Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

2007年を振り返って(Ⅱ)

2007年12月31日 | 季節の彩り
『7月以降を振り返る』
(1)


7月以降を・・・なんて書きましたが、実際には6月下旬に撮影したものです。
彩の国・所沢市にある「西武球場近くのユリ園」で、最初は行くつもりはありませんでした。
でも、ある方のブログを見てから気が変わりました。

群馬県にある「尾瀬岩鞍スキー場」のユリ園も見事ですが、それに匹敵する規模じゃないかと思いました。
7月になっていないとはいえ、まるで真夏のような陽気で大汗をかいての撮影です。
でも、とても爽快な気分に浸ることが出来ましたよ。
(撮影年月日:2007年6月23日)


(2)


三年前から毎年訪れている彩の国・「大利根町」「ホテイアオイ」の群生地です。
道の駅「童謡のふる里おおとね」周辺の休耕田では、8月の旧盆前後に薄紫色の可憐な花が満開となります。
道の駅推進協議会による町おこし事業で、農業創生センターのイベントと連携して栽培が行われています。

実は、私の不注意によってレンズを2本もここでお釈迦にしてしまいました。
カメラバッグ(リュックタイプ)の蓋を閉めないまま持ち上げてしまったんです。
ご覧のような場所ですから、落ちたらどうなるかは想像できることと思います。
1本は修理しましたが、もう1本は新品が買えるくらいの見積もり金額でしたので諦めました(涙)

それはともかく、2007年は猛暑でしたので例年になく花は綺麗に咲いていました。
また2008年も訪れる予定にしている場所で、今度は夜明けから撮影しようと思っています。
(撮影年月日:2007年8月26日)


(3)


忘れてはならないのが、二日前に記事にした北海道へ家族で旅行したことです。
母親のたっての希望で道東になりましたが、私としても望むところです。
道東は湖も多くて風光明媚な場所になっているだけに、いい旅行になったと思っています。

これは阿寒湖から少し離れた場所にある「オンネトー」です。
左側の山が「雌阿寒岳」で、右側の山が「阿寒富士」です。
湖の色が美しいことでも知られていて、とにかく道東を訪れるならば外す訳にはいかないでしょう。
(撮影年月日:2007年9月21日)


(4)


これも何回か訪れている長野県「戸隠高原」にある「鏡池」で、その名の通り鏡のような水面に「戸隠連峰」が映っています。
やっと今年になって念願の眺めを見ることが出来、夜中に家を出発して夜明け前から粘った甲斐がありました。
惜しむらくは東の空に雲が多くかかっていて、「戸隠連峰」が赤く染まらなかったことでしょうか。
でも、これだけ天候が回復したのですから、贅沢を言ってはいけませんね。
(撮影年月日:2007年10月20日)


(5)


「鏡池」での撮影を終えて向かった先が、この「鎌池」です。
「戸隠」から「鬼無里(きなさ)」を経由して、「白沢峠」を越えて「白馬村」に入ります。
その隣村である「小谷村(おたりむら)」「小谷温泉」のさらに奥にあるのが「鎌池」なんです。

やはり過去に何度か訪れていますが、いずれも紅葉が綺麗な時期ではありません。
この時は事前にリサーチして、満を持しての訪問となったんですが・・・
着いたときは上空は厚い雲に覆われてしまっていました。
寝不足も手伝って仮眠をとっていると、俄かに太陽が顔を出してくれました。

そうは言っても、上空が綺麗に晴れ上がった訳でもありません。
ここには4時間ほど滞在しましたが、太陽の光が射したのは合計でたった十数分のことでした。
これは最後の最後で一瞬太陽の光が射し、同時に風が吹いて葉が盛大に舞った瞬間でした。
(撮影年月日:2007年10月20日)


(6)


二年ぶりに訪れた群馬県藤岡市(旧鬼石町)にある「桜山公園」です。
ここは「冬桜」と紅葉が綺麗なことで知られていますが、私が訪れた時はまだ三分咲きから五分咲き程度でした。
でも、日当りの良い場所ではそれなりに咲いていて、紅葉と相俟って見事な景観を呈していました。

