都市徘徊blog
徒然まちあるき日記
 



 神田すずらん通り沿いのアオヒ印房と共に、その並びの建物も解体されていた。

文省堂・明文堂
所在地:千代田区神田神保町1-5
構造・階数:木・2F
解体年:2007解体
備考 :奥はアオヒ印房、後方の高層ビルは、東京パークタワー・神保町三井ビル
Photo 2005.3.25

 文省堂も明文堂も古書店。二つのお店については、神保町書店街のサイトに、それぞれ紹介がある。

文省堂書店  明文堂書店

 写真奥の明文堂は、社会科学系の古書を中心に扱っていたという。昭和の初め、1928~29(昭和3~4)年頃に創業した古いお店だそうだ。従って、この建物自体も、1928年頃に建てられたのではないかと思われる。法律、経済、会計などの専門書にはあまり縁がないので、入ったことはなかった。

 文省堂はHPにもあるように、「女優・アイドルの写真集や、懐かしのグラビア雑誌」などが中心。店内には、昭和30~40年代と思しき古いグラビア誌から、最近の写真集までもが、大量に所狭しと置かれ、梁や鴨居からも雑誌がぶら下がっていた。ぎっしりと雑誌が並ぶ様子は、なんだかちょっとした資料館みたいな感じさえした。希少価値のあるものなどはビックリするほど値が高かったみたいだし・・・。自分が生まれた頃のグラビア誌には、さすがに興味が無いので、私は結局、二、三度しか入らなかったし、買うことも無かった。台が見えないぐらいにうずたかく雑誌が積まれている中で、一生懸命になんかの雑誌を探してる人が居たりして、その意気込みというか執念にも似た迫力に気圧されてしまうところがあり、早々に退散した記憶がある。いろんな意味で、独特の雰囲気がある場所だった。

Photo 1995.7.22

 店内は「そういう系統」だったが、裏通り沿いの店外にはシャッターかなにかの付いた本棚があって、ワゴンセールのように文庫の古本が格安で売られていた。文庫本を探したり、ついその場で立ち読みをしたりする人も多かった。また仕入れてきた雑誌類や文庫本が、道路上に束になって積み上げられていたりする風景も、ちょっと懐かしい。

 二つの古本屋さんは、どこか別の場所で仮営業かなんかをしてるんだろうか。建て替えた後の建物には入居するのだろうか。夜間にたまたま通りかかったので、そのへんの詳細は不明。

 神田神保町の古書店街って、いろんな分野の本が集積していて、探せば必ずあるというのがやはり面白いところ。それがどんな種類の本であっても、探す人は探していて、熱心さは変わらない。

Tokyo Lost Architecture  
#失われた建物 千代田区  #看板建築  #街並み 千代田区


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 神保町の洋風... 旧町田同族会... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
 
この記事のトラックバック Ping-URL
 


ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません
 
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。