そして、「相生獅子」でもそっくり使った、
”獅子物”の獅子物たる所以となる、
本行の「石橋」から拝借した部分。
獅子の精となった菊之丞が、
お得意の、石橋の所作を見せる所でもある。
『牡丹に戯れ 獅子の曲
げに石橋のありさまは
笙歌の花ふり 簫笛琴箜篌
夕日の雲にきこゆべし
目前の奇特あらたなり
暫く待たせたまへや
影向の時節も
今幾ほどに よもすぎじ』
(意訳)
牡丹に遊ぶ獅子
実に石橋のありさまは
天空から妙なる楽の音が流れ
花が降り、夕日の雲にきらきらと輝く
今、菩薩影向の時がくる
決して立ち去る出ないぞ。
〓 〓 〓
photo by 和尚
”獅子物”の獅子物たる所以となる、
本行の「石橋」から拝借した部分。
獅子の精となった菊之丞が、
お得意の、石橋の所作を見せる所でもある。
『牡丹に戯れ 獅子の曲
げに石橋のありさまは
笙歌の花ふり 簫笛琴箜篌
夕日の雲にきこゆべし
目前の奇特あらたなり
暫く待たせたまへや
影向の時節も
今幾ほどに よもすぎじ』
(意訳)
牡丹に遊ぶ獅子
実に石橋のありさまは
天空から妙なる楽の音が流れ
花が降り、夕日の雲にきらきらと輝く
今、菩薩影向の時がくる
決して立ち去る出ないぞ。
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photo by 和尚