キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

丹後の夕日

2021年11月30日 | Weblog
今日は丹後の温泉に友人と二人で泊まっている。
今朝は5時に目が覚めて、中森明菜を聴いたが、京都の明菜ちゃんも気分が変わっていいものだ。
7時に食事会場に行ったが、予想通り酷い朝飯だった。
それでも餅米のようなおにぎりと熱い味噌汁が美味かった。

8時に出発をして、車で大原三千院に行った。
永六輔と中村八大の歌で一躍有名になったが、山間の里で、ここから大原女が野菜を背負って京の街まで行商に行っていたのかと、昔の女の苦労が思いやられる。

三千院は思っていたとおり俗化していて、歌のような風情はなかった。
加えて日本の仏教を少し齧り、そのインチキな事が分かってしまったので、拝金主義を見せられると、国宝といえども空疎な偶像に思えて心を込めて観ることが出来なかった。

長野へ帰る友人を北山へ送り、植物園そばの蕎麦屋で大もりを喰ったが美味かった。
でも高かったので、来ているお客は人品卑しからぬ年配の方だけだった。

丹後へは4時間近くかかったが、夕日の日本海に間に合い、露天風呂にゆっくりと浸かって眺めた。
クラフトビールと香田の特別純米が美味かった。
料理はまあまあだった。
年を取りあくせく働く時間が終わり、死も遠からじの年になり、ゆったりとした時間を感じている。

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先斗町

2021年11月29日 | Weblog
烏丸四条のホテルに荷物を置いて、友人と四条河原町まで歩き、先斗町の同窓会の会場の店を確認し、三条河原町で高山彦九郎の像を眺め、東山へ歩いた。
早めに行こうぜと、予定していた蕎麦屋に向かったが、長蛇の列に直ぐに諦め、道すがらの喫茶店のような所に入り、ビーフカレースパゲティとパンをいただいた。
カレーは京都名物のカレーうどんの味と同じで、うどん粉にカレー粉を混ぜたような味わいで、美味かった。
散歩のコースは友人任せで、青蓮院へ向かった。
聞けば天台宗の寺で、我が家の宗派と一緒でお詣りに力が入っね。
大きな寺で、皇居が火事のときには天皇がいたこともある由緒正しい寺でもあり、庭も良かった。
拝観料500円で、見応えがあったね、近頃の寺社は拝金主義のところばかりでウンザリするが、良心的な寺だった。
樹齢800年の樟も素晴らしかった。
円山公園へ歩き、祇園で珈琲を飲んで、鴨川沿いを歩き4時に会場へはいった。
東山が見渡せる眺めのいい店で、料理もワインも美味かった。
6時半にお開きになり、ホテルに戻り、4人で再び京都の夜に繰り出した。
20分程彷徨、いい店に当たり美味い酒をたっぷり呑んだ。
若いオネエチャンがいっぱい居て華やかで、しかも料理も美味く驚くほど安かった。

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初冬の京都へ

2021年11月28日 | Weblog
実は今日から京都へ出かけるので、明日からのブログが短くなる。
スマホでの入力が面倒くさいからだが、書くべきことはきっと多いに違いない。
ともあれ、そういうことでヨロシク。

昨日はぐっすりと寝て6時に目が覚めた。
何時ものように少し音楽を聴いて気分を高揚させてから台所へ降りて朝飯を作った。
シメジと豆腐の味噌汁赤だし、ピーマンの卵炒め、塩鮭、これは妻が塩にしたもので薄塩で鮭の甘い味わいが良かったが、飯のおかずには不向きだった。
白菜漬け、大分漬いて来たが未だ乳酸発酵の感じじゃない、でもこの位のところが一番美味いのかもしれない。

9時半にJA湘南へ向かって自転車を漕いだ、大根白菜を買った。
大根は例によって直ぐに皮を剥いて、面取りをして、切込みを入れて米と一緒に茹でた。
妻がマサに行くのに同乗させてもらい、大磯図書館国府分館へ行った。
ヤオマサの北側にあり歩いて1分のところだ。
昨日借りた5枚のCDを返して新たなのを眺めていたら、予約してあったCD2枚を受付の女性が出してくれた。
Johann Sebastian Bach Passio secundum Matthaeum,BWV244 Karl Richter 1958年
ミュンヘンでの録音のマタイ受難曲の抜粋で、どんなものかと聴いてみたがやっぱり厳かな感じだね。

GETZ/GILBERTO1964年
スタン・ゲッツがジョアンジルベルトと組んでジャズにボサノヴァを持ち込んだ記念すべきアルバムで、頭に「イパネマの娘」が入っている。

新たに探したのが以下の3枚
HOLLY COLE TRIO DON'T SMOKE IN BED 1993
ホーリーコールは好みのジャズシンガーで既に7枚ほどアルバムを持っているが、この「ベッドで煙草を吸わないで」は無かった。
久し振りに聴いてみたがいいねえ。

Mari Nakamoto in style 1993
この人のは2枚持っている、オバサン顔で美人じゃないが歌同様魅力的だ。
久し振りに聴いたらやっぱり良かったな。

