キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

蕎麦屋で昼酒

2021年01月31日 | Weblog
7時前に起きてかつ丼を作って食べ、2階で福島邦子を聴いていたら階下が騒がしくなり、妻がやってきて棟梁が来たことを伝えた。
台所の蛍光灯をLED照明に替えてもらうのに15分と掛からなかったが、妻がキャトタワーの不具合を直して欲しいと頼んだので、工具が無く棟梁が下小屋まで取りに行き、その間弟子のNさんとお茶のんで話していた。
工具が届き5分で直し、序だからトイレの扉の不具合も見てもらったら、またもや道具が足りず下小屋まで取りに行く手間をかけさせてしまった。
仕事の時間より待っている時間が長く、お茶を飲んだので2時間ばかり掛かってしまい、JAに野菜を買いに行くのを諦めた。
妻に昼を作る気が無く、直ちゃんの処で昼を食べようと言い出し、次男と3人で散歩しながら出かけた。
途中、下浜橋下流で翡翠を観た。
キンシ正宗の純米大吟醸祝を呑み、糠漬け盛り合わせ、牛筋煮込み、カマス塩焼き、焼エリンギ、菜花、黒大蒜、もり蕎麦、茸炊き込みご飯、壺焼き芋を食べた。
酒は妻と二人で7合5勺呑んだので、帰り道がきつかった。

直ちゃんから中島みゆき「2000 SINGLES」2002年を借りてきたが、家に帰ると青木カレン「KAREN」2007年、「KAREN’S SWINGIN' PARTY」2008年、「BY MY SIDE」2010年 の3枚がいっぺんに届いていて、さっそく聴いたが直ぐに眠ってしまい、6時過ぎに目が覚めると2巡目になっていた。

あれだけ呑んで食べたのに腹が減っていて、金目煮つけ、ブロッコリー、白菜漬け、とろろ昆布汁で飯を食い、虎屋の羊羹を食べた。
流石に酒を呑む気にはならなかった。
「寅さん」と「京都人の密かな愉しみ」を観て2階へ上がり、前に買った「TOKYO Jz TRIPPIN’」2006年+新着3枚の青木カレンをじっくり聴いた。

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蛍光灯壊れる

2021年01月30日 | Weblog
TV漬けの金曜日がやって来て、午後のプレシネは3度目の映画だったのでパスしておいたが、それが良かった。
6時からニュースを観て、7時に「京都人の密かな愉しみ」「美の壺」舞妓、ここで1時間休んで松原みきを聴き、9時から「新日本風土記」壱岐、金曜10時のNHKドラマ、「72時間ドキュメンタリー」小倉の市場、「養老先生ときどきまる」と馬鹿みたいに観続けた。
壱岐の牛の放牧と闘牛が良かった。
ドキュメンタリーの市場は共同体が残っているんだなあとチョット熱くなった、九州にはまだ真っ当な日本がある。
まるは去年の暮19歳で死んだとのこと、養老先生落ち込んでるだろうなあ、高橋まるも養老まるにあやかって後10年生きてくれたらいいのだが。

朝は普通にJA湘南へ行き、小菊、菜花を買い、ビックの中の100円ショップで葉書ケースを買った。
一昨日母の処へ行き、娘が持って行った手袋の具合がいいとのことで、二双洗濯に持たされたので、それを洗って持って行くついでに、年賀状と叔父が載っている雑誌を持って行こうと思っていた。
葉書ケースに20枚ほど母宛に来ていた年賀状を入れ、交換した記念切手と手紙を入れ、直ぐに出かけようと思ったら、妻が肉の日で車でマサに行くと言うので午後に行くことにした。

午前中は福島邦子で佐伯啓思を読んだ。
昼はトンカツにするとのことで、茸と豆腐と三つ葉の味噌汁を作り、漬物とで食べた。
実は朝、カレーを2杯食べていたのでトンカツは厳しいなと思ったのだが、食べてみると美味くてペロッと平らげた。太るわけだよ。

次男が帰ってっきたので、母の処へ一緒に出掛けた。
途中、ヤマダ電機で蛍光灯を買い、施設に荷物を置いてすんなりと帰ってきた。
台所の蛍光灯をセットしようとしたら、スイッチが劣化いていてボロボロ砕けたので、全部取り外し、棟梁を呼んで新しいのを付けてもらうことにした。
家の中の色々なものが一気に寿命を迎えた感じだな。

