とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

ロードオブザリング 視聴

2024-05-21 21:42:05 | 映像作品視聴感想
見た。
アマプラ無料分。

私向きではなかったけれども、欧米の価値観がこうであるということを吸収するのには役立った。
最後の感動でちょっとごまかされたけど、いや映画としては壮大なだけでそんなに得点高くないんじゃないか、と言うのが私の感想。

戦闘や展開が大味すぎるというのと、誰が敵でどういう戦闘をやって勝っているのか、と言う点において焦点が当たりづらい。

1.無印

・ていうか冒頭の説明長いんだよ! アニメだったら視聴打ち切ってる。
 これはRWBYでもマイリトルポニーでも感じたけれども、「この映像作品はこういう設定ですよ〜」と言う視聴者が体系情報として憶えなければいけないことが多すぎる! 
 で、この手の話で一番優秀だったのはリコリコの冒頭部。本当あれ分かりやすかった。
 ちなみにRWBYとマイリトルポニーは冒頭の説明部分で視聴を打ち切っています。
 リコリコは分かりやすい冒頭に感動しすぎて、逆に今視聴を止めている。感動が醒めた頃に視聴再開します(あのまま見続けたら視聴後ぐったりするで)。

・冥王サウロンのマスクもうちょっと何とかならんかったかー? 作りが安い。
 俗に言えばちゃちい。ビルとテッドの地獄旅行でのビルとテッドがよじのぼった悪魔のでかいマスクの次くらいに作りが雑。
 カリグラフィー入りの指輪とそれが光る演出はかっこいい。
・群衆をぐるんぐるんにドローン撮影するような感じの技術は古く感じる。
 どういう撮影がいいだろうか? 

・風が吹いてハゲているのが分かるイシルドゥア。
・霧ふり山脈の絵はいい。ドローン撮影だと思うが・・・cgか? 
・ガンダルフ・・・どこかで聞いた名前だ・・・
・ん? 表札は英語だ。

・ビルボが旅立って、別の世界の描写。
 荘厳な音楽に作られた世界とぐるぐる回るドローン撮影はもういいよ・・・
 作りが安っぽい。
 霧ふり山脈の絵は良かったのに、これだといかにも「作り物でござい」じゃないか。

・「サウロンは以前の力を取り戻した。」「姿は取り戻していないが、魂は少しも弱っていない。」「モルドールの砦に立てこもり──」「すべてを見ている」「雲と闇 大地と肉体 すべてを射抜く眼力で」このセリフはいい。
・「ホビットがサウロンに立ち向かえると思うのか? 」「なんびとにもそれは無理だ。」
・「モルドールの力を相手に勝利はあり得ない。」
・黒い馬とそれに乗った者に追われる。
・調査能力と捕獲能力。
 追う方はこれの確実性と実行能力、追われる者はここから逃れ、姿を隠し、実態を見せなくする能力。

・雨に濡れる泥の道。そうそうこういう感じだ。気をつけないと。
・踊る子馬亭の店内。これはアウト。どうしてかというと、ホビット目線だともっと視線が下から上だ。
 上のものが見えない。
・仲間内がミスする展開は本当頂けない(焚き火をしてナズグルに見つかるシーンね)。
・鉄砲水を呼び起こす魔法と呪文。これは新しい(2002年)。

・指輪の所有者は元々サウロンのだったんでしょ? 
 まあサウロンに返してみんな平和に・・・と言うのが理想像だったんでしょうが、そういう訳にはいかんのが世の中である、と。

・あれ? このエルフ(エルロンド)は、エージェントスミスだよね? 

・エルフの女性と放浪者の男性の橋の上での逢瀬はセット感強い。

・あとオークのデザインを見て思ったのが、どうして人形モンスターはだいたい造形が一緒なの? 
 ロードオブザリングのオークとウェンズデーでのモンスターは大体方向性が一緒やん。
 頭髪がなくてぬめっとした皮膚で、話が通なさそうで・・・
 いやもっとかっこよくできるやんと。

・ガンダルフ「お前は見かけ以上に強いな」
 いやガンダルフじいちゃんあんたがそうだよ! 肉体年齢65くらいっぽいのによう旅とかできるわ。
 自分なんかなあ・・・先日早歩きしただけで帰宅後に足がつったんだぞ! 



・橋を渡る時のカメラワークいいな。これ必須で参考に。

・バルログの炎のシーン。これどこかで見たことある。
 ・ゼルダトワプリのマグドフレイモス(2006年)。
 ・MGSVTPPの燃える男(声の工場)(2015年)。
 なのでこの2つはロードオブザリングに影響された感じ。

・ロケ地が気になって調べた。ニュージーランド。
 本当に素晴らしい景色だよねえ・・・
 世界レイプランキングは6位。美しさの裏には危険がある。

https://stunner.jp/other/41876/
統計によると、女性の3人に1人、男性の6人に1人が16歳までに性的虐待を受ける可能性があるとされています。

性的暴行は1年で15%増加し、学校ではその数は2倍になります。
ニュージーランドでは性犯罪の9%しか報告(警察への登録)されていません。
報告された事件のうち、有罪判決に至るのはわずか13%で、91%のレイプは報告されないか、被害者が警察に脅されて告訴を取り下げられています。


・「ガンダルフはどこに? 」→「闇の中に落ちたのね」
 うーん闇落ちと言う言葉はここから来たか? 


