まあ大体いつものような一日を過ごしたが、曇りの割には蒸して結構過ごしにくい日だった。
JA湘南のオバサンたちも同様な感想を口にしていたなあ。
胡瓜が高くなっていて昨日5本100円だったのが、4本150円で吃驚した。
茄子は割と出荷されていて多少高くなった程度か、小菊を2束、無花果、ミニトマトを買った。
花を活けて、庭の植物に水やりをしてから2階に上がり、「青い山脈」を観た。
1949年の今井正監督で、原節子、杉葉子、小暮美千代、池部良なのが出ていて、主題歌が西條八十作詞、服部良一作曲の有名なやつだ。
2時間半の長尺で前編後編に分かれていたらしい。
今観ると、今井正がマルク主義に影響を受けていて、過度な戦後民主主義でGHQのプロパガンダ映画のようだ。
杉葉子の名前は知っていたが、初めて観て大柄で顔も大きな女優だったのでイメージと違ったね。
池部良と恋仲になる女学生を演じていたが、水着のシーンは、昔の水着で乳首がくっきりと飛び出していた。
思えば、昔ってあまり女性が乳房を隠さなかったように思う、服の上からの乳首だけでなく、胸元から乳房を直接見ることも多かったので、けっこう知り合いの女性の乳首や乳輪の色や形を知っていたけどな。
戦争が終わって新しい時代の到来を体現する映画として大ヒットしたが、今観ると当時の時代のムードを感じるにはいいが、構成が単純でいわゆる戦後民主主義も底が浅くて面白くない。
昼は妻が揚げ物をして、鶏唐揚げ、カマスのフライ、茄子のフライがあった。
胡瓜の糠漬けを出し、エノキと茗荷の味噌汁を作って食べた。
食後に無花果2個を食べた。
1時からは、多分3回目になる「山桜」を観た。
藤沢周平の映画の中でも特にこれが好きで、主演の田中麗奈や東山紀之が好きというわけでもないが、東山が上司の悪行に苦しむ農民を見かね、死を覚悟でそいつをぶった切るのがいいし、田中麗奈が結婚を断った東山と山桜の下で会い、枝を手折ってもらったのを縁に人柄が分かり、惚れちゃう。
2度目の婚家から出戻り、東山の留守宅の母親・藤純子の所へ桜の枝を届けるんだけど、見事な展開に、もう目頭が熱くなって涙が止まらない。
天才藤沢周平の短編小説の中でも出色の出来だと思う。
こういった心の動きや倫理観に共感できるってのは、日本に生まれてこそだ。
何度観てもいいんじゃないかと思うほどの傑作だ。
寺脇研「西邊邁が支持したアメリカ映画論」鹿砦社が着いていた。
今夜は久し振りに読書にいそしみ、これを読むとしましょう。
我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます
JA湘南のオバサンたちも同様な感想を口にしていたなあ。
胡瓜が高くなっていて昨日5本100円だったのが、4本150円で吃驚した。
茄子は割と出荷されていて多少高くなった程度か、小菊を2束、無花果、ミニトマトを買った。
花を活けて、庭の植物に水やりをしてから2階に上がり、「青い山脈」を観た。
1949年の今井正監督で、原節子、杉葉子、小暮美千代、池部良なのが出ていて、主題歌が西條八十作詞、服部良一作曲の有名なやつだ。
2時間半の長尺で前編後編に分かれていたらしい。
今観ると、今井正がマルク主義に影響を受けていて、過度な戦後民主主義でGHQのプロパガンダ映画のようだ。
杉葉子の名前は知っていたが、初めて観て大柄で顔も大きな女優だったのでイメージと違ったね。
池部良と恋仲になる女学生を演じていたが、水着のシーンは、昔の水着で乳首がくっきりと飛び出していた。
思えば、昔ってあまり女性が乳房を隠さなかったように思う、服の上からの乳首だけでなく、胸元から乳房を直接見ることも多かったので、けっこう知り合いの女性の乳首や乳輪の色や形を知っていたけどな。
戦争が終わって新しい時代の到来を体現する映画として大ヒットしたが、今観ると当時の時代のムードを感じるにはいいが、構成が単純でいわゆる戦後民主主義も底が浅くて面白くない。
昼は妻が揚げ物をして、鶏唐揚げ、カマスのフライ、茄子のフライがあった。
胡瓜の糠漬けを出し、エノキと茗荷の味噌汁を作って食べた。
食後に無花果2個を食べた。
1時からは、多分3回目になる「山桜」を観た。
藤沢周平の映画の中でも特にこれが好きで、主演の田中麗奈や東山紀之が好きというわけでもないが、東山が上司の悪行に苦しむ農民を見かね、死を覚悟でそいつをぶった切るのがいいし、田中麗奈が結婚を断った東山と山桜の下で会い、枝を手折ってもらったのを縁に人柄が分かり、惚れちゃう。
2度目の婚家から出戻り、東山の留守宅の母親・藤純子の所へ桜の枝を届けるんだけど、見事な展開に、もう目頭が熱くなって涙が止まらない。
天才藤沢周平の短編小説の中でも出色の出来だと思う。
こういった心の動きや倫理観に共感できるってのは、日本に生まれてこそだ。
何度観てもいいんじゃないかと思うほどの傑作だ。
寺脇研「西邊邁が支持したアメリカ映画論」鹿砦社が着いていた。
今夜は久し振りに読書にいそしみ、これを読むとしましょう。
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