Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

錦秋の西沢渓谷

2009年10月26日 | 滝・渓流
美しい渓流と滝が次から次へと・・・
 (1)

 毎年のように訪れている山梨県にある有名な西沢渓谷ですが、どうも今年は行けそうにもありません。
 行って行けないこともないのですが、紅葉は終焉を告げていることでしょう。
 ということで、今回は昨年の秋に訪れたときの写真をお届けすることにします。

 これは西沢渓谷に本格的に入り込んでから最初に姿を現す「三重の滝」です。
 実は、この滝の手前にも「ナレイ滝」と「大久保の滝」がありますが、位置的には渓谷のほんの入り口なんです。
 ですから、個人的にはこの「三重の滝」が最初に見る滝だと思っているんですよね。

 撮影地:山梨県山梨市「西沢渓谷」(共通)
 撮影機材:キャノンEOS40D タムロンAF28-300㎜ f/3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF] MACRO
 撮影データ:ISO100 SS1/1秒AE(f/18.0) 0.0EV 65㎜(104㎜相当・C-PLフィルター使用)
 撮影年月日:2008年10月25日(土)



 (2)

 「三重の滝」から少し上流へ行くと、渓谷の幅が少し広がっている場所があります。
 そこの一枚岩(?)を滑り落ちるように流れていくのが印象的でお気に入りなんです。
 岸辺に降り立つには、苔が生えた岩を下りますので滑らないように注意する必要がありますね。

 撮影機材:キャノンEOS40D Tokina AT-X 12~24㎜ F4.0 PRO DX
 撮影データ:ISO100 SS1/1秒AE(f/14.0) -0.3EV 12㎜(19㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (3)

 さらに進んでいくと、渓谷は幅が狭まってきます。
 画面中央部にはカエルが上を向いているように見える岩がありますが、これが「カエル岩」です。
 流れの中に立って撮影したかのように見えますが、実はこの手前で画面左方向へ曲がっています。
 それでも、ちょっぴり危険が伴う場所ではありますが・・・

 撮影機材:キャノンEOS40D タムロンAF28-300㎜ f/3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF] MACRO
 撮影データ:ISO100 SS1/1秒AE(f/11.0) +0.7EV 42㎜(67㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (4)

 西沢渓谷の白眉ともいえる「七ツ釜五段の滝」の上二段を捉えたカットです。
 五段全てを一望できる場所はなく、上部の三段と下部の二段と分けて見るしかありません。
 下部の二段は迫力を感じ、上部の三段は優美な感じを受けます。

 撮影機材:キャノンEOS40D タムロンAF28-300㎜ f/3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF] MACRO
 撮影データ:ISO100 SS1/1秒AE(f/16.0) +0.7EV 84㎜(134㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (5)

 観光ポスターにもなっている構図で、いわゆる定番カットです。
 紅葉の時期に訪れたのはこの時が初めてでしたが、お天気が良くなかったのが残念でした。
 今年は!・・・と思っていましたが、旬の時期を逃してしまいましたから、来年のお楽しみになりますね。

 撮影機材:キャノンEOS40D タムロンAF28-300㎜ f/3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF] MACRO
 撮影データ:ISO100 SS1/1秒AE(f/16.0) +1.3EV 28㎜(45㎜相当・C-PLフィルター使用)


 この時は曇り空でしたが、全てのカットにおいてC-PLフィルターを使用しています。
 曇りなのに何で?と思われた方もいらっしゃることでしょう。
 確かに、晴れた日の方が効果が高いように思われがちですが、実は曇った日にも絶大なる効果を発揮します。

 もし、この時にC-PLフィルターを使わなかったらどうなったでしょうか?
 画面全体にメリハリがなく、また、黄色や赤い色はくすんでしまったことでしょう。
 反射を取り除いてコントラストを高めることで、色を鮮やかにするのがC-PLフィルターの役割です。
 積極的に使いたいところです。