MOZART Symphonies No.40&No.41≪Jupiter≫English Baroque Soloists JOHN ELIOT GARDINER 1989 London
これはジョージ・セルのを持っているが、このジョン・エリオット・ガーディナーも中々いい。
まあ音痴の僕の感想だから当てにならないけど、百田尚樹が書いていたように、CDに録音して出すくらいの人なら悪いのは無いはずで、評論家の意見に惑わされずに心を白くして聴いてみる事だね。
ワインの善し悪しは飲んだワインの量によって分かって来るのと同じで、とにかく聴いてみる事なんだろうね、その内に音痴であろうが無かろうが分かってくることがある。

ヤオマサでは小田原で揚がったメジマグロを一本買った。
夜、「菊正純米山廃」のを燗して肴にしたが、さっぱりとしてよかったね。
本鮪の子供とはいえ量があるので、半身は娘の所へやった。

昼飯は妻が芦の屋へ食パンを買いに行き、大量の豚肉を炒め、ラムを焼き、庭のリーフレタス、胡瓜、ラディッシュ、トマト、茹で卵、自家製マスタードでサンドイッチにした。
ポトフを温めて、アールグレイを淹れて飲んだ。
かなり贅沢なサンドイッチだったが、太るだろうなあ。

午後は借りてきたCDを聴いた。
マタイ受難曲の後にボサノヴァを聴き、中本マリやホーリー・コールの色っぽい声を聴いて、モーツアルトの交響曲を聴くと変化に富んで飽きないねえ。
これで、JPOPとCITYPOPを聴いたら極楽だね、音痴なのに何でこんなに音楽が好きなんだろう、下手の横好きとは言うけど、これだけ好きなんだから天はもうチョット音楽の才能を与えてくれりゃあ良かったのにねえ。

てなことで、三日ばかり草鞋を履いてまいります。

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朝かつ丼の勧め

2021年11月27日 | Weblog
昨日の昼にトンカツを何枚揚げたか知らないが、今朝残ったトンカツでかつ丼を作って食べた。
朝のかつ丼は美味い、胃腸が頑健に出来ているからなのかもしれないが、朝のビーフステーキ、カレー、かつ丼はもっとも好むアイテムで、特に二日酔いの時には身体が欲する。
特に今朝のかつ丼は実に美味く作れた。
冷蔵庫の水出しの出汁に味醂と醤油を入れ、玉葱を少し煮込んでからトンカツを入れ、最後に溶き卵を回し、蓋をする。
この蓋をするのはプロの料理人から教わった。
丼飯の上にこれを載せて最後に三つ葉をトッピングする。
味噌汁はシメジと豆腐で白みそ仕立て、漬物は件の白菜づけを出した。

朝かつ丼は朝から贅沢な気分になれるし、何しろ敏感な舌と半日の絶食後の身体に染みわたるエネルギーを感じ取ることが出来て実にいいい。
それに朝からフライを揚げるのに抵抗があっても前日のトンカツを使って出来る。
まあ、揚げたてを丼にしたほうが美味いが、揚げたてはトンカツとして喰った方が肉の味わいを堪能できるような気がする。
もっとも妻が昼にトンカツを揚げるのは、かつ丼を喰いたい一心からなんだけどね。
そういった意味では、かつ丼フリークの妻の方がかつ丼の味を極めているのかもしれない。
僕がトンカツを喰っている時に、隣でかつ丼を食べようとする妻を見ると、丼飯の上にこれ以上盛ると崩れ落ちる状態までに、トンカツと卵と玉葱が積み重なっていて、その上に三つ葉が降りかかっている。
先ずは日本人の習性でご飯の姿を見ないと安心しないから、盛り上がった具の隙間から箸を突っ込み飯の姿を確認するんだが、触れなば落ちんの状態だから、そんな事をしたら脇からトンカツや卵や玉葱が落下するんだね、そいつをそうはさせじとするからとにかく慌ただしいこと凄まじきかなで、飯を喰っているんだかふざけているんだか良く分からない状態になる。
それを呆れかえって見ていいると、見ないでよと叱られるけど、こんな面白いものは無いからずっと見ているわけだ。
まあ、妻の事はともかく、結局は何時もと変わらない一日なんだけど、朝かつ丼はその日一日を希望に満ちたような気にさせてくれるし、実際ハイカロリーなので朝から全力で事に当たることが出来るから、一日を有効に使えるというわけでお勧めだ。
午前中全力を出し切って何かしたら、午睡を取ればいいわけで、小春日和のガラス窓越しの陽が快楽なんだなあ、一日に何度も場所を替えて快適さを追求しているマルの気持ち分かるなあ。

音楽を聴いていてうっかりJA湘南へ行く時間を過ぎて仕舞、慌てて自転車に飛び乗って出かけた。
既に一通りのお客が買い物を終わり、それでも野菜が残っていたので、長甘唐辛子、獅子唐、銀杏、小松菜を買った。