・水面に写った顔を見る。
 そうそう! こういうアニメのシーンが確か白雪姫だったかな・・・? にあって、それが本当美しいんですよね。バタ臭さで倦厭感があるのに関わらず、こういうところに心奪われるシーンがあってな・・・


・エルフの欲望が全開になるシーン。
 これはいい演出なのだが、もうちょっとブラッシュアップできそう。
 一番の恐怖演出は「Ib」(リメイク前版)で絵画からモンスターが出てくるシーンだった。
 自分の記憶だとあのポケモンフラッシュ的なあれで、ズン、ズババババと言う音が出てきて凄い怖かった。
 もうこれ見たら5歳以下はマジでギャン泣きで一週間は夢に出そうで毎日ぐったりする感じですわ。
 これ並にやるべき。

・東大院の鶴田さんと話しした時に(ちなみにもうご卒業されてます)、「知識と言うのは力があるが、破滅への方向へも向かわせるので、それを上手く統制すべき」「だがそれが何か、それをどうすべきかが分からない」と言うお題が出たことがある。大分大の院の人は密教研究で、「密教とは、知識を授ける側が授けられる側への修得時の人間性や徳を見る(授けられるような道徳性を備えているか)」と回答した。
 しかし今の世の中はその辺りがちょっとだけフリーだ。
 核の技術はどこでも学べるが、その実装が難しいと言うだけで原理は高校物理で誰でも倣う(制限がない)。
 指輪の力はこれに似る。手に入れた者は長大な力を手に入れるが、一方に寄って人間性を失う。
 獣の槍にも似ているな。

・なぜフロドに指輪が託されているか。
 聡明なエルフでも、勇敢なドワーフでも、力のあるオークでも、魔法の使えるマイアールでもなく、たっぱも力もないホビットに託された。
 ではこのホビットは何があったか? そう、人間性とそれを持続させる精神的作用である。

・「小さなものでも未来は変えられるのよ」。その通りだ。

・ケイト・ブランシェット・・・どっかで聞いた名前・・・あー! TAR! クソ映画の! 

・ボロミアに襲われた後のアラゴルンがオーク100人とやりあうけどこれは無理よな。
 地の利がないので移動すべき。
 できればZIPANGでの地獄極楽丸が橋の上で100人とやりあうみたいな狭い隘路にいるようなシチュに持ってかないと・・・

・ああ〜! そうそうこのシーンだけ見たことあるんよ。
 矢を一回直近の敵に手で差し込んで、それを抜いて、その矢を更に直近で放つと言うこの技。
 マッハ! の時もタイ独特の技に感嘆したけれども、欧米映画はこういうヨーロピアンの技で感嘆するよね。

2.2つの塔。

・これだけランニングしてたら確実に痩せるよな。
・「紅い日が昇る・・・」→おっ朝焼けは雨やな! →「昨日誰かが殺されたんだ」そういう世界観か。
・このお供の人はどこかで見覚えが・・・
・調べる。ショーン・アスティン。グーニーズのマイキー? いやこれじゃない。
 メンフィス・ベル? ううーん? 
 いやーなんだろ。
・黄金館は実際にあそこに建てたんか? CGであれば完璧な出来。

・そこかしこに現代の日本漫画「への」影響が見られる。
 死の沼の亡霊→ダンジョン飯の亡霊
 ゾウの騎兵→ベルセルクの像騎兵
 ドワーフ→ドリフターズ、ダンジョン飯のドワーフ
 ワーグ→ダンジョン飯のワーグ

・無印は結構止めて見たのに、今回はノンストップで見られるな。

・ワーグはねえ・・・どうしてもあのシンドバッドの冒険におけるアニメーションを思い出してしまう感じなんですよ。ストップモーションじゃないけれども、微妙に作り物感が出てしまっている。

・エルフが馬に一回転して乗る構図はかっけぇ・・・

・ゴラムとらわる。これは結果から傍目に見る観点で言うのですが、色々と失敗している。
 と言うか、この失敗から我々は最初のつまづきを取り除かなければいけない。
 ここに横たわるのは、全てのサイドに対して信頼を得ると言うこと。
 信頼を得ると言うのは互いが互いに見ていないところで、自分に課された仕事を誰にも見られずにこなし続けること、それによって魂の連携を深めることにある。
 つまり、ゴンドール側とフロドとゴラム(スメアゴル)の3者において、フロドが「スメアゴル、お前は少し信頼しているが、正直言えばまだ信用できないでいる。もし第三者に紹介する時には、仲間じゃないが、案内者だと言うのは承知しておいてくれ」と言い、ゴンドール側には「あいつは中間じゃないが、案内者だ」「もし捉えるならば、私を行かせてくれ」「捉えたならば拷問など無理なことはしないでくれ」と言い、ゴラム(スメアゴル)には「スメアゴル、お前がここの支配者にバレて、お前に今、弓で矢が向けられている。殺されるのを回避するのに、一旦囚われてくれないか、無茶なことはするなとその支配者に言ってある。」と言う。全部詳らかに正確に言うのだ。

