Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

神戸・北野の異人館

2009年05月31日 | スナップ
ラインの館

今回はとりあえず画像だけ・・・
5月10日(日)に訪れた神戸北野の異人館「ラインの館」です。
北野の異人館は殆どが有料館で、ここは無料で公開されています。
その心づかいが嬉しくて暫く滞在した時に撮影した写真を公開しておきます。

「ラインの館」の詳細は↓のリンク先をご覧ください。
神戸北野異人館
神戸北野から。異人館ネット。ラインの館


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《お知らせ》
 仕事が超多忙となっているため、当分はコメント欄は閉じさせていただきます。
 場合によっては少しの間お休みするかもしれません。
 それと・・・goo!のブログサーバーの調子があまり良くないため引っ越しも検討中です。

横浜・山手洋館巡り(5)

2009年05月30日 | スポーツ
ベーリックホール

(1)


そこはどことなくスペインの香りがしていた。
その空間は紛れもなく日本のものではなく、異国の佇まいであった。
な~んて書き出しをしちゃいましたが、実は、私は海外など行ったことがありませぬ(笑)
でも、確かにスペイン風ではあるでしょう?


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玄関から中に入ったところですが、まるで日本にいることを忘れさせてくれます。



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人が一人も写っていないのは僥倖と言わざるを得ません。
ここベーリックホールは訪れる人が多くて、まさかこのような瞬間があるとは思ってもいませんでした。
広いホールで、本当に贅沢な空間ですね。


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二階にある子供部屋です。
いかにも小さな子供が喜びそうな部屋ですが、現実的な話をすると、今の日本ではありえないような気がします。
でも、このような空間で眠りにつくことが出来る子供は幸せですね。


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横浜開港150周年記念のイベントの一環で行われていたチューリップ・プロムナードです。
実はピントと構図合わせに専念していて、若い女性二人がいたことに気付かないままシャッターを押していました。
結果的には何ともいい雰囲気になったかな?と思っています。


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ベーリック・ホールは横浜市指定歴史的建造物で、建築学的にも大変貴重な価値ある建物です。
イギリス人貿易商B.R.ベリック氏邸宅として昭和5年に建てられました。
スパニッシュスタイルを基調とし、戦前に建てられた西洋館としては最大の規模を誇ります。

このように人がいない状況というのは奇跡に近いものがあります。
ほんの数秒のことでしたが、待っていて良かったと思いました。
もう少し右側から狙いたかったところですが、絵描きさんがフレームインしちゃうものですから・・・

撮影年月日は2009年5月4日で、機材はRICOH・GX100です。
屋外の撮影ではC-PLフィルターを使用しています。

神戸港の印象

2009年05月27日 | 都市風景
神戸と言えば「港」でしょう♪

(1)


神戸ベイクルーズを楽しんだ後は、再び港付近を散策することにしました。
これはまるで海上から撮影したように見せかけたものですが、実は「モザイク」前から狙ったものです。
空も綺麗に晴れ上がり、ポートタワーに登りたくなりましたが、遠景が霞んでいるため諦めました。
神戸ポートタワーは高さ108mあり、神戸港のシンボルとして親しまれています。


(2)


ここは元々はフェリーターミナルだったんですね。
そういえば、中突堤から九州方面へフェリーが出ていましたっけ・・・
現在のフェリーターミナルは①六甲アイランド・フェリーターミナル②六甲船客ターミナル③新港フェリーターミナル④神戸ポートターミナルに分かれています。



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ランチクルーズから戻ってきた「コンチェルト」が、モザイク前の岸壁で休んでいるところです。


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モザイクを抜けると、神戸港旧信号所のレトロな灯台が目に入ります。
神戸港が開港したのは1867年で、この港から多くの外国人や文化が上陸したわけですね。
そして、日本の各地へ文明開化の香りが広がっていったのでしょう。
そんな昔へに思いを馳せるようになるのがこのハーバーウォークです。


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さらに進むと、ヨーロッパの運河を彷彿させる「はねっこ橋」があります。
いわゆるはね橋で開いたり閉じたりしますが、現在はそのように作動させているのかは???です。


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はね橋の特徴である「平行四辺形式跳開橋」という構造形式は、オランダを中心にヨーロッパでは多く見られます。
歩道橋としては日本では初めての形になるそうです。
夜にはライトアップされるとかで、やはり夜になってからも訪れたいものです。

森林公園のルピナス

2009年05月26日 | 
一面のルピナス畑

(1)