 また、2枚目を除いてはタムロンAF28-300㎜ f/3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF] MACROを使用しています。
 手ブレ補正機能つきのレンズですが、三脚を使用して撮影しているため、その機能はOFFにしています。
 最近のキャノンやシグマの同機能つきのレンズではOFFにする必要はありませんが、タムロンはOFFが必須です。
 
 もし、OFFにしないで三脚を使用して撮影すると、誤作動してブレブレ写真になってしまうんですよね。
 使用する場合は十分に注意しましょう。
 
 実は、このレンズはもう我が家にはありません。
 解像度に難があって調整に出しましたが、残念な結果に終わってしまったからです。
 外れを引いちまったのかな?・・・タムロンのレンズは何だか当たり外れがあるようです。

軽井沢・白糸の滝

2009年09月29日 | 滝・渓流
揺らめく水面に魅せられて・・・
(1)

 実は、今まで軽井沢の白糸の滝を訪れた際に、このように水面を手前に大きく取り込んだことがなかったんですよね。
 最後に訪れたのは3年前のことで、その時は超広角ズームを持って行かなかったんです。
 いや、例え持って行ったとしても、当時はこのように撮影する発想はなかったかもしれません。

 今回はRICOH Caplio GX100にワイドコンバーターDW-6をつけて19㎜相当の画角で撮ってみました。
 というのも、水面の揺らめきに大いなる魅力を感じ、思い切り近づいて撮りたい欲求に駆られたんです。
 防水カメラのペンタックス・Optio W60なら、もっと面白い絵が作れただろうなと思いましたが・・・

 撮影地:長野県北佐久郡軽井沢町「軽井沢・白糸の滝」(共通)
 撮影機材:RICOH Caplio GX100
 撮影データ:ISO80 f9.1AE(SS1/42秒) -1.0EV 19㎜相当・ワイドコンバーターDW-6使用
 撮影年月日:2009年9月14日(月)



(2)

 これは私的には白糸の滝の定番中の定番と思っている構図です。
 ここを訪れるたびに必ず撮っているカットです。

 撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
 撮影データ:ISO50 f11.0AE(SS1.3秒) -0.7EV 70㎜相当

 

(3)

 白糸の滝が魅力あるのは言うまでもありませんが、実は入り口から素敵な流れが目に入ります。
 これは有料道路から散策路の入り口で撮影したものですが、私以外に撮影している人はいませんでした。
 私があまりにも何枚も撮影していたものですから、その内に私の周りに人が集まりだしてきて・・・

 撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
 撮影データ:ISO50 f11.0AE(SS1/13秒) -1.3EV 100㎜相当



(4)

 これは白糸の滝にかなり近づいて地点で撮影したものですが、この構図も気に入っています。
 二段に分れて流れ落ちた後に、緑の中を流れてくる風情がまた何とも言えません。
 いろいろな切り取り方が可能ですので、訪れることがありましたら是非!

 撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
 撮影データ:ISO50 f11.0AE(SS1/6秒) -1.3EV 90㎜相当



(5)

 さらに近づいて撮影したカットです。
 木漏れ日が素敵な演出をしてくれ、画面が単調にならずに済みました。
 この日は結構雲が出てきて、照ったり陰ったりと忙しく天気が変わりました。

 撮影機材:RICOH Caplio GX100
 撮影データ:ISO80 f10.7AE(SS1/8秒) -0.7EV 33㎜相当

名瀑・一之釡(山梨市)

2009年09月22日 | 滝・渓流
笛吹川本流の豪快な滝
(1)

「豪快な滝」と書きましたが、実はあまり期待しないで向かった滝でした。
山日カラーブックスの「山梨の滝」という本には、以下のような記述があったからです。

「この一之釡滝も実は四キロ上流に建設された広瀬ダムのために、昔日の面影は全くないそうだ。」

ところが、一之釡に近づくにつれて轟くような水音が聞こえてきたではありませんか。
まぁ、雨が降った翌日の訪問だったからかも知れませんが、これは嬉しい誤算でしたね。
徳和渓谷では空振りに近い経験をしただけに、最後の最後で素晴らしい滝に巡り合えた幸せといいますか・・・

