Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

レンゲ草(Ⅰ)

2008年04月27日 | 
『太陽と一緒に!』
(1)


4月27日は久しぶりに晴れた日曜日となりました。
まぁ、朝のうちはどんよりとした空模様で、半ば諦めてはいたんですが・・・
多分晴れるだろう、いや、晴れてくれ!といった願いが通じたのか、午前11時頃から太陽が顔を出してくれました。

川越市にある伊佐沼の畔にあるレンゲ畑は毎年のように通っています。
今年も満を持して出かけたのですが、現地に着いて「・・・!(絶句)。」
明らかに作付け面積が激減しているではありませんか。
しかも、花の旬は過ぎてしまっていたし・・・orz

とにかく凹んでなんかいられません。
気を取り直して撮影開始しましたが、ちょっと面白いことを思いつきました。
伊佐沼は釣り人が多く訪れ、その方々の車が畔にずらりと並んで停められています。

車と太陽の位置関係を確かめて、徐にカメラをセッティングしました。
そして太陽がうまい具合にフロントガラスに反射して出来たのが、この大きな玉ボケなんです。
ちょっと面白い効果が出たでしょう?

撮影地:埼玉県川越市「伊佐沼付近」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200mm F/2.8L USM+エクステンダーEF1.4×
撮影データ:ISO200 f/4.0AE(SS1/640秒) +0.7EV 280㎜(448㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2008年4月27日(日)



(2)


作付け面積が少ないといっても、姿勢を低くして望遠で狙えば一面レンゲ畑~!となります。
昨日降った雨の影響でしょうか?湿度が高くてもやっとした感じが拭えません。
抜けるような青空の下で撮れば、もっとクリアな描写になったとは思いますが・・・

撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200mm F/2.8L USM+エクステンダーEF1.4×
撮影データ:ISO200 f/5.6AE(SS1/400秒) 0.0EV 280㎜(448㎜相当・C-PLフィルター使用)



(3)


レンゲは豆科の植物でで、大気中の窒素を取り込んで養分にできる植物です。
豆科の植物は進化していて大気成分の半分以上を占める窒素を直接利用できます。ですから、昔は秋にレンゲの種を撒いて、春になってこのレンゲを肥料として使いました。

撮影機材:キャノンEOS40D TAMRON SPAF90mm F/2.8MACRO
撮影データ:ISO200 f/4.0AE(SS1/1250秒) +0.3EV 90㎜(144㎜相当)



(4)


今ではこのようにレンゲの花が咲く風景は見かけなくなってきました。
いつまでもこのレンゲが咲く場所が残るように祈らざるを得ません。
因みに、地方によってはレンゲではなくゲンゲと呼ぶところもあるようです。

撮影機材:キャノンEOS40D EF-S10~22mm F/3.5~4.5 USM
撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/160秒) +0.3EV 10㎜(16㎜相当・C-PLフィルター使用)



(5)


せっかく伊佐沼へ来たのですから、伊佐沼とレンゲを絡めてみることにしましょう。
逆光ですから止むを得ませんが、空が白っぽいなぁ・・・
スカっと抜けるような青空の下で眺めたいものですね。

撮影機材:キャノンEOS40D EF24~105㎜ F/4.0L IS USM
撮影データ:ISO200 f/5.0AE(SS1/400秒) 0.0EV 88㎜(141㎜相当・C-PLフィルター使用)



(6)


レンゲ畑の向こうに同じような色をした建物があります。
はっきりと写すとエアコンの室外機や電柱などが目立つようになってしまいます。
そこで、絞りを開放にして思い切りぼかすことにしました。
う~ん、メルヘンの世界かな?(笑)

撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200mm F/2.8L USM
撮影データ:ISO200 f/2.8AE(SS1/1000秒) +0.3EV 200㎜(320㎜相当・C-PLフィルター使用)