恒例となりました武蔵丘陵森林公園のルピナス畑へ行ってきました。
現地に着いて思わず「あっ!」という声が出てしまいました。
かなりの数のルピナスが強風になぎ倒されており、全体的には花のピークをやや過ぎていたからです。

「しまった~!一週間遅かったか・・・」と思っても後の祭りです。
しかし、先週はお天気とお休みがシンクロしませんでしたし、これだけのために平日に仕事を休む訳にはいきません。
まぁ、それでも緩くカーブを描いたところに数多く咲いているところをおさえておきました。

撮影地:埼玉県比企郡滑川町「武蔵丘陵森林公園」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200㎜ f/4.0L IS USM
撮影データ:ISO200 f/16.0AE(SS1/30秒) 0.0EV 200㎜(320㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2009年5月23日(土)



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開園の9時30分には間に合いませんでしたが、10時を少し回ったところです。
同業者(=アマチュアカメラマン)は数人いましたが、人影が消えたところでシャターを切っています。
数枚撮っては休止、数枚撮っては休止の連続でした。

撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200㎜ f/4.0L IS USM
撮影データ:ISO200 f/11.0AE(SS1/30秒) 0.0EV 89㎜(142㎜相当・C-PLフィルター使用)



(3)


これは2枚目とは反対側を撮影したものですが、とりあえず人影は見当たりません。
「早く撮っておかなくては!」とばかりに撮影したものですが、この数秒後には人が群がってしまいました。
いろいろと構図や設定を変えて撮りたかったんですけれどねぇ。

撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200㎜ f/4.0L IS USM
撮影データ:ISO200 f/4.0AE(SS1/320秒) 0.0EV 97㎜(155㎜相当・C-PLフィルター使用)



(4)


人が増えてきたら、近接撮影に切り替えとなります。
綺麗に咲いているピンク色の花を見つけましたので、背景を考えながらあれこれと・・・
かなりトップライトに近くなりましたが、それでも透過光に近いものが得られました。

撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200㎜ f/4.0L IS USM
撮影データ:ISO200 f/4.0AE(SS1/320秒) 0.0EV 200㎜(320㎜相当・C-PLフィルター使用)


(5)


まぁ、まだまだ同業者(=アマチュアカメラマン)はそんなに多くはないものの、これでは引きの構図で捉えることは難しくなります。
今年はちょっと旬を外してしまいましたし、次なるターゲットへと移動することにしましょう。

撮影機材:キャノンEOS40D SIGMA18-50㎜ f/2.8EX DC MACRO
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/125秒 f/5.6) 0.0EV 18㎜(29㎜相当・C-PLフィルター使用)

京都・建仁寺にて(2)

2009年05月24日 | 史跡・名所
風神雷神図屏風(国宝)

(1)


有名な「風神雷神図」は落款や印章はないものの、俵谷宗達の晩年の最高傑作とされています。
二曲一双の屏風全面に金箔を押し、右双に風神、左双に雷神を描いています。
勿論、これは複製ですが、撮影に当たっては受付で確認をとっています。

これは単なる模写ですから、当ブログの趣旨であるオリジナル画像からは外れちゃうんですけれどね~。
まぁ、観光客の視点ということでご勘弁を!(笑)


(2)


「法堂(ほっとう)」の天井に描かれている「双龍図」です。
平成14年に創建800年を記念し、小泉淳作画伯の筆による双龍が描かれました。
何ともダイナミックな絵で、見る者を圧倒するほどの迫力があります。


(3)


再び「本坊」に戻ってきました。
開放感ある間取りは寺院特有のものですが、涼しい風が吹きわたるほど通気性に優れています。
外は30℃を超える(多分・・・)気温でありながらも、明らかに真夏の空気とは熱さが違います。


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「本坊」の中庭「潮音庭」ですが、苔の緑色が何とも瑞々しさを感じさせてくれます。
巧みに配置された岩によって、見た目以上の広がりがそこにはあります。


(5)



「本坊」の座敷から「潮音庭」を眺めたところです。
いいですねぇ、こういった場所で静かに思索をめぐらせたいものです。
でも、多分、居眠りをしてしまうかも・・・(爆)


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お寺には必ずある手水です。
「潮音庭」の一角にあり、何とも雅な感じがしますね。


(7)


5枚目と同じ窓から眺めたものですが、奥行きが感じられますね。
建仁寺という名前すら知らなかった私は、この京都最古の禅寺で何かを掴んだような気がします。
その何かは未だに分りませんが、時間をかけて分ってくるのではないかと思っています。