昼に「獅子舞」に行きラーメンを食べて、その後、娘の店「マーリモンターニュ」でシャッターを開けたり、グラスワインを注いだり、量り売りの訓練を受ける予定らしい。
僕の方は急に資金がいるとのことで、平塚の三井住友まで娘の車に乗って出かけ、カードでイナリヤトへ送金しようとしたら、100万円までしかできないとのことで、窓口に案内され待っていたら思いの外時間を喰ったが、無事に送金できたから良しとしよう。
振り込め詐欺の防止で不便も多いが、損害を少なくするにはこれも仕方ない。
娘に「獅子舞」へ送ってもらい、妻を待って拉麺と餃子を食べた。
獅子舞拉麺は500円で、ボリュームがあり、さっぱりしたストレート麺にキャベツと玉葱、茹でた鶏が入っていて、細切り唐辛子が載っている。
薄い味で胡椒、山椒、ラー油と足しながら味の変化を愉しむようになっている。
濃い味の好きな妻がこのラーメンは美味いと云って気に入った様子なのが意外だった。
例により妻は、女将から大盛は麺が二玉入っているから厳しいですよ、と言われたのに大盛を頼んだ。
隣で見ていても物凄い量で、さすがに最後は、あなた食べる?とか言って丼をこっちへよこしたが、並の拉麺でもかなりのヴォリュームで、しかも餃子をほとんど食べていたので、ほんの少し麺をいただいて丼を返した。
多分、化学調味料を使っていないと思うが、柔らかな味で、目一杯食べたのに水を飲みたくもならず、気分も悪くならない爽やかな食後感だった。
大磯の友人から噂を聞いて10年前から何度もトライしたが、何時も休みで食べられず、長年の念願がかなった。
噂通りのいい拉麺だったし、女将の人柄が実にいい。
開店日がはっきりしたので、今後は空振りなく通うようになるだろう。

娘の店へ行くと未だ閉まっていた。
お歳暮のオーダーが入り倉庫で包装をしてから店を開けると云っていたので、待っている間に、大磯図書館に入って利用カードを作ってもらい本1冊CD5枚を借りた。
油井正一「ジャズ昭和史」DU BOOKS 2013年 3,800円+税は、670頁の大冊で、油井さんは最初、髭を生やしたジャズ愛好家にありがちな感じの人かと思っていたが、背広を着た固い感じの人で驚いたが、Jazzの解説も学研肌で、持っていたJazzのイメージを根底から覆した。
12月10日までに返却だが、それまでに一度目を通しておきたい。

helen merrill 1955
これはクリフォード・ブラウンとのアルバムで、名盤中の名盤、Jazzに関心のある人なら、ヘレンがマイクの前で歌っているブルーのジャケットが脳裏に焼き付いている。
松原みきのアルバムで「You'd be so nice to come home to」を初めて聴いていたが、このアルバムにも収められているコール・ポーターの名曲だ。

The Cannonball Adderley Quintet in San Francisco 1959、Cannonball Adderley SOMETHING' ELSE
キャノボール・アダレイは何故か持っていなくて、2枚借りた。
サムシングエルスは有名な盤でジャケットを何度も見ている。
収録曲の「Love for Sale」も松原みきのアルバムに入っていて馴染みがある。

Art Blakey and The Jazz Messengers
モーニンが入った有名なアルバムで、「美の壺」のテーマになっているから耳馴染んでいる人が多いと思う。
「美の壺」の初代のナビゲーターが谷啓だったので、ジャズを使ったんだろうなあ。
初めてこの曲を認識したのは小雪と浅野忠信の「ロンググッバイ」で繰り返し流された時だった。

Wilhelm Furtwangler Beethoven Symphony No,9 Berlin 19.4.1942
フルトヴァングラーに興味を持っていて探したが、これしかなかった。
持っているのが1951年録音のやつで、各楽章の演奏時間を比べたらほとんど同じなので、正確無比な指揮をしているんだろなあ。
まあ、絶対音感は当然として、リズムも98とか105とか正確に刻めるのが当たり前なんだろうけどね。

マーリモンターニュでイタリアのオレンジワインをアーモンドとクランベリーを摘まみにして飲んだ。
家に帰るとArtur Rubinstein RACHMANINOFF Concerto No.2が来ていた。
4時過ぎに大磯方面へ軽く散歩に出て、5時過ぎから相撲を観た。
阿炎のツッパリが貴景勝に通用して、どん底から這い上がってきた男の強さを観た。
落ちる前はどうしようもないやつだと云っていた錣山も、この姿を見て悦に入っているんじゃないかな。

風呂に入って晩飯。
小田原のメジマグロの刺身、同じく小田原の鯖のマリネ焼きと、もう一品酷く凝った料理を作っていたが、何故朝獲れた鯖を塩で焼かないのか疑問だな。
新鮮な鯖の美味さをそのまま味わう贅沢っての分からないのかなあ。
「菊正宗純米山廃」を燗にして刺身と風呂吹き大根、炒り銀杏で2合徳利2本呑み、ティーチャーズのソーダ割りでポトフを食べた。

9時からの「新日本風土記」奥静と「ドキュメンタリー72時間」新大久保の24時間営業290円弁当店を観た。
「ドキュメンタリー72時間」にはあらゆるタイプの人が出て来るので酷く興味深いし面白い。
その余韻を感じながら、今日借りたジャズアルバムを聴いた。

