都市徘徊blog
徒然まちあるき日記
 



 日本橋高島屋と東京駅の間のゾーンを八重洲仲通りを中心に歩く。

八重洲仲通り
Photo 2006.1.28

 なぜか新旧のトヨタセンチュリーがたくさん走っている。帝都無線のハイヤーなのかと思ったがどうも違う。いわゆる社長さんの車である。それがあちこちに路駐していて、運転手が車内で待ってたりする。30分ほどの間で、十数台のセンチュリーを街中で見たのなんて初めての体験。真っ白でばかでかいキャデラックなども路駐していたりする。

 ベンツやBMWといったヨーロッパの高級車は、六本木や麻布へ行くと日本車より多いが、ここではそれらの密度は他の地域と変わらない。トヨタセンチュリーとアメリカの大型車がなぜか多いのだ。

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飲食店街の路地
Photo 2006.1.28

 丸の内ならともかく、八重洲の裏通りにこのような車がたくさんいるのには、それなりの理由がある。昔からこの近辺は飲食店が多く、周辺のサラリーマンが昼食を食べたり、仕事帰りに一杯やったりする店が多いのだが、最近はそれに混じって、怪しいマッサージやビデオボックスが、そこここで営業するようになっている。新聞等で見聞きはしていたが、確かに昔に比べると、風俗関係の店舗が入った雑居ビルが多い。

 センチュリーと上記の営業形態に明確な関係はなく、これは全くの推測なのだが、いま話題のヒルズ族や、丸の内の大企業の社長さんが、この手の車に乗るとはあまり考えられない。乗せてもらうならやはりヨーロッパの高級車か、国産のセルシオ、インフィニティ、レクサスあたり。運転するなら、ヨーロピアンスポーツカーなどであろう。センチュリー、プレジデントは、かなり旧世代に属する社長車と言わざるを得ない。しかしセンチュリーやキャデラックには、独特のオーラがあって、ある種の立場の人々を象徴する記号になっているらしい。そしてそういう車が集まる八重洲は、知らぬ間に微妙な場所になっていたのだった。

八重洲
Photo 2006.1.28

 丸の内では三菱主導で古いビルの建て替えが急速に進んだが、八重洲の方は、小規模な建物が多く、雑居ビルの老朽化が進んだのだそうだ。八重洲ではオフィスが設備の良い他の場所へ流出し、賃料も相対的に下がり、そこへ別の業態が入ってきたという。東京駅前で、地下鉄も大手町、日本橋があり、交通の利便性は完璧。地方からの出張の人も空いた時間に使える!、ということで一気に街が変化したようである。

 一方で、一部にはバブル期の地上げの跡とおぼしき、奇妙な空地や駐車場も目につく。東京駅前でありながら、思うように立地を生かせていない状況は、やはり問題とされていて、八重洲、そして一つ南側の京橋あたりでは、再開発の計画がいくつか進行しているようである。都心がみな丸の内のようなオフィス街になってしまうのも味気ないが、再開発などをせず、危険なエリアになるのだけは勘弁してほしい。

Pokemon Center TOKYO
Photo 2006.1.28

 たまにしか見ないMAZDA RX8が路駐していたので、ついそれを中心にして撮ってしまった・・。

 土曜の昼は、周辺のオフィスで働く人もいないので、街は閑散としていた。ところが、角を曲がると、遠くからたくさんの子供の歓声が聞こえてくる。何かと思って近くへ行くと、そこにはPokemon Center TOKYOという店舗があり、何かを求めて2、3ブロック先から長い列ができているのだった。付近はほとんどオフィスや飲食店。なぜ八重洲にこの類のショップがあるの??

 先ほどまでのちょっとぎらぎらして大人中心の妙なエリアから、全く異なる場所にいきなり到着し、不思議なギャップを感じる。はしゃぐ子供に連れられるようにして列に並んでいる大人は、みなマイホームパパであり、優しいママである。この人たちって、すぐそばがそういう場所って知ってるのかな? それとも目的地以外は全然関心がないから、気にならないのかしら?

 街をずるずると歩いて徘徊していると、聖と俗の隣接とか、健全と不健全の混在とかが気になってくるのだが、地下鉄や自動車で一気に目的地のそばに到達すると、そのような街の様相に気づく暇もないし、必要もないのかもしれない。

 しかし八重洲、なかなか謎も多くて奥が深い街でした。平日の夜も見ておきたい。

#街並み 中央区  #商業系  #古い建物 中央区  #自動車


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