撮影地:山梨県山梨市三富「一之釡」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D シグマ18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM(共通)
撮影データ:ISO100 f20.0AE(SS1.0秒) +0.3EV 110㎜(176㎜相当)
撮影年月日:2009年8月15日(土)



(2)

滝壺は大きく、それに続く流れもなかなか印象的な色をしています。
長い年月をかけて閃緑岩を削っていき、徐々に奥まっていた滝に思わず歓声を上げたものです。
落差は推定ですが、20mほどでしょうか。

撮影データ:ISO100 f20.0AE(SS1.3秒) +1.0EV 32㎜(51㎜相当)


(3)

この滝はスローシャッターを使っても、繊細さとは無縁な荒々しさ感じられます。
もっとも、この周辺が薄暗い環境ですから、必然的にスローシャッターとなってしまうのですが・・・

撮影データ:ISO100 f11.0AE(SS1/3秒) +1.3EV 125㎜(200㎜相当)


(4)

滝全体をもう一度写してみましたが、どうにもこのシャッタースピードでは納得がいきません。

撮影データ:ISO100 f16.0AE(SS1/3秒) +0.7EV 63㎜(100㎜相当)


(5)

そこで、感度をISO1600まで上げて、1/320秒というシャッタースピードを稼ぐことにしました。
ピクセル等倍では荒れ気味の画像も、このようなVGAサイズなら問題はありません。
激しく流れ落ちる様を描写するには、デジタルカメラだと感度調整で写しとめることが楽にできますすね。

撮影データ:ISO1600 f5.0AE(SS1/320秒) +0.7EV 63㎜(100㎜相当)


(6)

2枚目の写真では周囲の様子が分りませんので、横位置にしてやや広めにして取り込んでみました。
写真では結構明るく写っていますが、太陽光が直接射さない条件では肉眼だと薄暗く感じます。

撮影データ:ISO100 f20.0AE(SS1.3秒) +0.3EV 20㎜(32㎜相当)


(7)

↑までが一之釡の男滝ですが、こちらは下流の吊り橋付近にある女滝です。
前に公開しました釜沢の滝のちょうど反対側、笛吹川の本流にあります。
看板がなければ見落とすような小規模な滝ともつかない流れです。

撮影データ:ISO100 f16.0AE(SS2.5秒) +0.3EV 32㎜(51㎜相当)

釜沢の滝(山梨市)

2009年09月18日 | 滝・渓流
釜沢を流れ落ちる50mの落差を誇る優美な滝
(1)

笛吹川支流にあたる釜沢にかかる優美な滝です。
落差は50mを誇りますが、直瀑ではなく水量もさほど多くないところから地味に見えてしまいます。
しかも木々に遮られて全貌が見えないことが残念なところです。

これは真ん中よりもやや下側を中心に構成してみました。
それそれ三分割して、位置を変えないと見ることができないような滝です。
まぁ、それが却って希少価値(?)を感じるのかもしれませんね。

撮影地:山梨県山梨市三富「釜沢の滝」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D シグマ18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM
撮影データ:ISO100 f10.0AE(SS2.0秒) 0.0EV 97㎜(155㎜相当)
撮影年月日:2009年8月15日(土)



(2)

これは上半分を捉えたものですが、「なかなかいい滝だなぁ」と思いますね。
ただ、撮影位置が木陰であるためか、薮蚊がたかってくるのが閉口しました。
この時も数箇所喰われてしまったようです(涙)

撮影機材:キャノンEOS40D シグマ18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM
撮影データ:ISO100 f18.0AE(SS1.0秒) -0.3EV 46㎜(74㎜相当)



(3)

トップ画像よりもやや範囲を広げて撮影してみました。
最下段は敢えて隠していますが、それは・・・そこに大きなゴミが見えたからなんです。
いやぁ、実に残念なことです。

撮影機材:キャノンEOS40D シグマ18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM
撮影データ:ISO100 f18.0AE(SS1.0秒) -1.0EV 46㎜(74㎜相当)



(4)

そのゴミを木の枝で隠して撮影してみたカットです。
これは吊橋の上から撮影していますので、三脚は勿論使用していません。
こんな時は手ブレ補正機能が効くカメラが有難い存在ですね。

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/80秒 f6.6) -1.3EV 43㎜相当



(5)

ラストは邪魔に思えた木の枝を逆手にとって、積極的に取り込んでみたカットです。
岩が黒っぽいために緑色が入ることで、瑞々しさを演出してみようと思った次第です。
とにかく、あまり変化をつけることができないため、ちょっとした工夫でしょうか?

