ISOな日々の合間に

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「フォーレ:レクイエム」と「モーツァルト:交響曲第25番」

2007年11月08日 | お楽しみ
お気に入りのスピーカー「ORPHEAN」から、お気に入りの曲をより良い音で聴きたいとお思い、以下の2枚を購入しました。

1.フォーレ:レクイエム

アラン・クレマン(ボーイ・ソプラノ)
フィリップ・フッテンロッハー(バリトン)
フィリップ・コルボ(オルガン)
サン=ピエール=オ=リアン・ドゥ・ビュール聖歌隊
ベルン交響楽団
指揮:ミシェル・コルボ 録音:1972年

「フォーレが肉親の死をきっかけに作曲したというレクイエムは、悲しみよりは慰めと救済に焦点をあてた名作であり、透明で柔和な表情をもっています。必要以上の解釈を加えず淡々と進むコルボの演奏は、数あるこの曲の名演の中でも、柔らかく明るい響きに溢れた奇跡の名盤。聴く者すべての心に根源的な安らぎを与えてくれる強い癒しの力をもった作品であり、演奏です。」と謳っている。

女声合唱とソプラノ・ソロに児童合唱にボーイソプラノを用いた、実際の協会のミサを思わせる静かで、敬虔な演奏だ。アンドレ・クリュイタンス版に比べ、ゆっくりとしたテンポで、より敬虔にうたわれている。各パートの音の分離もよく、透明でまろやかな残響が心地よい。心洗われる一曲です。


モーツァルト:交響曲第25番/交響曲第31番「パリ」 他
Claudio Abbado / Berliner Philharmoniker 1992年録音

久し振りに25番が聞きたくなり購入しました。アバド=ベルリン・フィルによるモーツァルト交響曲全集シリーズの1枚。映画「アマデウス」のオープニング・テーマに用いられ更にポピュラーになりました。さらに「ポストホルン・セレナーデ」9曲より3曲を交響曲形式に作曲者自身がまとめたバージョンを加え、爽快でかつ豊かな音楽を届けてくれる。

アバドがはつらつとして生気みなぎる演奏を響かせている。ベルリン・フィルの名技的なアンサンブルも見事。弦の響きはニュアンス豊かで美しく,リズムの弾性も心地よい。更に20bitデジタル・レコーダーで録音あされた質の高い録音をもとにCD化されているのでディテールまで明瞭な音を楽しめる。

納得の2枚でした。