早めに大磯方面へ散歩に出た。
鷺を観るのが愉しみになっているが、塩見橋下流に白鷺と小鷺がいた。
下浜橋下流には川鵜が3羽いた。

晩飯は金目の煮つけ、おでん、ブロコリーで、昨日開けたトスカーナのカナイオーロ2015を飲んだが、柔らかくなっていて、熟成感、封雑さがあり美味かった。
マルサラ、ティーチャーズ、シャトーボーロンVSOPと飲み進み、最後は2階で福島邦子を肴にシャトーボーロンNPを飲んで2時前に寝た。

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歌姫3人を聴く

2021年01月29日 | Weblog
朝、9時半に建具屋がきたが、JA湘南へ行く時間と重なり、出かけた。
紫の茎の菜花、椎茸、ブロッコリーを買って10時過ぎに帰ったが、建具屋は帰った後だった。
妻の部屋へ行き観たが、畳も唐紙も新しくなり見違えるようにいい部屋になった。
思えば37年前にこの部屋の床板を打ち付けたんだなあと感慨は深い。

昼まで母の居間で、福島邦子を聴きながら佐伯啓思を読んだ。
昼飯は面倒くさい時の鍋焼きうどんで、大人しくいただき、食後にサーターアンダギーを食べた。

プレシネは3度目の「Doctor ZIVHAGO」1965年だった。
途中居眠りをし、最後は棟梁がやって来て部屋の仕上がりを観て、そのままお茶を飲んだので、結末も観損ない、脈絡がつかないところがあり、ネットで知らべ合点が行ったが、3度も観てこの有様は、4時間20分という長尺のため、毎回居眠っているからなんだよね。

遅くなり、雨が降っていたので散歩が出来なかった。
晩飯はおでんで、当然燗酒となり、引き続きホットウイスキー、シャトーボーロンVSOP、グラッパと飲み、ストーヴに当たりながら越美晴を聴いた。
1枚目と2枚目のアルバムが好きだ。

零時前に2階に上がり、久し振りに阿川泰子を聴いた。
酒はシャトーボーロンNP。

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半世紀後のLet It Be

2021年01月28日 | Weblog
午前中に母のところへ乳液と手袋を届けた。
久し振りに担当の看護師と会った。この人キビキビした美人で会いたいと思わせる美人だ。
母は家に帰りたいと言っているらしい、コロナが無ければ面接や外出だって出来るのにねえ。

帰りに渋沢BOに寄り、Diana Krall「The Look of Love」2001年、「Zard Blend~Sun&Stone~」1997年、大竹伸朗「見えない音、聴こえない絵」新潮社 2008年を買った。
ダイアナ・クラールはもっとも知られたジャズピアノ&ヴォーカルで、やっぱり女性ジャズヴォーカルは美人であることが売れるのに一番大切なんじゃなあいかな。
ジャズについての案内書に女性ジャズヴォーカルから聴いてみたらと書いてあったので、YouTubeでサーフィンしてたら、この人が一番魅力的だったので良く聴くようになった。3年くらい前のことかな。

ZARDの楽曲はほとんど持っていて、このアルバムに入っている13曲すべて持っているが、帰りの車で聴きたくなった。
坂井泉水が育った渋沢のBOでアルバムを買って、それを聴きながら帰るのは贅沢な気分なんだよ。
お膝元だけあって棚にZARDのCDがたっぷり30枚ほど並んでいて、それを眺めるのもいい気分でね。
このアルバムも4枚あったから、そこから良さそうなのをゆっくり選んで、聖地巡礼の気持ち良く分かるなあ。
大竹伸朗は見かけると買い求めているから、でも、これ持ってるかもと不安が。

昼は妻が満を持して鯛めしを作った。
誰かのレシピを見て作ったらしい、生姜を炊き込んで、三つ葉も炊きあがってから土鍋に入れたが、この二つ、僕なら茶碗によそってから載せる。
妻は土鍋で炊くのも慣れてなくてレシピに従ったらっしいが、水分が残って芯があったので、中火で少し追い炊きした。
沸騰して吹きこぼれない火力で10分が基本だが、弱火で18分やったらしい、それだと米が対流しないのでムラが出来、立たなくて美味くない。