ここから車で20分程度の場所(埼玉県神川町)にも「冬桜」が咲く「城峯公園」があります。
開花は「城峯公園」の方が早いので、「桜山公園」の開花が遅れている場合は「城峯公園」へ行くのがいいでしょう。
勿論、私のように梯子するのもgoo!ですよ♪
(撮影年月日:2007年11月4日)


(7)


これを外したら@ひろちゃんから怒られてしまいますね(笑)
かなり前から訪れたかった「大井川鐵道」で、ここは蒸気機関車のメッカでもあります。
それ以外にも貴重な車両を数多く保有しており、まるで「動く博物館」のようになっています。

景色の良さだけはでなくて駅も風情があり、日本の鉄道の古き良き姿が残っています。
また、本線終点の千頭駅からさらに奥まで行く井川線(国内唯一のアプト式鉄道)も忘れてはいけません。
年が明けて暫くしたら再訪しようかな?なんて考えています。
(撮影年月日:2007年11月25日)


(8)


最後になりましたが、このチャーミングなモデルさんと出会えたことも大きな出来事です。
ポートレートは長く撮影していますが、本当に素晴らしいモデルさんを撮ることが出来てHAPPYです。
スタジオで撮影することが多い私ですが、屋外で撮ることこそポートレートの醍醐味だと思っています。
逆光で撮影すると髪の毛などの輪郭にラインライトが出現し、スタジオとは違った雰囲気になるからですね。

このモデルさんもいつかは引退することになるでしょう。
もし、そうなってしまったら・・・三日三晩泣き明かすことになるんじゃないかな?(笑)
フィーリングが合う子って、そうそうはいないんですよね。
(撮影年月日:2007年11月18日)

「主催者、及びモデル側に許可をもらい掲載しております。
複製、転用、販売などの二次利用を行なう事を固く禁じます。」



レンタルスタジオ オーディション写真 STUDIO JC 目黒


これで2007年の私の記事はお仕舞いです。
5月になってFC2から引越してきましたが、今まで私の拙い記事をご覧いただき、
本当にありがとうございました。
皆様がお迎えになる2008年がいい年でありますよう心より祈念いたします♪

2007年を振り返って(Ⅰ)

2007年12月30日 | 季節の彩り
『1月から6月までを振り返る』

2006年は不調の年でしたが、2007年における私のフォトライフは充実していました。
花が中心とはなりましたが、今まで撮りたかったシチュエーションが実現したことが嬉しかったですね。

ということで、2007年に出会った被写体に改めて向かい合ってみたいと思います。
写真点数を絞るつもりが、これ以上絞りきれなかったため二部構成にしてみました。
本当はもっと掲載したいところですが、収拾がつかなくなりますので・・・

(1)


まずは「上野東照宮」「冬牡丹」です。
これは撮りたいなぁと思いつつも、年明けの慌しさの中でなかなか撮影できなかったものです。
我が家から一時間ほどの距離ですから、行こうと思えばいつでも行けるんですけれど・・・

やはり見物人は多くて、撮影するためには多くの制約があります。
ここで驚いたことは、私に撮影指導を希望する元気なオバサマ方が後を絶たなかったこと。
そりゃぁね、一眼レフに大口径レンズをつけていれば目立ちますが、私は一介のアマチュアカメラマンなんですよ。
(撮影年月日:2007年1月27日)


(2)


実を言えば、これは数年前から暖めていた構想なんです。
桜が散るタイミングと天気次第ですが、やっと今年になってそれが実現しました。
これは最初から「新宿御苑」で撮ることを想定していたものです。

折りしも冷たい雨が降りしきる日で、最低気温は何とお昼に記録した摂氏4℃。
それなりの服装で出かけましたが、かなり凍えてしまいましたね。
でも、考えていた写真を撮影することが出来、私にとっては大満足の一日となりました。
(撮影年月日:2007年4月3日)


(3)


「秩父」へ桜を撮りに行く前々日は、関東地方は冷たい雨が降りしきっていました。
当然のように秩父連山は雪となったようで、「関越自動車道」を走っている時に積雪があったことを確認しました。
本当は秩父市荒川にある「清雲寺の枝垂桜」が目的でしたが、こうなれば寄り道しなくてはなりません。