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三度目のニュー・シネマ・パラダイス

2021年11月26日 | Weblog
「黃犬交友抄」を読了した。
布張の2,600円もする高価な本だがBOで500円で買えてよかった。
キーンの翻訳者の角地幸男が編んだのもよかった。
今まで主に随筆を読んできたが、初めて読むのが多かったので得した気分と、新たな視点でこの人物を知り得たのが嬉しい。
白人に時々このような天才的な人が出るが、その人が日本の文学に興味を持ってくれた事は僥倖だった。
日本人とは異なる気質を持っているから、日本人研究者が嵌るマンネリが打破され刺激的な論考が多くなるんだよね。
膨大な量の資料を読み込み、堅実に研究成果を発表してくれ、しかも96歳までそれを続けてくれたので、日本人への大きな贈り物が残った。
キーンの真似なんかできないが、ひとつだけ肖れるのが料理を作り酒を呑む事だね。
彼が日本の文学に触れたのは「源氏物語」が最初で、今では欧米の知識人なら読んでいるのが当たり前と書いてあったが、日本人として読んでないのが恥ずかしい、原文は困難なので現代語訳でいいから読むべきだとも書いてあった。
与謝野源氏がヴィヴィットで面白いと、人に勧められたのが半世紀前のこと、東北の温泉を訪ねた時に、瀬戸内晴美がそこで長逗留して訳していたと聞いたので、何かの縁だから読もうかと思ったが、そのままになった。
古事記、万葉集の原文を読んだ訳ではないが、研究書を読んだ、源氏物語も要約でも漫画でもいいから、死ぬ前に読んでおかなきゃ日本人たり得ない。

今朝は4時に目が覚めて、ずっと柏原芳恵と中森明菜を聴いていた。
国語に伝統と文化が凝縮されていて、それが日本人の基底の共通認識になっているとすれば、その国語と強く日本化された洋楽を組み合わせたJ-POPを愉快に聴けるのも、日本人たることの証なのか。

7時に起きて朝飯を作った。
シメジと豆腐の味噌汁に茹でたほうれん草を入れ、鯖の味噌煮を焼き、茄子のオリーブ焼を作り、糠床から大根を出し、樽から白菜を出して切った。
流石に茄子は固くて盛期を過ぎていて美味くなかったが、今季初の白菜漬けは実に美味かった。

JA湘南へは自転車で行き、大根、柿、スティックブロッコリー、春菊を買った。
大根は例によって直ぐに皮を剥いて面取りをして米と一緒に煮た。
今日は美味い風呂吹き大根を作ろうと、下茹でした後、水で洗い、昆布を敷いてもう一度煮た。

午前中はモーツアルト交響曲40番と41番を聴いた。
昼飯は二択でトンカツか鍋焼きうどんと妻に聞かれたが、どちらもあまり喰いたくなく、君が決めてと言って置いたらトンカツになった。
サラダと豆腐と若芽の味噌汁、沢庵が用意されていた。
トンカツは飽きているので何も感じなかったが、玉葱のフライが美味かった。

プレシネは3度目の「Nuovo Cinema Paradiso」1989年 イタリア/フランス映画で、シチリアの架空の小さな村の映画館が舞台で、そこの無学な映画技師アルフレードと映画好きな子供トトとの交流が描かれていて、実にいいんだよねえ。
何がいいかって、子供の頃に本当に好きなことがあり、それを愛情をこめて指導してくれる大人がいるって幸運は、そうざらにある事じゃない。
主人公のトトがヘレナに惚れて相愛となり、でれっとキスしたり愛撫したりするのも、昔の愉しい気分を思い起こさせてくれていい。
トトの兵役中に音信不通となって、それきりになるのが悲しいが、以来女を愛せなくなるの分かるなあ。
別のフィルムでヘレナと再会するのがあるが、取り返しがつかないのが人生で、どうあがいても心の隙間は埋まるものではなく、時間の無常さを感じながら生きて行くしかない。

4時前に西友に買い物がてらの散歩に出た。
「菊正宗純米山廃」のパックを買い、久し振りにじゃがりこサラダ味を買った。
数日前、素晴らしい夕陽を観たので、同じ公園のベンチで同じ時間に西北の空を眺めたが、空が燃えることは無かった。
座っている間にルービンシュタインのラフマニノフ・ピアノ協奏曲2番をオーダーした。
散歩の途中の公園で買い物ができるんだから、ベンチと桜並木が店舗ってことかな。

家に帰って相撲を観たが、阿炎が凄かったよ、体重が増えたせいなのか、ツッパリの威力が増した。
照ノ富士は相変わらず盤石だが、阿炎との取り組みは組まれるのだろうか、ツッパリが通用するのかどうか観てみたい。
風呂に入って出て来たら、妻が冷蔵庫に白ワインが冷やしてあるというので開けて飲んだ。
12月に入っての土日に娘の店番を任されたらしく、ワインの味見をしとかなきゃと、一番売れてるのを買って来たらしい。
ルーマニアのワインだが、深みがあって中々のワインなんだ。
鰺の刺身と芋煮、茹でたブロッコリー、大根の葉と油揚げの炒め煮、風呂吹き大根、鯖の味噌煮は、どう見ても酒の肴なので、カンパーニュのチーズトーストを作ってやった。
僕は「菊正宗純米山廃」を冷で呑んで刺身を喰っていたが、妻は随分勢いよくワインを飲んだね。
お客から訊かれて味わいが答えられなきゃと、何時もと違い真剣に味わっていたのかもしれないが、ビールと違ってワインは喉越しじゃないから、そんなにがぶがぶやらなくてもいいんだけど、根が好きだからピッチが速い。
僕は酒の後に落花生とじゃがりこを出してワインを飲んだ。