午後はプレシネはヒッチコックの「鳥」で、流石に3回目なので読書にした。
佐伯啓思の「20世紀とは何だったのか 西洋の没落とグローバリズム」PHP文庫で、「西欧近代を問い直す 人間は進歩してきたのか」PHP文庫の続編だ。

3時に畳屋が新しい畳を入れに来るので、妻の部屋の掃除を手伝った。
新しい畳が入ると見違えるように良くなった、これで今日建具屋が新しい襖などを持ってくるので、さらに良くなるだろう。

大磯方面へ散歩に出たが、雨が降り出して濡れてしまった。
晩飯まで間があったので、畳屋が来ている間、マルの相手をしていて見つけた「The Beatles 1」を聴いた。
多分娘のCDと思うが、こんなの何で持っているんだろう、まあそれはいいとして「Let It Be」を繰り返し聴いた。
初恋のひとNNが音楽の試験でこの曲をピアノで弾き、惚れ直しちゃった。15歳の時だ。

晩飯は昼に鯛めしをたっぷり食べた妻が、お腹がいっぱいで作る気が無く、妻の部屋を掃除した時に出てきたトスカーナ赤2015をあけて、ゴルゴンゾーラ、ハモンセラーノ、バケットを食べた。
僕だって鯛めしをたっぷり食べたので、鶏の腿を塩胡椒でグリルし、チーズサンドを食べて十分だった。
ストーヴの前から離れがたく、PCを持って来て、好みの曲を編集してJBLのスピーカーで聴いた。
ティーチャアーズ、シャトーボーロンVSOPを飲みながら零時まで聴いて寝た。

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17歳

2021年01月27日 | Weblog
南沙織の「17才」を聴いたけど、これって50年前のアルバムなんだなあ、レコードを持っているけど去年たまたま渋沢のBOでCDを見つけて買ったけど、これだけ愉しめるなら良かったな。
同じ時に吉田美奈子の「MINAKO」も買ったような気もするけど、これもレコード持っててCDがあったんで買った。
時代は既にCDからダウンロード、ストリーミングになってるけど、オジサンは古い形式が好きなんだな、でもレコードプレーヤーを妻に捨てられてしまったから、レコードまで戻ることが出来なくなっている。
若い人たちが今流行ってる歌を聴いてるけど、20年経ってもその時に流行ってる歌を聴くのかなあ、僕の場合は仕事に気持ちが行って、流行り歌を聴いてる余裕が無かったし、ひとたび聴かなくなると興味が無くなった。
隠居生活に入った頃は、まだ仕事をしていた頃の生活習慣が抜けないから、読書に多くの時間を費やしたが、娘がAnkerのBluetoothスピーカーをくれたので、YouTubeにある昔の歌の視聴をするようになり、歌謡曲には直ぐ飽きて、ジャズに移り、ZARDを知り、世間より四半世紀遅れて夢中になって聴いた。
その内CITYPOPを知り、色々な人のものを聴いたが、松原みきに夢中になった。
YouTubeは今流行っている歌だけでなく広い年代の人が好みの楽曲をアップしてくれるので、広く楽曲を視聴できるのがいい、先端のものが古いものを蘇させ、デイタル化で音質が劣化しないから、時間を止めちゃう。

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小田原漆器

2021年01月27日 | Weblog
曇っていたが、比較的暖かな一日だった。
JA湘南へも寒さを感じずに行けた、自転車って結構風を切るから寒いときは大変なんだよ。
カーネーション、大根、菜花、カリフラワー、南京豆を買った。
家に帰って母の居間でKenwoodのミニコンポで福島邦子を聴いた。
これで5、6回聴いたかなあ、多分背が高くて才能があってある程度の美貌で、妬み嫉み恨みが無く育ったんだろうなあ、そういった感じの女性が作った曲で好きだ。