(8)


さて、滞在も二時間を超えてしまいました。
また、炎暑(?)の京都の街を彷徨うことにしましょう。
ふと気付いた金魚鉢ですが、何だか金魚になりたくなってしまった私です(笑)

撮影機材はRICOH・GX100で、撮影年月日は2009年5月11日(月)です。
撮影データは・・・今回は省略させていただきますね。
気になる方はExif情報をご参照下さい。

丘のポピー畑

2009年05月23日 | 
気分は北海道~♪

(1)


前々から訪れたかった彩の国ふれあい牧場(秩父高原牧場)のポピー畑です。
どうですか?まるで北海道にいるような気分でしょう?
これが見たかったんですよね~。

本当は先週訪れる筈が、5/17(日)は雨模様で諦めました。
ところが、週間予報では次の土日もマークが・・・orz
前日の金曜日に秩父地方の天気予報を見ると、何とマークが出たではありませんか!
こうなると自然と仕事にもやる気が出るというものです(笑)

撮影地:埼玉県秩父郡東秩父村「彩の国ふれあい牧場(秩父高原牧場)」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D Tokina AT-X 12~24㎜ F4.0 PRO DX
撮影データ:ISO200 f/11.0AE(SS1/100秒) +0.7EV 12㎜(19㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2009年5月23日(土)



(2)


本当ならば抜けるような青空の下で撮影したかったところですが、贅沢は言いますまい。
お天道様が出ただけでも有難いと思わなければ罰が当たるというものです。

トップ画像とほぼ同じ位置から、手前に異なる色の花をあしらってみました。
こういった場合は、広角レンズでぐぐっ花に寄って背景までも取り込むのがいいですね。

撮影機材:キャノンEOS40D SIGMA18-50㎜ f/2.8EX DC MACRO
撮影データ:ISO200 f/5.6AE(SS1/250秒) +0.3EV 18㎜(29㎜相当・C-PLフィルター使用)



(3)


そうそう、逆光に透けるポピーを撮影しておくことも忘れてはいけませんね。
この時期は午前9時を過ぎるとトップライトに近くなります。
こういった感じに撮るためには、朝早い時間帯じゃないと難しくなります。
この日は風が強くて、茎が細くて長いポピーはあっちにゆらゆら、こっちにゆらゆらでした(涙)

撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200㎜ f/4.0L IS USM
撮影データ:ISO200 f/4.0AE(SS1/250秒) -0.3EV 200㎜(320㎜相当・C-PLフィルター使用)



(4)


こういった場所ではロング(引きの構図ですナ)が多くなりますが、こういったカットも撮影したくなります。
斜度が緩い場所では平面に近くなりますので、傾斜がややきつい場所を選んでいます。
適度にピンク色の花も混じっていたため、画面に変化をつけることが出来ました。

撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200㎜ f/4.0L IS USM
撮影データ:ISO200 f/11.0AE(SS1/125秒) 0.0EV 200㎜(320㎜相当)



(5)


今度は姿勢を低くして狙ってみました。
多少は青空が広がってきたことと、上空にある雲がいい感じで流れていたからです。
北海道らしさは消えますが、これはこれでいいと思っています。

撮影機材:キャノンEOS40D Tokina AT-X 12~24㎜ F4.0 PRO DX
撮影データ:ISO200 f/9.0AE(SS1/100秒) +1.0EV 12㎜(19㎜相当・C-PLフィルター使用)



(6)


では、最後にもう一度北海道気分を!
これでもかとばかりにシャレーポピーが咲いていますが、その数何と一千万本とか・・・
いやぁ、本当に早起きして出かけた甲斐がありました。
来年こそ抜けるような青空の下で撮影したいものですね。

撮影機材:キャノンEOS40D SIGMA18-50㎜ f/2.8EX DC MACRO
撮影データ:ISO200 f/11.0AE(SS1/60秒) +0.3EV 26㎜(42㎜相当・C-PLフィルター使用)


なお、「天空を彩るポピーまつり」が5月23日(土)、24日(日)、30日(土)、31日(日) の4日間に亘って開催されます。
入場・駐車料金ともに無料ですから、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
但し、秩父高原牧場へと至る道は狭い山道ですから、くれぐれも安全運転を心掛けて下さい♪

goo!のサーバーが調子が悪いのか、コメントへレスをつけても反映されません。
そして、信じられないくらい重くて話になりません。
もし、27日に予定されているメンテナンスで問題が解消しなければ引っ越しします。
ブログでリフレッシュするつもりが、これではストレスが溜まってしまいますよ。