7時半に2階に上がり、欧陽菲菲を聴いたが、実にいいねえ。
2枚のアルバムがあり、どちらもベストアルバムなのだが、片方は筒美京平の曲が中心になっている。
調べてみるとデヴューの「雨の御堂筋」はベンチャーズの作曲だが、その後3年間は筒美が作曲をしていた。
もう一つの方は最初と最後に伊藤薫の名曲「ラヴイズオーヴァー」が入っていて、これがいい。
これをたっぷり聴いた後、マルタ・アルゲリッチの56年前の幻の演奏と云われてるショパンを聴いた。
99年に初めてCD化されたので幻と呼ばれているが、今では新盤が誰でも手に入るので、幻って謳い文句を止めた方がいい。
だが、ジャケットの若き日のアルゲリッチは魅力的だ。

8時半に娘が店を〆てやって来て下で晩飯を喰っていたので、今日の店の様子などを聞いた。
在庫量がだんだん多くなってきているし、今後もさらにアイテムを増やすとすれば、1店舗での売り上げでは回転率が悪く資金が寝てしまうので、当然利益率も悪くなるから、酒屋への卸や業務店への販売を強化しなけりゃいけない、だが、それには人手がいないから、近所にもう一軒店舗を増やし、僕や妻が見たほうが現実的なのかもしれないと話した。
白ワインの残りが僅かで、それを飲み切ると、ティーチャーズに手を出し、11時に娘が帰った後はシャトー・ボーロンに手を出し、グラスに注いで二階に上がって音楽を聴いた。

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1,000円万年筆

2021年11月25日 | Weblog
今日は何時もより30分遅く歯医者の予約があり、二宮を10時の電車で行く予定が、駅についてみると9:23の電車が30分遅れていて、それに乗って小田原まで行った。
天気が良かったので、ぶらぶらと商店街を歩いたが、街は未だ活気を呈する時間じゃなくやけにのんびりとしていた。
3本あった奥歯の根の2本が無くなり、残った1本に冠を被せてどうにか使えるようにするのだが、何しろ弱ったうえに支えが無いから前途は無望で、何時までもつのか頼りない。
それでも嬉しいもんです。

妻と次男が昼を外で食べるから、何か食べて来てと言われたが、有隣堂で本を眺めていたら、1時からのヒッチコックの映画を観るのに時間が無くなり、慌ててPILOTの万年筆KAKUNOとPlatinumのブルーのインクを買って、11:40の電車に乗った。
どうもボールペンというのが好きになれず、万年筆が好きで今も使っているが、KAKUNOは1,100円という価格で書きやすく、Platinumの万年筆もそれ以下の価格で買って、ブルーと赤を愛好している。
高価な万年筆を20本ほど持ってはいるが、最近は専らこの廉価なやつが好みだ。
煙草を吸っている時にも、高価なライターを使わずに100円ライターを使ったが、あれと同じで1,000円万年筆だね。

昼に昨日の植野食堂で観た肉ソース焼きそばを作ってみたいなと思う気持ちがあり、本屋で長居してしまったが、これが実に美味く出来て驚いた。
生麺を蒸籠で15分間蒸して水洗いし、多めの油で揚げるように炒める、今まで食べたことが無かった食感で、硬くてモチモチしていて味わい深かった。
野菜は人参、ピーマン、玉葱、肉は別に炒めて最後に出来上がった焼きそばに載せるのがポイント、牛肉を使った。
ソースは中濃ソースに蜂蜜。

1946年のケーリー・グラントとイングリッド・バーグマンの、ナチスに絡む諜報活動と恋愛がクロスした映画「NOTORIOUS」を観た。
2度目だったが、大学生の頃観た「カサブランカ」のイングリッド・バーグマンがすごく綺麗に思えたのに、最近何度か観たが、それほどとは思えず、今回観てもその感想は変わらなかった。
この年になると、若い頃感じた妖艶華麗な感じなどせず、子供っぽい感じがしたね。

映画を観ている時に次男がやって来て、いつ終わるんだとせかされて散歩に誘われたので、14:42に「NOTORIOUS」が終わり、直ぐに大磯方面へ散歩に出た。
久し振りにプリンスホテル下の窯まで行き、猪口、小鉢、小皿を買った。
帰りに落語茶屋に寄って珈琲を飲んだ。
チョコレート、メロンゼリー、焼き芋などを出してくれた。

5時ころ家に帰り相撲を観た。
この間も書いたが、休みがちだったロートルの横綱が居なくなり、すっきりとして面白くなったと思う。
照ノ富士が断然強いが、阿炎が1敗で追いかけているのが興味深いね。
この後、上位にぶつけられるかもしれないが、二桁勝っているので来場所は前頭の上位に上がり、毎日5時過ぎにTVに出てきそうだ。