昨日、昼にオムライスを喰ってないなあと妻に言った時に、カレーと炒飯も喰ってないと言ったので今日はカレーになった。
昨夜から冷蔵庫にある牛肉を各所から取り出し、野菜と一緒に煮ていていい匂いが家中漂っていた。
オージービーフのステーキ用の肉は臭かったが、和牛の筋肉はいい味わいだった。
美味かったので2杯食べて、食後にアールグレイでかりんとうを食べたから、めっちゃくちゃハイカロリーだったろうなあ。

プレシネは1986年米映画「The Color of Money」邦題「ハスラー2」で二度目だった。
チョット老いたポール・ニューマンとガキンチョのトム・クルーズのビリヤードの物語で、何処の国もどの博打も流して歩くやり方は一緒だね。

町役場へNHK受信料の免除の申請に出かけた。
受付の女が分からず屋で手古摺ったが、担当者のところへ行くと問題なく手続きが進んだ。
受付は何処の組織も頭の回転が良く、業務内容を広く知っていて、美人を置くのは、その組織のイメージを決定付ける顔だからだ。
デフレが長引いているせいで、公務員に対する風当たりが強く、人員不足だと聞くが、二宮の町役場も入り口にあった受付が無くなり、入り口近くの窓口の女が兼務しているみたいだったから、一概に彼女が悪いともいえない。
日本の公務員の比率は低い、怖じ気付かないで優秀な人材を増員したらいいのに。

鷺を観に大磯方面へ葛川を下った。
直ぐに川鵜を観たが、中々鷺が現れなかった。
ゴルフ場下辺りにいて餌の小魚を狙っていた。
頭上を飛んで行く優雅な姿も観たので満足だった。

風呂に入って晩飯。
目鰺の刺身、高野豆腐、菜花の山葵和え、鮎の昆布巻き、甘酢ラッキョウ、白菜漬けと酒の肴としては素晴らしく、「菊正宗生酛純米」を燗にして2杯呑んだ。
その後、バタピー、豆菓子でティーチャーズを飲んだ。
「イッピン!」で小田原漆器と箱根細工を観たが、小田原漆器は贔屓にしていて、お盆と鉢、朱塗りの杯、七味唐辛子入れ、菓子用フォークなどを持っている。
木目が綺麗な普段使いの漆器だ。
10年前の曽我梅林の梅まつりでお盆を買ったのが始まりで、毎年何かしら買っている。
箱根の寄木細工は去ること34年前、結婚祝いのお返しに配ったので印象深く、手元に文庫、ティッシュケースがあり、まだ現役で使っている。
両方ともここ数十年で衰退しているとのことで、地場の技術を支えて継承してもらうには使うことだ。

ティーチャーズのグラスを持って2階に上がり、久し振りに青木カレンを聴いたら、他のアルバムも聴きたくなり、3枚買ってしまった。
ネット通販の危ないところだね。
その後中島みゆきが聴きたくなってしつこく聴いた。
1986年の「中島みゆきThe Best」ってアルバム、これ持っている人少ないと思うよ、初期の楽曲に馴染みがあるから、ついこればっかり聴いてしまうけど、ジジイには青春時代のものをあてがって置くと大人しいもんだ。

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ルサンチマン

2021年01月26日 | Weblog
昨日は快晴で気持ちがいい一日だったが、今朝は朝から曇っているので冬の陰鬱な気分になるだろう。
それが悪いわけじゃ無いが、年を取るとそれでなくても陰鬱な気分なので、例えば、若い頃のように雨が好きではなくなってきた。
生物は最終的には死を迎えるので、老年期はその準備期間という事で、先ずは余り行動範囲を広げない、そうすると当然交際範囲も狭まる、持ち物も減らしてゆき、人やモノに対する執着を減じて行き、ある時ふっと消えるわけだ。
近頃、若く見えるのがいいような風潮があり、そんな事をやっていると確実にやって来る死に直面して慌てふためくことになる。
それでも気分は暗いわけではなく、長年生きてきて習得したことを世間にお返ししたい気持ちがあり、出来れば若い人たちが幸せに暮らせるような社会を残したいって気持ちが強いから、微力ながらも、それを妨げるものを取り除こうとしている。
それに、年を取ると何だか幸せな気分になることが多くて、死が恐ろしいという気持ちが若い時ほど感じられなくなり、あと10年もしたら全く感じなくなるのかなあと思っている。

