歌舞伎座ビル
所在地:中央区銀座4-12
構造 :SRC
階数 :9F・B1F
備考 :2010(平成22)解体、歌舞伎座と一体的に建て替え
Photo 2010.6.13
歌舞伎座の西側、昭和通りに面して建っていた松竹のビル。名前が紛らわしいが、劇場建築の「歌舞伎座」とは別の建物。歌舞伎座の建て替えに合わせて、こちらも解体された。
街並みとの関連でみると、昭和通り沿いに建つ他の建物となんとなく高さが似ていて、1963年の容積率制への移行により撤廃された百尺規制の名残ではないかとも思わせる。だがこの建物の解体時のお知らせ看板には、高さ38m、最高高さ39.3mと記されていて、換算すると軒高約125尺で100尺オーバー。どうやら1963年以降に建てられたもので、たまたま、道幅や前面道路などの関係で、周囲にも似たような高さの建物が建ち並んでいる状態だったようだ。
新しい歌舞伎座の建物は、29階建て、軒高137.5m、最高高さ145.5mで、来春完成予定だという。中央区も銀座以外は超高層があちこちに建つ風景に変わっていく。
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