まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.652 滋賀の旅秋編(2)・栗東市

2017-01-16 11:06:13 | 旅行記
おはようございます。












滋賀の旅秋編、前回は草津宿を後にして栗東市に入った所まで来ました。栗東と言うとトレセンを思い出すのですが、JR東海道本線にも栗東駅があるように南北に長い市域であり東海道新幹線も旧東海道も通っています、今回はその東海道をたどって行ってみようと思います。
草津市と栗東市の市境を通り過ぎ東海道新幹線の高架の下を過ぎると川の手前で道がカーブしている写真1枚目の場所へとたどり着く。曲がり角の一角に立っている旗には東海道の文字、その道は向かって左側へとカーブした方へと続いていく、旧街道の雰囲気が漂う町並が続く所、その後の写真にあるように通り過ぎる家々にはここが元は田楽の店だったと言うことを示す屋号が彫られた碑が立っている。その先にはここが田楽の発祥の地であると言う碑、自分(一人称)は食には興味はないので田楽と言われてもはっきりとしたイメージが浮かばないが、おでんの先駆けみたいなもんですか、合ってる?











旧東海道はこの先直線が続き、素朴ながらもどことなく旧街道の雰囲気を漂わせた町並の中を静かに通り過ぎて行く。この辺りは鉄道からも国道からも離れていて少し寂しい雰囲気な所だが、それもまた旧街道らしくていいところだろう。写真2枚目~4枚目、何とも趣のある家屋、軒には瓢箪が吊るされ家の前には張り子の牛が2頭、看板には「目川農業」の文字、ここは草津宿と石部宿の中間点に当たり宿場間の距離が長いので旅人の休憩地となる場所で、旅の必需品となる物をいろいろと売っていた店もあったとのこと。軒に吊るされた瓢箪はこの地で主に作られていたとのことで、農家の副業的な産物だと言うことである。旧街道巡りは往時の宿場町の賑やかな雰囲気や町並の造りを見ながら通り過ぎて行くのもいいが、こうした宿場町間の何気ない風景の中に当時の暮しを想像しながら垣間見て進んで行くのもまた乙哉、特に観光のために手を加えているわけでもなく普通にありのままにその風景を残しているのがこの辺りのいい所である。










旧東海道はやがて国道1号線の近く、少し賑やかな所へと差し掛かり車の数も多くなってくる。道は国道1号線に近い所を通るが合流することはなく、写真1枚目の町並の中を過ぎてJR手原駅近くへとたどり着く。道の隅には写真2枚目にある東経136度線がここを通っていると言う碑が密やかに立っているが、その奥がJR手原駅で、駅前には同じように東経136度線が通っていると言う表示が大きなモニュメントとなって立っている。子午線というと東経135度線を思い出すが、南北を通っている線だからこの線も子午線と言うのか、でも子午線と言うのは日本独特の言い方になるはずだよなあ、子(ねずみ=北)と午(うま=南)のことだから、十二支の話となると奥が深くなりそうなのでこれについてはまた別の機会に置いといて・・・。
さて、手原駅前を過ぎるとまだまだ東海道は旧街道の雰囲気が漂う町並の中を進んで行くことになる、そう言えばはるか前に草津宿を出たのにまだ次の宿場町にはたどり着いていない。滋賀の旅秋編は先を急ぎたいところなのに、どうもこの風景には心惹かれてしまうと言うのか、走ってはすぐに止まって写真を撮るの繰り返し、このままでは目標の伊賀上野までたどり着けるのかどうか?日帰りとは言ってもまだまだ続く話ですが、この先もお付き合い、どうぞよろしくお願いします。         まちみち

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