昨日は妻から昼は大磯落語茶屋に行かないかと誘われたが、プレシネを観たかったので断り、オムライスでもいいよと言ったら、それになった。
妻の得意料理だが、何しろ諄くて栄養過多にいなるから避けているが、食べるとすこぶる美味い、だから食い過ぎになって後悔するんだな。
食後にアールグレイとかりんとう。

プレシネは1991年米映画「Backdraft」で、消防士の親を任務中に亡くした消防士の兄弟の物語。
バックドラフトは燻ぶった密室にドアを開けるなどして一気に酸素が入って爆発する現象だが、今まであまり消防士の危険性について考えたことが無かったが、どうしても生存者を助けたいと言う意識が強く、無理をしやすく厳しいもんなんだなと思った。

大磯方面へ散歩に出たが、川の工事が中断していたので2羽の白鷺を観た。

風呂に入って、晩飯を食べたが、変わった鰹の刺身を妻が買って来たので「菊正宗生酛純米」を燗して二人で呑んだ。
酢豚、これヒレ肉で作ったのでいまいちだったが、ほうれん草のお浸しで酒を呑み、バタピー、チーズサンドでマルサラ2種を飲み、グラッパを飲むころには、ストーブの前で松原みきの「Cool Cut」を聴いた。
9時からプレシネ「英雄本色Ⅱ」を観た。
先週観たのの続編だったが、プロットに無理があったなあ、フィクションとはいえ、あまりご都合主義を連発するとリアリティが無くなっちゃうから難しいもんだね。
前作でも思ったがティ・ロンの風貌がいい、それと今回ペギー役のレジーナ・ケントが酷く可愛かったこと、この子23歳で引退して31歳で亡くなってる、可愛い盛りの映像だけ残して消えたんだな。

シャトーボーロンNPを飲みながら佐伯啓思「西欧近代を問い直す」の最後30ページを読み、福島邦子を聴いて寝た。
「西欧近代を問い直す」の最後はニーチェのニヒリズムだった。
高校時代にこの思想家に惹かれて岩波文庫で著作を読んだが全く歯が立たず、解説書を頼りにその思想に触れたが、ルサンチマンの考え方に大きな影響を受けた。
そして今も唾棄すべき畜獣による支配がさらに強まっていて、その典型が地上波TVだ。

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福島邦子って知ってる

2021年01月25日 | Weblog
今日も朝から雨で、二階の机の前で外を眺めていると、柿の木に盛んにムクドリとメジロがやって来て、蔕に着いた果実の乾燥したのを啄んでいて、きっと食糧事情が厳しいんだろうねえ。
一日中やって来るが、流石に残りかすも食い尽くしちゃったんじゃないかな。
前の庭には毎朝妻が飯粒を撒いているし、椿の花が開花しているので密を吸いに来てるムクドリとメジロがいるが、足りないんだろうなあ、バタピーが大量に残ってるから砕いて撒いてやるか。

何時も聴かないアルバムを聴こうと思って豊島たづみと鮎川麻弥を聴いた。
本は相変わらず「西洋近代を問い直す」を酷くゆっくりと読んでいる。
気温も上がらず寒いので暖房に床暖房を点けて、レッグウォーマーをやったが大寒の寒さは厳しいね。
その内妻が昼飯が出来たと言ってきたので台所へ行くと、茸のクリームソースでフィットチーネを作っていた。
パセリとチーズを削ってかけて食べたが味は良かったが、ソースが濃く堅かった。
茹で汁を少し足せばいいのにと思ったが、途中まで食べてからオリーブオイルを掛けたら味が随分っ変わった。
このポルトガルの石臼で挽いたオイルはイナリヤトで輸入しているワインメーカーのもので、ワイン同様有機栽培で風味がよく格別に美味い。
味を均一にするために、古いオイルに新しいのを混ぜているが、一度搾りたてのをそのまま味わってみたいと思う。
搾りたては鮮やかな緑色で、苦味と辛味が刺激的で、その荒々しさと瑞々しさがいいんだよね。