風呂に入って、晩飯を喰った。
鯖の味噌煮、赤芋と薩摩揚げとシメジの煮物、この芋が親芋だったので実に美味かった。
食後にお茶で落花生を喰ったが、酒は呑まなかった。

フルト・ヴェングラーのベートベンの交響曲を2曲聴き、柏原芳恵を画像を見ながら聴いたが、妖艶で肉感的でうっとりしちゃったね、その後中森明菜を聴いたが、オトナになってからの歌なので実にいい。
それでも、浜崎洋介の「小林秀雄の人生論」を読了し、ドナルド・キーンを読んだんだよ。

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新嘗祭

2021年11月24日 | Weblog
8時半から川勾神社で新嘗祭が行われるので、八幡神社に8時に集まって車で川勾まで出かけた。
米を奉納して神主が祝詞を上げて収穫に感謝し、15分で式は終わった。
何だかあっけなかったね、この儀式が神道にとって最も重要なものであると思うのだが、こんなもんなのか。
縄文の頃から米は日本の最も大切な糧で、天皇が春に豊穣を祈願し、秋に感謝するという事が2600年繰り返された。
皇后は養蚕に配慮していたので、今でも皇居の中で蚕を飼っている。
米と絹は特別な産物なんだけど今ではその実感がない。

宮世話人の最長老がCDを貸してくれることになっていて、20枚ほど持って来てくれたので、PCに取り込んだ。
Classicは初心者向けの案内盤のようなものとオペラ歌手のアルバムがあった。
戦争物があり、Battle of Britainのアルバムがあったが、イギリス人にとってはすごく心に残る闘いだったんだろうなあ、スピットファイヤーVSメッサーシュミットだね。
「海ゆかば」は、20曲ぐらい異なったヴァージョンが入っていた。
それとアメリカ海軍の楽隊のアルバムが2枚あった。
日本のものではアリスのアルバムが2枚と、彼が好きな岸洋子のアルバムがあり「希望」が好きだったことを思い出し、これを直ぐに聴いてみたが良かったねえ、3度聴いた。
ロシアとイギリス人の女性歌手のアルバムに加えてマドンナが1枚あった。
けっこうな枚数があったので午前中いっぱいかかった。

昼は妻が昨日から押し寿司を作る算段をしていて、海老、ローストビーフ、〆鯖の3種類出来ていた。
ローストビーフは握りも作ってあって、そっちの方が美味かった。
汁ものは鮭と大根人参ジャガイモを煮込んだもので、三平汁ってやつだね。
妻の性向で具が多すぎて汁が少なくてしかも濃縮しすぎてバランスが悪かった。
水を加えて味を調えればいいのにねえ。
押し寿司はやっぱり小鯛を酢で〆たのがいいなあ。

母の処へ冬物のカーディガンを届けた。
休日だったが、途中から山越えの道を通ったので、渋滞に巻き込まれず1時間で帰って来れた。
山の中の道には、皇帝ダリアが咲き乱れていて綺麗だった。

4時前に大磯方面に散歩に出て、落語茶屋でばかうけさんと落語の話をチョットして帰ってきた。
相撲を早くから観たので、2年振りに阿炎を観た。
太っていて大人しい感じがした、コロナ下飲みに出て出場停止3場所で、下の方に落ちたのが薬になったのかなあ、でも、奔放なところが魅力だったのにね。

風呂にゆっくり入って、晩飯は、茹でたほうれん草、鰯の丸干し、竹輪、三平汁で、残り少なくなっていた「菊正宗純米山廃」を燗して呑んだ。
落花生を出してつまみ、肉まんを温めて2個食べた。
やけに酔ったので、2階に上がりベッドで横になったら眠ってしまい、10時に目が覚め歯を磨き、バッハの無伴奏チェロを聴きながらドナルド・キーンを読んだが、2時間ほど寝てしまった。
3時に目が覚めて中森明菜を聴きながら読書を続けたが、中森明菜のカヴァーアルバムは、30代に収録していると思われ、巧いうえにオトナの女の魅力があり、うっとりとして聴いた。
当然読書は捗らなかった。

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白菜を漬けた

2021年11月23日 | Weblog
日本橋亭で桂塩鯛の落語を聴いた。
開口一番に二つ目の春風亭一花の噺を聴いたが、巧かったんで驚いた。
口舌鮮やかにタンタンタンと噺す姿は志ん朝をチョット思い出させた。
塩鯛の落語は関西風でどうもいまひとつ面白くなかったが、「青菜」は良かったね、本題と同じぐらい十分に枕を振ったのも関東のお客を研究した成果かもしれないが、見違えるような話しぶりに大いに笑った。
もう一つの「蔵丁稚」は、歌舞伎の科白を語るところが山なんだけど、今の東京人はあまり芝居を観ないから、観てもミュージカルでしょ、笑わせるというより唸らせる噺だったんだろうけど、今一つ盛り上がらなかった。
関西でやると受けるとすれば、芝居文化で先進地ということだね。