横浜・山手洋館巡り(4)

2009年05月22日 | スナップ
山手234番館

(1)


私が訪れた5月4日はチューリップアートプロムナードというのが行われていました。
横浜市開港150周年記念事業とかで、現地はかなり盛り上がっていました。
また、横浜山手の花絵づくりは10周年を迎えたとのことで、この「山手234番館」のパネル花絵は初回からのおなじみのスタイルだとのことです。


(2)


地面に置かれた器(?)に挿したチューリップをアップで見たところです。
木漏れ日が当たっていることが好ましく感じられました。
これで全面に光が当たっていては平板な感じになるため、これはこれでいいものですね。


(3)


客間だと思われますが、何とも贅沢な造りですね。
このような空間に身を置くと、本当に心が豊かになっていくような気がします。
これが歴史の重みというものなんでしょうか?


(4)


窓辺のテーブルに置かれたティーポットが印象的で撮ったものですが・・・
げっ、私が何人も映り込んでいるゾ(汗)
まぁ、ごくごく小さく写っているからいいか!


(5)


この「山手234番館」は横浜市指定歴史的建造物で、昭和2年頃に建築された外国人向けの共同住宅です。
日本人の建築家・朝香吉蔵氏の設計によるもので、共同住宅としては現存する数少ない存在となっています
当初は4つの同一形式の住まいが中央の玄関ポーチを挟んで、左右対象に上下に重なっていました。

撮影地:神奈川県横浜市中区山手町「山手234番館」
撮影年月日:2009年5月4日(月)
撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:
(1)ISO80 プログラムAE(SS1/50秒 f/5.1) -0.7EV 24㎜相当
(2)ISO80 f/5.1AE(SS1/52秒) -0.7EV 24㎜相当
(3)ISO80 プログラムAE(SS1/25秒 f/2.5) -0.3EV 24㎜相当
(4)ISO80 プログラムAE(SS1/30秒 f/3.2) 0.0EV 43㎜相当
(5)ISO80 プログラムAE(SS1/200秒 f/4.5) -0.3EV 34㎜相当

神戸ベイクルーズ

2009年05月20日 | 船舶
実に爽快な45分間の船旅♪

(1)


北野異人館めぐりでいささか暑さに辟易した私は、神戸港を目指すことにしました。
海の近くは涼しいだろうと思ったことも事実ですが、やはり港町神戸を実感するならば港へ行かなくては!
暫くは港を歩いていましたが、「神戸ベイクルーズ、45分間で1,000円」という呼び声に吸い寄せられるように・・・
「出航~!」・・・汽笛にかなり驚いてしまいました(爆)


(2)


中突堤を離岸して暫くすると、右舷前方にドック入りしている海上自衛隊の潜水艦が見えてきました。
なんでも建造費は一隻60億円を超えるとか・・・
それだけでも驚きですが、水中の航行速度がなんと時速37kmだそうです。
本来、船舶のスピードを表す単位はノットですが、ノットではピンと来ないですよね?


(3)


左舷前方に目をやると、今度は油槽船(だと思う)が見えてきました。
船足はこちらのほうが速いようで、ぐんぐんと追いつきつつあります。
「えっ、湾内は追い越し禁止じゃなかったっけ???」


(4)


とうとう並んでしまいました。
並走する船舶を眺めるのは楽しいものですが、さらにもう一隻沖合から近づいてきました。
ランチクルーズの船でしょうか?


(5)


海上ではいろいろな船舶が行き交いますが、今度は右舷に同じくランチクルーズから帰港する船が見えてきました。
これはモザイク付近に係留されている「コンチェルト」です。
豪華にランチクルーズというのもいいものですが、貧乏な私は夢のまた夢です(涙)
この後、港から大阪湾に出ていくことになります。


(6)


暫く大阪湾を航行した船は、再び中突堤を目指して神戸港内へと進んでいきます。
気温が高かったせいもありますが、神戸の街並みや六甲は霞んで見えます。
秋から冬にかけては綺麗に見えるのでしょうね。


(7)


45分の船旅もいよいよエピローグを迎えることになりました。
神戸港のシンボルであるポートタワーが見えてきました。
実に爽快な船旅で、十分に満足することが出来ました。

今回も撮影データは省略させていただきますね。
機材はRICOHのGX100で、すべてのカットでC-PLフィルターを使用しています。

京都・建仁寺にて(1)

2009年05月18日 | 史跡・名所
京都最古の禅寺

(1)


関西を訪れた三日間の最終日、結局は京都を訪れることにしました。
祇園の街並みを見た後は、親戚から勧められた「建仁寺」を拝観することに・・・

三門から見て驚いたのは、予想よりも遥かに規模が大きかったことです。
それもその筈で、京都五山の三位とのことですから、格式は相当高いものです。
そんなことも知らずに行った私は・・・超歴史音痴!!