食事中に郵便局がやって来て福島邦子「ゴールデン☆ベスト コンプリートシングルス」を届けてくれたので、食後のアールグレイと餡パン、かりんとうもそこそこに2階へ上がりPCに取り込んで聴いた。
1978年から1984年までのシングル14曲と2001年と2005年のシングル2曲+アルバムから2曲の全17曲の構成だけど、そもそもこの人一昨日まで知らなかった。
たまたまYouTubeで映像を観て、背が高くてロン毛だったのですっかり気に入って買ってみたのだ。
ギターを抱えてバックバンドを前に歌うスタイルはリンダ・ロンシュタットを意識したらしい。
1954年岡山生まれ、育ったのは三島、1977年ヤマハのポプコンで入賞して79年にフォーライフからデヴュー、今はシアトルでピアノ弾きがたりのLIVE活動をやっているようです。
もっとも売れた「カサノバ」を82年に研ナオコがカヴァーしているので、聴いた事があるかたいらっしゃるんじゃないかな。
僕はその年の7月に帰国して、その後は恋に落ちてうつつを抜かしていたから世間の事は全く分からない。

午後雨が止んだので3時過ぎに散歩に出て北へ向かい、西友でワインのつまみ、ゴルゴンゾーラ、ハモンセラーノ、リッツのチーズサンドを買った。
普通に秦野街道旧道を歩いて帰って来たが、ラディアン前の交差点で信号が変わったばかりだったので、橋の欄干に足を掛けてストレッチをやろうとしたら、葛川の支流から本流にかけて翡翠が飛翔した。
先日、次男に俺は余り翡翠に興味が無いと言われガッカリしたが、この鳥を観るとそれだけで幸せな気持ちになる。

相撲は大栄翔がすんなり勝って優勝した。
横綱が不甲斐ないので優勝者が平幕からちょくちょく出るが、白鳳、鶴龍ともに引退すべきだ。
それに踏み切れないのが大関が不甲斐ないからで、偶に出てきて優勝できると、その気になって永遠に引退できないよな。

風呂に入って晩飯。
ワインを飲もうかと思ったら、鱈ちりを作ってあげたと妻に言われ、伊佐木の刺身まであるもんだから「菊正宗生酛純米」を燗で呑むことになった。
それでも控えめに1杯半で止めて、スペイン赤ワインを飲みストーブでバケットを焼き、ゴルゴンゾーラとハモンセラーノを肴にした。
若いマルサラから古酒、グラッパ、シャトーボーロンVSOPへと進んだ。
なかにし礼の歌番組が3時間ああり、バレーのドラマ、The Coversの原田知世「小麦色のマーメイド」「September」「A面で恋をして」を聴いた。
2階へ上がりシャトーボーロンNPで再び福島邦子を聴いた。

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晩冬の雨

2021年01月24日 | Weblog
朝から一日雨が降っていた。
まあ、こんな日もあるってことよと言ってお仕舞にするには年を取り過ぎている。
家の改装もひと段落して中休みだ、月曜日に畳屋が来て、木曜に建具屋が襖などを仕上て持って来る段取りだから、久し振りに落ち着いて読書をした。
晴耕はしないが、雨読ってやつです。
佐伯啓思「西欧近代を問い直す」を再読しているが、再読のいい点は読み切ることが目的ではないから先を急いで焦らない点で、最初に読んだ時より随分ゆっくりと味わいながら読み進んでいる。
味読あるいは精読ってやつですね。
この本はPHP文庫で2014年に出ていて、価格が700円+税と内容に比して酷くお買い得、しかも京都大学教養科目の講義が元になっているから、すこぶる理解しやすい。
ロングセラーになっているらしくて、ネットで直ぐに買えるよ。
若い頃から本は借りることなく買うようにしているが、線を引いたり書き込みきしたりするには自分のものじゃなくちゃね。
この本も赤と青の色鉛筆と万年筆のブルーインクでかなり色っぽくなっている。

雨の合間に散歩が出来ると思っていたが、小雨のときに出てみたが20分で帰って来てしまった。
昼はティグレのバケットにソーセージとリーフレタスを挟んで、野菜スープとアールグレイで食べ、相撲を観て、風呂に入り、晩に鮪の刺身と水炊きで「菊正宗生酛純米」の燗を呑み、磯部巻を喰い、チーズ、ナッツ、ドライフルーツで、スペイン赤ワイン、マルサラ2種を飲んで2階へ引き上げた。