横浜に取って返して、小説の校正の打ち合わせをして、中華街で5時に15年振りに友人と会った。
若くて美人なんだけどやけに気が合って、会っているとやけに愉しいんだな。
彼女がオーストラリアのワインの輸出をやっていた20年前に知り合い、現地でも世話になった。
7年前に仕事の関係でご主人とシンガポールへ移って、去年大きな会社の日本の支社長になったので、夫婦で日本にやって来たとのことだ。
中華街の「一楽」で会って、もっぱら僕が紹興酒を飲んで彼女と話し、時々ご主人に通訳をしていたが、以前から静かに構えて我々が大騒ぎしながら話をしているのを見守ってくれるので、大人(たいじん)であることは間違いなく、その証拠に今では100人が働く会社を経営している。
その彼も50になって、髪も白いものが混じり20年という時間が経過したことを実感したが、二人とも大成功をしてくれたので凄く嬉しかった。

7時半にお開きにして9時に家に帰ったが、娘夫婦と妻の3人で酒盛りをやっていた。
娘たちが持参した四合の酒が終わり、大切な僕の「菊正宗純米山廃」を燗にして呑んでいた。
流石に酒は呑む気にならず、ビールを1杯飲んでティーチャーズのソーダ割りを飲んだ。
つまみは帰り道のCVSで柿の種とポテチを買って来たのでそいつを摘まんだ。
娘と音楽の話をしていたら、Glenn Gould Plays Bach Goldberg Variatiを持っていたみたいで、グレン・グールドは口ずさみながらピアノを弾くが、当時の録音技術じゃあそれが分離できなくてなんて言っていたので驚いた。
結局12時まで飲んで帰って行ったが、その後2階で少しお仕事をして1時に寝た。

今朝起きてみると頭が重く、ティ―チャーズを4,5杯飲んだから当たり前なんだが、ポストコロナで気が緩んでいるのか、ここのところ飲み過ぎだなあ。

今朝は6時に目が覚めて音楽を聴き7時近くに台所へ降りて、シメジと豆腐の味噌汁、ふろふき大根、鶏唐揚げ甘酢かけ、蕪の糠漬け、納豆を食べた。
鶏の唐揚げが一晩超経って味が馴染んでやけに美味かったね。

JA湘南へ自転車で行き、白菜、無花果、茄子を買い、家に帰って白菜を漬けた。
例年この頃に漬け始めて3月の声を聞くまで漬けていたと思うが、昆布と唐辛子と塩だけのシンプルな漬物だが、日が浅い頃はサラダっぽくていいし、日が経つと乳酸発酵で酸味と味わいが増していい。
いよいよこの漬物の季節だ。

バッハ「音楽の捧げもの 」カール・リヒターが着いたので、早速聴いてみた。
一回目から聴き惚れるような感じの曲じゃなく、地味なので繰り返し聴いていて良くなるのかなあ。
作曲理論についてはチンプンカンプンだから、そこで感じ入ることは無い、作曲術はともかく、良いものだったら人の心をとらえて離さないはずだ。

昨夜酒を呑んだせいか妻は昼前迄自室で布団をかぶって寝ていた。
昼は野菜粥で良いかと聞かれたので、ここの所いろいろ食い過ぎて、とにかくあっさりしたものがいいので歓迎だった。
白菜を一枚欲しいと云われ、漬けてあるから取ったらと言っておいたら、どうも本当に樽から取ったようで、白菜、ほうれん草、人参、フィッシュボール、薩摩芋が入ったお粥だった。
正確にはおじやなんだけどね。
鶏の唐揚げ南蛮漬けがまだまだあり、それとフィッシュボール、沢庵などをおかずにして食べたが、野菜の味わいが飯に移っていて実に美味かった。
食後の無花果を食べた。

プレシネは2000年イギリスの「Billy Eliott」で、初めて見る映画だったが、2時から母のリモート面談で30分ほど中断し、熱中して楽しめなかったが、いい映画だったな。
この間も炭鉱の町の映画を観たが、これも炭鉱の町に住む家族の物語で、次男にダンスの才能があり、最後はトップダンサーになるが、それまでの葛藤を描いていた。

母は相変わらず体中が痛くて、早く父が迎えに来てくれないかと訴えていたが、貴方の母親は99まで生きたんだから、そう簡単に死なないよと話した。
世話してくれる人が大変で申し訳ないとも言っていたので、前向きに生きてないと世話をしてくれる人に申し訳ないし、生きていることを嬉しく思わなくちゃと云ったら、チョット納得してたようだった。
家の中の様子と庭の様子などを見せたので、少しは気が晴れたんじゃないかな。
マルを見せたら、マルちゃんと呼び掛けていた。
冬物のカーディガンが無いとのことで、明日午後持って行くことにした。

雨が降り出して散歩に行けなかったので、「音楽の捧げもの 」を聴きながら「小林秀雄の人生論」を読んだ。
Classicを聴きだしたので、もう少し本格的なオーディオじゃないと楽しめないなあと思い、何を買おうかとあれこれ悩んでいるが、スピーカーとアンプ、CDプレイヤーの組合わせやケーブルの事など調べていると、とりとめも無くなってね、結局素人はミニコンポがいいのかなあと思ったりしている。