 で、私が思うに、こういうゴタゴタを防ぐには、「将来こういう悪いことが起きるしれないから、その時はこういう風に言って動くよ」と言い、そして実際にそのことが起きたらその通りに動くことだ。

・残り30分のところで考え込んでしまった。
 私もこういう世界であれば、戦死をするだろうが活躍はできたかもしれない。
 しかし今の世の中、現代社会のサラリーマンは活躍と言う語義の定義が違うのかもしれない。
 いかに実働するかではなく、いかに金を稼いでくるかが問題なのだ・・・

・残り28分。森のひげが南に向かうところでCGがCGだと分かって残念だった。
 ブラッシュアップできる。


3.王の帰還

 スメアゴルのエピソードで5分も使いよる。
 大画面風景からの点景→点景からのアップはいいな。
 19:35の部分はcgであることが丸わかりになってしまっている。
 向こう側の風景に関してはピントズレかコロイドが欲しい。
 「無冠のものが再び王になる」

 1:08:13の部分で門が開いた時に、その奥の風景がいかにも「描いてある絵」で残念だった。ビルとテッドの地獄旅行の腕立てシーンかよ! みたいな。

 「これはあなたに与えられた使命です フロドよ」「それは果たせるのはあなただけ」
 うおおお! ケイトブランシェット! 
 TARでモンハンみたいな衣装着てよく分からんエンディングしたと評判なのに! 

 オークの顔を見る度に、ああ、デザインが安直だなと凄い思う。
 もっと怖くかっこよくできるだろう、と。

 2:05:30 象騎兵の突撃。これは史実におけるザマの開戦での、スキピオがハンニバルに対して行った象騎兵の突撃の回避を応用すれば象も吸収できたのではないか。
 矢で乗り手を襲撃→隊列はわざと穴を開けてそこを象に通らせる→捕獲。
 そもそも象の弱点はどこだ? 
 眼球、口内、肛門、機動性の悪さ
 ・・・から考えるに、馬で回り込んで肛門に毒矢が良いのではないか。

 2:10:00 モニスタは予備動作が大きく、威力はあるがすきがある。
 2:33:00 なんで囲まれるような隊列組むねん。作戦失敗ならともかく。
 炎の目が一極集中しか見られないと言うのはセキュリティーとしてガバすぎ。
 いや・・・これは戦略として正しいか。トレビアの開戦、左フック作戦などなど。
 サム大活躍。
 突然のワシ。いやこれ伏線貼るべきだろ。
 いや尺の都合で前段がカットされたのか? 
 今更だけれども、英語である違和感。いやラテン系であるにしてもホビット語とかあるっしょ・・・イタリアの山岳地帯とか、スペインの山岳地帯だとかさあ・・・
 
 あと思ったのがあの「私はManではない」の下りが超あっさりしてた。
 基本的にここは日本人は頭にはてなマークつけてスルーするシーンだと思うんですが、有名になりすぎたせいでここの名シーンがーと言う感じになった。
 でも日本文化であっても英語圏文化であってもここ大したことなくないか? 
 最後の超大盛り上がりの一点がここで舞台装置と登場人物が超常大決戦みたいな感じであったならば、名シーンであると分かるけれども・・・

 サムが言う「踊っているロージー 髪にリボンをつけて・・・もしおれが結婚するなら相手は彼女でした。彼女となら・・・」と言うのが泣ける。ぐあああ。

 エンディング。
 アラゴルン本当浮気せんで良かったぁ〜。
 あれか、アルウェンが助かったのは指輪を溶岩に投げ込んで消失させたからと言うのは、ディオを倒したからホリィさんが助かった的なやつか。

 小さくとも勇気がある人間は讃えられるべし。その通り。
 勇気・知性・根性・徳、これらがある人間が外見に寄らず評価される。

 サム結婚した! おめでとおおおおお! アラゴルンの結婚よりも凄い嬉しいわ。なんで? 

 下書きなしで激ウマフォントで本を書く。これはホビットはそういうのが得意なの? 

 指輪物語! まさかのー。

 そうとうに老いたビルボが「いつでも私は新しい旅に出かけられます」と言うのが至言。
 これは個人で持っておくべき言葉だろう。一方、政府に使われてはならないように注意すべきだ。

 と言うことですが、サルマンいつ死んだの? 

 以上です。

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