それ以外の時間は佐伯啓思と石黒ケイと付き合っていた。

今朝も雨が降り続いている。
石黒ケイが豊島たづみに変わったもののやってるっ事は同じようなもんだ。

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ヴィンズ・アルガス

2021年01月23日 | Weblog
今朝は一度3時過ぎに目が覚めたが、二度寝をして起きたら7時過ぎだった。
豆腐と茸と水菜の味噌汁、鮪の刺身、納豆、大根煮で朝飯を食べ、2階で音楽を聴いていたら,8時半過ぎに台所のドアの取り換えに棟梁がやって来た。
挨拶をして、レタスに水をやってJA湘南へ向かい、百合、ほうれん草、椎茸を買った。
帰りにティグレへ回ってバケットを2本買った。

仕事を眺めていたが、外したドアと取り付けるドアのサイズが微妙に違うので、コンクリートや木枠、上の硝子の部分の細工が必要で結構細かい仕事のようだった。
専ら弟子のNさんがやった。
親方と仕事小屋に、かねてから聞いていた作品を観に出かけた。
小型の神社のようなもので、仕事の合間に木組みなどを研究して、宮大工のような技を身に付けたいと思っているようだ。
仕事場は石神台の丘陵、月京、相模湾が見える高台にあり、前にソメイヨシノ、横に山桜があり、仕事をするだけではもったいない場所だった。
帰りに家に寄り、細工物や家の造作などを見せてもらった。
一億円くらいカネが入ったら、土地を買って地下にセラー、1階に書斎、2階に音楽室を作ってもらいたいのだが、宝くじ頼みじゃ実現しそうにない。
若い頃はこのくらいのカネはいつでも作れると思っていたが、時代は急にデフレへと反転し、生活には困らないが趣味の部分に贅を凝らすことが出来なくなった。

昼は妻がハンバーグ、ポテトグラタン、菜飯、味噌汁を作り、5人で食べた。
僕は一人、ハンバーグとグラタン、ティグレのバケットでスペインの赤を開けて飲ませてもらった。
ワインは2時間前に開栓しておいたので、実に良くなっていた。
このヴィンズ・アルガスは赤白共に飲む前に開栓しておくと凄く良くなる、価格も今のところイナリヤトでは一番安いが、軽快で奥行きがあるいいワインだ。

午後はいい気持ちで1948年のアメリカ西部劇「3 Godfathers」を観た。
ワインの酔いで居眠ったが、2度目なので部分的に観ても、何となく筋書きも場面も覚えていた。
主演のジョン・ウェイン、晩年のヒーロー役は無理が感じられるが、この時41歳の男盛り、演技をしなくても力強かった。

葛川沿いの鷺観察の散歩に出て、コザギを1羽だけ観て5時に帰って来て相撲を観た。
昨日は俵の上を歩いた大栄翔が一直線に突き押しで勝ち、正代は土俵の際で回り込んんで辛うじて残す相撲だった。
台所のドアは大栄翔の相撲が終わった頃に完成して、全面ガラスで部屋が明るくなり、色が銀からブラウンになったので落ち着いた感じになった。
杉の香がいい。

風呂に入り、晩飯になったが、妻が張り切り過ぎて疲れてしまい、目鰺の刺身を切っただけで、残り物のポテトグラタンと煮大根、味噌汁に山葵漬けでご飯を食べた。
昼に飲んだワインが効いて飲むの止めたんだけど、「美の壺」で折敷をやっていて、お盆にワインとつまみを載せて飲み始めてしまった。
どうもしっくりこなかったので、銚子と猪口とつまみの小皿を載せて本格的に呑み出してしまった。
「新日本風土記」は春に観た長崎街道だったが、シュガーロードを大名、シーボルト、象が歩いた。
二度目だったが、いいなあと思って観た。
金曜10時のドラマは、かつてバスケットボールの名門校のチームにいて、今の生活に疲れたOGが色々あって昔の合宿所に集まってきた。今後何かやるんじゃないかな。
「ドキュメンタリー72時間」はつくばの焼き芋屋で、店主の飄々とした感じのオジサンが良かったなあ。

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