撮影機材:キャノンEOS40D シグマ18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM
撮影データ:ISO100 f10.0AE(SS2.0秒) 0.0EV 46㎜(74㎜相当)

海沢谷の滝登り

2009年09月09日 | 滝・渓流
果敢に挑む!
(1)

奥多摩の山中に海沢谷(うなざわだに)という、秘境じみた場所があります。
アメリカキャンプ村を目印しにし、さらにその奥を目指せば海沢園地に着きます。
園地といっても、別にこれはといった施設があるわけではありません。

そこに車を置いて歩いていくと、10分足らずで最初の滝に到着します。
そこで滝登りのパーティ(3人組)に出会い、許可は貰って撮影をしました。
これは最初の滝である三ツ釜の滝の少し上にある滝を果敢にも登っているところです。


(2)

こちらは、最初に出くわす「三ツ釜の滝」で、ちょうど最下段の滝を登り終えて二段目に挑みかけているところです。
トップを行く方がリーダーのようですね。


(3)

3人組には女性も1人混じっており、果敢に滝に挑んでいました。
カメラマンの役割を担っていて、最後に登るのが彼女のポジションのようでした。


(4)

3人とも無事に登り終えて、次のルートを相談しているシーンですね。



(5)

三段に分かれて落水する「三ツ釜の滝」の次は、二段に分かれて落水する「ねじれの滝」が待ち構えています。
どの滝も苔で滑るようですが、靴裏にはフエルトが貼ってあるウエイディングシューズというのでしょうか・・・
そういった専用の靴で登っているようです。


(6)

ここも無事登りおえて、次なる滝へと向かいます。
ここから離れた地点に「大滝」がありますが、さすがにそこをまともに登るのは無理というものです。
少し遠巻きにして登りつめた一行は、大滝の遥か上でこちらへ向かって手を振ってくれました。
「皆さん、どうもお疲れ様でした!」

今回は撮影データの掲載は省略させてください。
撮影機材は、キャノンEOS40D+シグマ18-125㎜DC OS HSM
撮影年月日は2009年8月29日(土)です。

山梨・徳和渓谷の滝

2009年09月06日 | 滝・渓流
「夢窓の滝」と「長尾の滝」
(1)

山梨市三富地区は西沢渓谷に人気が集中し、徳和渓谷は訪れる人が殆どいない地味な存在です。
でも、私は数年前から一度は訪れたくて仕方がありませんでした。
旧盆の8月15日に訪れることが叶い、まずは入口の滝二つとご対面!

これは「夢窓の滝」の落ち口を覗きこんだところです。
薄暗い渓谷に落ちている滝だけに、木漏れ日のように当たっている光を活かしてみました。
曇りがちのお天気でしたが、お陰さまで何とか変化をつけることが出来たようです。

撮影地:山梨県山梨市三富「徳和渓谷」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D シグマ18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM(共通)
撮影データ:ISO100 f13.0AE(SS1.3秒) -0.3EV 18㎜(29㎜相当)
撮影年月日:2009年8月15日(土)



(2)

落ち口からさらに下って見たところです。
結構不安定な場所で、気を抜くと大変なことになります。
西沢渓谷と比べて小さな渓谷に落ちる滝とは思えない豪快さを感じました。

徳和渓谷は笛吹川の支流にあたり、数多くの滝が待ち構えています。
それだけに今回は「関係者以外立入禁止」で、これ以上奥に進むことが出来ないことが残念でした。

撮影データ:ISO100 f11.0AE(SS2.0秒) +0.3EV 18㎜(29㎜相当)


(3)

