるコメンテイターだって僕と五十歩百歩だと思うよ。
この部分昨日書いたのだが、結局大体この通りになった、めでたい。

昨日の昼は妻がカレーうどんが喰いたいと騒ぐので仕方なく付き合った。
カレーが嫌いなわけじゃなく好きだから高カロリーなのに喰い過ぎるからなるべく避けているだけなんだが、最近までずっと健康そのものだった妻はまだ今の状況把握ができておらず、高カロリーの味の濃いものを好んで食べる。
若いころ1m66㎝、44㎏だったので、その頃の記憶が脳にこびり付いていて、今を直視出来ていないんだなあ。
僕の場合は若いころから胃腸が丈夫で、仕事柄飲み食いを盛んにしたから痩せる暇がなく、肝機能、コレステロール値が異常に高かった。
隠居してからは多少気を使ったので現職の頃から5㎏痩せた。
それでも世間からみるとまだすごく太っていて、中性脂肪値がなかなか下がらず高い、でも他の数値は平常になってしまった。
夕方、下の息子と散歩に出た折、最近お互い太ってきたのは、妻がやたらいろいろな料理に挑戦し、しかもそれが肉料理で高カロリーなものが多い、去年は週に2,3度湯豆腐で、刺身と野菜だったなあと話した。
息子は一昨年1年間で37㎏のダイエットに成功したが、ここへきて8㎏太り、僕は現役時代から10kg減ったが、ここで5㎏太った。
YouTubeで高橋洋一が、年金は90過ぎまで生きていると徳になる、長生きを意識してダイエットをしたが、1年少しで15㎏痩せたら血圧肝機能など全ての数値が正常になったと話していた。
秘訣は食べる量を減らすことで、結局それ以外に痩せる秘訣なんて無いんだよなあ。
食べる事に興味がない人って皆さん痩せているもんね。

プレシネは1954年イタリア映画「Vlisse」ユリシーズだった。
ジェームス・ジョイスの高名な小説は丸谷才一の訳があり知っていたが、持ってもいないし読んだことも無いので、どんな話か全く知らなかった。
残念なことに日が射しポカポカ陽気になったので、うとうとしてしまって中抜けになり良く分からなかったが、神と人間が共存するギリシャの世界のお話で、古事記の世界と似ているなあと思った。

散歩は葛川沿いに北へ向かったが、鴨、セキレイ、白鷺、コサギ、アオサギ、川鵜など随分集まってきていた。
野の鳥も目白、シジュウカラ、ホオジロ、ムクドリなどが観察され、樹の葉が落ちているから野鳥が見やすい季節だ。

晩飯は午後から海老、ムール貝、ホタテ貝などを解凍していたから、きっとパエリヤだなあと思っていて、ワインに合う摘まみを西友で買って帰って来たのだが、やっぱりメインはパエリヤだった。
サブの料理は、大量に余っている自家製の叉焼、ベーコン、ハムと豆を煮込んだ料理で、フォーロングの白を開けようと納戸のセラーへ行った。
お目当てのボトルはオリーブオイルだったので、何だよと思ったが、ディエゴのカバがあったのでそれを開けて飲み始めた。
気温が10度くらいだったのでそのまま飲んだが、冷やしたときと味わいが違い、厚みと奥行きを感じた。
比較的高い温度で飲ませるってのは高い技量が必要なんだけど、さすがにディエゴだなあ。
途中から上の息子がやって来たので直ぐに飲み終わり、妻は「大山純米」僕はティーチャーズのソーダ割、後からやってきた娘も僕と同じハイボールを飲んだ。
ホットプレートに目いっぱい作ってあったパエリヤが8時には全て無くなった。
子供たちが小さいころに庭にレンガを積んで竈を作り、BBQの最後にパエリヤを作って食べさせていたので今でも好きなんだなあ。

コメント
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