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文永2年(1265年)宋の禅僧、建長寺開山蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が入寺してからは禅の作法、規矩(禅院の規則)が厳格に行われ純粋に禅の道場となりました。
明治に入って、政府の宗教政策等により臨済宗建仁寺派としての分派独立、建仁寺はその大本山となりました。
また廃仏毀釈、神仏分離の法難により塔頭の統廃合が行われ、余った土地を政府に上納、境内が半分近く縮小されて現在に到っています。


(3)


本坊の中庭を見たところです。
ぐるりと回廊のようになっていて、それぞれの方向から眺めるとまた違った印象があります。
一番気持ちが落ち着くのはこちら側から見たものですが、あくまでも個人的な見解です。


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「方丈」は慶長四年(1599)恵瓊(えけい)が安芸の安国寺から移築したもので、優美な銅板葺の屋根が印象的な禅宗方丈建築です。
本尊は東福門院寄進の十一面観音菩薩像です。
前庭は、このような枯山水様式の「大雄苑(だいおうえん)」を有しています。


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4枚目の左端に写っている窓から眺めたところです。
石庭の一部が見える程度ですが、何とも心落ち着く空間となっています。
外は暑かったものの、寺院の中を吹き渡る風は真夏のそれとは違っていました。


(6)


ここ西来院の開基は蘭渓道隆(1213−78年)です。
応永年中(1394−1428年)、道隆四世の法孫大宗が清本院を再建して西来院と号したのにはじまります。
応仁および天文の兵火に罹りましたが、慶長(1596−1615年)以降に再建されました。

キショウブが印象的で撮影したカットですが、門から見た中庭はまた素敵なものでした。
生憎と立ち入ることは出来ませんでしたが、それでも私には十分でした。
建仁寺は本当に素晴らしいお寺でした。

撮影データは引き続き省略ということで・・・
機材はRICOHのGX100とEOS40D+Tokina12-24㎜です。

神戸の街を散策

2009年05月17日 | 観光地
三宮から北野へ

(1)


関西訪問の二日目は神戸の街を散策することに決めていました。
やはり港町で、横浜とは違った雰囲気があるからなんですが・・・
まずは三宮駅のガード下でパチリ!!
ガード下というのは庶民的というか、どことなく懐かしさを感じてしまいます。

今回の撮影機材はRICOHのGX100ですが、撮影データの掲載は割愛させていただきますね。
Exif情報は保持したままでアップしていますので、気になる方はそちらをご参照ください。


(2)


三宮から北野へ向かう途中でスターバックスコーヒーを発見!
「へぇ、さすがに北野だとスタバも洋館なんだ」と妙な関心をして先へと進みます。
この日は朝からよく晴れて、前日の土曜日以上の暑さを感じました。
ここからはさらに坂がきつくなり、大汗をかいたのは言うまでもありません。


(3)


北野の異人館通りに出ると、どこもかしこも人だらけ・・・しかも、入館料が必要???
えっ、ぞれなりに見て回ると、あっという間に5,000円以上もかかるではありませんか。
ということで、無料公開している「ラインの館」へお邪魔することにしました。
中庭から異人館通り方面を見たところですが、なかなか風情があるものですね。


(4)


「ラインの館」を後にして、さらに上の方へと登っていきます。
先ばかり見ていると街の印象が通り一遍のものとなってしまいがちです。
こうやって時々振り返りますが、上から見下ろす眺めもまたいいものです。


(5)


この坂と階段を登りつけたら、このような眺めが正面にありました。
いつもなら見過ごしてしまうところでしょうけれど、この日は完全に旅行者としての視点がありました。
なんでもないものまでフォトジェニック!!(笑)


(6)


有名な「風見鶏の館:前では絵描きさん(だと思う・・・)が作品を並べていました。
「公共の場所では禁止されている筈だが」と無粋な詮索はやめて、しばし眺めることにしました。
結構うまく描いているものですね。

神戸の街は、今や新型インフルエンザの国内感染問題で大変なことになっています。
マスクも品切れ状態で、行政としても早く対策を講じる必要があります。
早く終息することを心よりお祈り申し上げます。