さらに下ってみると「!」・・・何と、簡単には滝の正面に回れないではありませんか。
写真で見る限りでは困難に思えないかもしれませんが、苔は生えていて岩は滑りそうですし・・・
流れも急で深さも結構ありそうなんです。

一緒に行った仲間は果敢にも正面に立ちましたが、それはいささか「無謀」というものです。
後で話を聞くと「飛沫はまともにかかるし、強い風が吹いてきてバランスを崩しそうだった」と・・・
そうなると完全装備で滝の正面に立つのが礼儀のような気がしてなりません。
いつかは・・・

撮影データ:ISO100 f7.1AE(SS1/3秒) -1.0EV 25㎜(40㎜相当)


(4)

「夢窓の滝」はそこそこにしておいて、次は近くにある「長尾の滝」へ行きました。
この滝は林道の際にあって、落差こそ5m少々と小規模ながらも水量はたっぷりとありました。
まずは印象的に見える部分を切り取ってみることにします。

撮影データ:ISO100 f22.0AE(SS1.0秒) +1.0EV 32㎜(51㎜相当)


(5)

急に日が射してきて明るくなってきました。
絞りを絞ってもスローシャッターにはならないため、NDフィルターを噛ませての撮影です。
水に濡れた岩の質感を損なわせないために、C-PLフィルターは一切ここでは使っていません。

撮影データ:ISO100 f22.0AE(SS1/6秒) +1.0EV 18㎜(29㎜相当・ND8フィルター使用)


(6)

「長尾の滝」を正面からほぼ全景を入れて撮影したカットです。
小規模な滝ですが、岩を流れ落ちる姿と手前にある黒光りした岩がポイントだと思います。
駐車場から歩いても30分程度の距離ですから、足に自信がない方でもここまでなら大丈夫だと思います。

撮影データ:ISO100 f22.0AE(SS1.3秒) +1.3EV 18㎜(29㎜相当・ND8フィルター使用)

奥日光・湯滝

2009年09月02日 | 滝・渓流
優美に流れ落ちると思いきや・・・
(1)

奥日光でも「竜頭の滝」と並んで有名な「湯滝」は訪れたことがある方も多いことでしょう。
垂直にではなく斜めに滑り落ちるように落水する滝ですが、優美というよりも激しいという言葉が似合うような気がします。
このカットは比較的遅いシャッタースピードを選択していますから優しげに見えますが・・・

撮影地:栃木県日光市湯元「湯滝」(共通)
撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200(共通)
撮影データ:ISO50 SS1/10秒AE(f8.0) 0.0EV 90㎜相当
撮影年月日:2006年8月15日



(2)

実は、水量が多いがゆえにかなり激しく落水するのが「湯滝」なんです。
「えっ、湯滝ってこうだったっけ?」と、この時は驚いたものです。
これは速めのシャッタースピードを選んでいますので、その様子が顕著に表れていますね。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/100秒 f8.0) 0.0EV 200㎜相当


(3)

全景が写っているカットではありませんが、やっと「湯滝」らしく見えました。
末広がりに落水する様子は、独特のものがあります。
水量が多いだけに、結構水飛沫がかかってきますよ。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/160秒 f3.2) 0.0EV 140㎜相当


(4)

滝見台から下りて、かなり左奥の方向から狙ったカットです。
滝の末端しか見えていませんが、それに続く流れが絡んでいるために物足りなさはないと思います。

撮影データ:ISO50 SS1/10秒AE(f7.1) 0.0EV 62㎜相当


(5)

最後も部分的に切り取ったものですが、「湯滝」にもこんな表情があるんだと再認識したものです。
ちょうどお盆の時期でしたが、夕方近くとあってか訪れる人もそう多くはありませんでした。
奥日光もいよいよあと一カ月ほどで紅葉シーズンを迎えます。
かなり早めに出発すれば、渋滞なしに紅葉を楽しむことが出来ますよ。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/40秒 f3.5) 0.0EV 168㎜相当

南会津町・屏風岩と伊南川の急流

2009年08月27日 | 滝・渓流
碧い淵
(1)

