とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

壁ドン誤解への怒り

2014-07-06 01:07:58 | 文章・日本語・言葉
私はこんな体(てい)をしていながら嘘が嫌いである。
なので、ここのブログには極力本当のことを書こうと思っている。

無論、モテないが為に、それを恨んでバレンタインデーに日本の関東地方に雪を降らせたというのは、飽くまで私の主観であるのでご容赦頂きたい。

ちなみに自分がモテているかモテていないかと判断に迷って「あれ、ひょっとして自分ってモテモテ? 」と思っていたところ、昔付き合っていた女性にその現状を電話したら笑われながら「それは幻想だよ」と容赦ないボディーブローを喰らったので、モテていないというのは本当だろう。真実は一つだが、その見解、解釈、意見、分析は無限に存在するのである。ちなみに彼女は既に結婚していて、私は現在のダンナさんのことはあまりよく知らない。電話をたまにしていたが、それもここ数年なくなってしまった。

明確な嘘や冗談、あるいはエイプリルフールのようにちゃんとオチがついているのはいいのだが、「これは本当のことです」と、嘘の情報をして騙しにかかってくるものが、こちらにとっては損失になるので、なるべく距離を置いている。

そんな中。


外国人「どうして日本!?」日本人の理想と現実の差がヒドいと海外サイトでも話題に
http://blog.livedoor.jp/otataho/archives/39705719.html

 動画ではなんだか怪しいナレーションと映像で日本と漫画について説明されると、その「壁(に)ドン」に追及。それが憧れのシチュエーションの一つとして紹介され、「オオカミ少女と黒王子」の八田鮎子先生や「アオハライド」の咲坂伊緒先生などによるカットで漫画内でのいわゆる理想の光景が披露されていくのですが・・・シーンが一転して電車で漫画を読む女性が映されるとその現実が披露されるのでした

ハハハ、理想vs現実だね:v
これは良いコマーシャルだと思ったよ
少女マンガで男子が壁を腕に付けて女子に迫ることを示す用語が存在していることを学んだよ・・・壁ドンか


違います。

壁ドンの本当の意味はコチラ。
壁ドンとは (カベドンとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E5%A3%81%E3%83%89%E3%83%B3


1.アパートなどの集合住宅で、隣室との間の壁を叩き、隣人への嫌がらせや抗議の意志を示すこと。
2.相手の逃げ場をなくすため、壁際に相手を追い詰め、「ドン」と腕をついて腕と壁でその人を囲むこと。 → 壁にドン
3.男女の恋仲や、それに類似する関係の同姓のいちゃいちゃとした仲睦まじい光景に遭遇した際に、どうしようもない、行き場の無い、心のもやもやを近くにある物。つまるところの「壁」にぶつけたい心の状態。

本来のこれはネット用語であって、上記の1・3の意味で数年使われていた模様であるが、ネットとは無関係のメディアが後年2の意味で使い出した。

メディアではこの2の意味を本当の意味として使用している。これに倣ってしまったのがこち亀の秋元治先生だ。一体どうしたんですか。

どうにも私にとっては1が本来の意味で2がニセモノのように思える。
ので、ニセモノが大手を振って大通りを歩いているのがちょっと我慢ならんという気がしてくる。これは民衆が自然発生的に発した1の意味とは違って、2は世の中を扇動せんが為に作り出されたメディアの流行用語なのであると言う見方から逃れることができない。

見方を変えると、個の意見を尊重し、それが自発的に出てきて同調を得たので1の意味で広まった「壁ドン」と、全体統制主義的に上からの意志統制と個の自由意志剥奪を目論んだ形で使用される、2の意味での「壁ドン」には社会的に使用されうるべき意義の乖離が生じている。

つまり自発的に使用されうる本当と、他者から押し付けられる嘘がここにあるのではないかと言う主張である。

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