4時に風呂に入って温まり、早めに相撲を観たら、宇良が調子が良く、切れのいい技を観られるのがいいねえ。
先日、太り過ぎの力士が多いのが相撲を詰まらなくしているので、体重制限をしたらどうかと舞の海が云ってたが、確かに太った力士は自重で膝を痛めるし、対戦相手も怪我をしやすいから、体中に白いものがある満身創痍の相撲が少なくなるかもしれない。
動きが早く技が多彩な相撲を観たいねえ。

晩飯はウルメ鰯のナメロウで、これが新鮮でひどく美味かった。
残念ながら酒は止めておいたので、飯と一緒に食べたが、随分食べてしまった。
高野豆腐に挽肉と人参椎茸のみじん切りを詰めて煮たのも美味かった。
人参、ジャガイモ、ブロッコリーを蒸したのに、アンチョビとマヨネーズのソースを付けて食べるようなのが出てたが、これはもう一工夫必要だったね。

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コロナ前へ

2021年11月22日 | Weblog
今朝は1時に寝て3時時前に一度目が覚めたが、すんなり二度寝が出来て6時前に目が覚めた。
目覚めに刺激的な動画を観て6時過ぎに台所へ降りると、次男が朝飯を喰っていた。
ブロッコリーのポタージュスープでカンパーニュを食べるからと妻に云ってあったので、飯が炊けていなかったが、残っていた冷や飯を喰ったらしい。
父に似て次男は冷や飯を温めて喰うことをしない、冷えた飯が美味くなけりゃ米が悪いという考えなんだね。
実際、友人が安曇野で作っている有機栽培のササニシキは、冷や飯で食べても美味い。
冷蔵庫にチョリソーがあったので、カンパーニュと一緒に焼いて食べた。
アールグレイを淹れて、桃、苺、ブルーベリーのジャムを載せて食べたが、甘いものを喰わないようにしていたので、久し振りで美味かったなあ。

今日は午後に日本橋で落語会があり、それを聴いてから夕方横浜中華街で20年振りくらいに知人に会うことになっている。
コロナが収まったからかもしれないが、先月28日の長男御結婚式で横浜に出かけて以来、お出かけの頻度が増えた。
最初の頃は違和感があったが、ついこの間まではこんな生活だったので、その感じが蘇ってきた。

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「あ・うん」の意味が分からない

2021年11月21日 | Weblog
昨日の素晴らしかった夕焼けは今日の好天気のサインだったんだろうね、今日は小春日和だった。
4時に目が覚めて7時近くまで田中裕梨を聴いていた。
ジャズシンガーらしいがシティポップのカヴァーアルバムを2枚出していて、選曲と編曲がいい。

シメジと豆腐と若芽の味噌汁、ふろふき大根、鰯丸干し、納豆、蕪と大根の糠漬けを食べた。
9時に歩いてJA湘南へ行き、大根、ほうれん草、赤芽の親芋を買った。
帰りに葛川沿いを歩いたら、翡翠が上流へ向かって飛翔するのを観た。
光が強く鮮やかな翡翠色だった。

ヴィヴァルディ「四季」、モーツアルト「交響曲38番~41番」を聴きながら「小林秀雄の人生論」を読んだが、相変わらず途中で気になることを調べたりするので進まなかった。
まあ、先を急ぐ読書じゃないから構わないけど、中々いい本だよ。

昼は豚肉、ピーマン、人参、キャベツ、竹輪を炒めて餡にして、拉麺の上にかけて食べた。
水出しの出汁と大蒜醤油だけだったが、豚肉と野菜からも旨味が出て、柔らかないい味だった。
食後に次郎柿を食べた。

午後も引き続き音楽を聴いて読書をしたが、どうも居眠りをしていたようだ。
早くから相撲を観たが、知らない間に下位の力士の顔触れが変わっていて新鮮だった。

スミヤキの煮つけ、ふろふき大根、赤ワインに漬けこんだ豚肉のグリル、古漬けと豚ひき肉炒り、蕪と油揚げの炒め煮を肴に「菊正宗純米山廃」をチロリで燗して3杯のんだ。
一体どの位入るのかと思って量ったら150ml弱だったので、8勺だった。
結構酔いが回り、ここの所のみ続けているのと年齢のせいかなあ、ひと眠りした。

9時半から「あ・うん」を観た。
1980年に放送されたもので、向田邦子の世界は、戦前の中流家庭の生活を描いて、日常に潜む危うさがモチーフになっている。
向田邦子は叩き上げの父親の事が好きだったんだなあと思う。

昔の恋人が盛んに「あ・うん」の事を盛んに云っていたのは、1980年にこのドラマを観たからなのか、長年気になっていたが、戦友の絆で固く結ばれた二人だが、その戦友は自分の妻が好きで妻も戦友が好きだが口にも出さない、それを承知して三つ巴で前に進んでいる状態の何処に、当時の二人の関係を重ね合わせたんだろう。

杉浦直樹とフランキー堺が良かったなあ、それに志村喬と殿山泰司が絡むから、もうそれだけでグッと来ちゃった。
知らない女優だったが、フランキー堺の妻の芳村実子が良かった。
芳村真理の妹らしい、そういやどことなく似ていた。

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