これは二ヶ月ほど前に尾瀬を訪れた際に、帰りに立ち寄った旧伊南村の伊南川の急流です。
屏風岩という奇岩が目の前に立ちはだかり、その下を勢いよく水が流れている場所です。
この淵も相当深さはあるのだろうなと思わせる色合いですね。


(2)

トップ画像の右上はこのようになっており、なかなか激しい流れだということがお分かりいただけると思います。
ボートで下るラフティングなどやろうという人もいないと思われます。
何よりも、岩が結構とがっているものが多くて危険ですよね。


(3)

下流方面はこのようになっており、ずーっと見ていると目が回りそうです(笑)
こんな場所で体勢を崩そうものなら、大怪我では済みそうもありません。


(4)

これが屏風岩で、もう少し左側にも連なっています。
24ミリではこれが限界で、ワイドコンバーターをつければ良かったかなぁ。
でも、この日は尾瀬の燧裏林道を歩いて、三条の滝を往復した後ですから気力が・・・


(5)

4枚目とは反対に、横位置で捉えたものです。
かなり印象が違ってきますね。


(6)

この伊南川の激しい流れとは無縁のように、時が止まったような眺めがありました。
水溜りのようなものですが、水がなくなったことはないそうです。
水鏡のように見え、何とも不思議な感じがしました。

撮影地:福島県南会津郡南会津町(旧伊南村)
撮影機材:RICOH Caplio GX100

残暑お見舞い申し上げます

2009年08月22日 | 滝・渓流

朝晩涼しくなって、このまま秋を迎えるのかと思いきや・・・
ここ二日ばかりは異常に蒸し暑くなってしまいました。
気温の高さはともかく、このまとわりつくような湿気にはかないません。

皆様方におかれましても、くれぐれもご自愛下さい。

                   夏バテ第二章に突入したぐーたら管理人こと ZEISS

撮影地:栃木県奥日光「竜図の滝」の下流
撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200

山梨・雷の不動滝

2009年08月18日 | 滝・渓流
雷の不動滝とその周辺
(1)

この「雷(いかずち)の不動滝」は前々から訪れたかった滝の一つです。
中央道勝沼ICから雁坂道を通って「西沢渓谷」へ行く途中にあるのですが、国道からのアプローチがさっぱり分らないままでいました。
今回は事前にリサーチして、漸く入り口を突き止めることが出来ました。

雷集落に入り、民宿の右手に滝への入り口があると聞いて注意深く車を走らせていたら・・・
やっと見つけました♪
その落差は10mに満たないものですが、水量もそれなりにあるなかなかいい滝でした。

撮影地:山梨県山梨市三富「雷の不動滝周辺」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D シグマ18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM
撮影データ:ISO100 f18.0AE(SS2.0秒) -0.3EV 32㎜(51㎜相当)
撮影年月日:2009年8月15日(土)



(2)

今度はGX100にワイドコンバーターを装着して広い範囲を取り込んでみました。
この不動滝は笛吹川の支流である雷川にあるために、頭に「雷の」とついているとのことです。
確かに「不動滝」名を持つ滝は各地にありますから・・・

撮影機材:RICOH Caplio GX100+ワイドコンバーターDW-6(0.79×)
撮影データ:ISO80 f/9.1AE(SS1/2秒) -0.7EV 19㎜相当



(3)

車を止めたのは、滝の上流にあたるやや道が広がった場所でした。
その近くには橋があって、雷川を見下ろせるようになっています。
流れは薄暗く感じられましたが、GX100はものともせずに立体感のある描写をしてくれました。

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 f/12.1AE(SS1/20秒) -1.0EV 48㎜相当



(4)

恐らくはこの場所には家が建っていたのでしょう。
片隅で迎え火(?)を焚いている家族がいらっしゃいました。
「そうか、今日は旧盆だったっけ・・・」

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 f/9.9AE(SS1/50秒) -0.3EV 53㎜相当



(5)

↑の近くには石仏が安置している場所がありました。
滝以外にも石仏に興味を持つ私が見過ごす訳がありません。

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 f/5.5AE(SS1/80秒) -0.3EV 53㎜相当