出来得ることならば、高台に咲く桜の背景に雪を戴いた秩父連山を持っていきたいところです。
あれこれ考えあぐねて、最終的に選んだ場所がこの「羊山公園」です。
「羊山公園の芝桜」はあまりにも有名ですが、ここは芝桜が咲く場所よりも少し手前にある小高い丘なんですよ。
(撮影年月日:2007年4月5日)


(4)


「羊山公園」で雪を被った秩父連山と桜を撮影し終えて向かった先は、この日の本来の目的地であった「清雲寺」です。
この「清雲寺」は行きたくて仕方がなかった場所ですが、やっとそれが今年になって実現しました。
現地に着いてみると、あまりの素晴らしさに暫し撮影することを忘れてしまいました。

いや、どこをどのように撮ればいいのかをイメージするのに時間が必要だったんです。
いつもならば直感的にパッパッと撮り始める私ですが・・・
それだけこの清雲寺の枝垂桜に圧倒されていた証拠なんでしょうね。
(撮影年月日:2007年4月5日)


(5)


これも撮りたかった桜吹雪です。
今まで何度か撮りましたが、なかなか納得できるものではありませんでした。
山梨県にある「新府桃源郷」に行った時のもので、「新府城跡」を見学しての帰りのことでした。

さて、「甲府桜町滝田写真」さんの所へ遊びに行こうかと思い、機材を撤収し始めていた矢先のことでした。
折りしも一陣の風が吹き、眼前に咲いていたソメイヨシノの花びらが盛大に舞始めたではありませんか。
レンズを付け替えている時間はありません・・・ひたすら連写、連写です。
100%とは言えませんが、まずは満足できる結果になったと思います。
(撮影年月日:2007年4月12日)


(6)


この「フデリンドウ(筆竜胆)」はずーっと探し続けていたものです。
植物園や○○百花園ならば見ることも出来るのでしょうけれど、私は自然に咲いている花が見たかったんです。
探すと見つからず、何気なく歩いていると見つかる・・・そんな感じの出会いでした。
盗掘防止のために撮影場所は伏せますが、来年も是非とも撮影に出かけたいものです。
(撮影年月日:2007年4月14日)


(7)


これも何度かチャレンジし続けている「日光華厳の滝」「イワツバメ」です。
太陽が滝に当たる前の時間帯で、6月といえども半端な寒さではありません。
凍えながら(決してオーバーな表現では・・・)の撮影ですから大変でした。

それに、イワツバメの飛ぶ速度は半端じゃなく、「あっ!」と思ってからシャッターを切ったのでは手遅れです。
とにかく「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式で撮影し続けたカットのうちの一枚がこれです。
まだまだ満足できる仕上がりではないため、2008年もチャレンジし続けますよ。
(撮影年月日:2007年6月2日)


(8)


本当に久しぶりに富士山を撮影しました。
この日の目的地は「西沢渓谷」でしたが、中央自動車道から見た南アルプスが素晴らしかったんですよ。
「どうしようかな、目的地を変えようかな?」と迷いましたが、初志貫徹しました。

行き先を変えずに「西沢渓谷」へ行って良かったと今でも思っています。
何度も訪れた場所ですが、この時は思いがけない位置から「七ツ釜五段の滝」を撮影することが出来ましたから。
お昼を回ってから西沢渓谷を後にし、途中の道からはまだ富士山が鮮明に見えていました。
6月にしては珍しいことで、ならば富士山が撮影できる場所に行ってみようではないかと思ったんですね。

これは太宰治が滞在した「御坂峠」にある「天下茶屋」付近から撮影したもので、眼下に「河口湖」を望む風光明媚な場所となっています。
さすがに中腹はもやってきましたが、まだまだ綺麗な姿を見せる富士山は流石に”日本一の山”ですね。
(撮影年月日:2007年6月16日)

明日、大晦日にアップする「2007年を振り返って(Ⅱ)」に続く・・・

光が丘公園2007年総集編

2007年12月29日 | 季節の彩り
『彩り豊かな素敵な公園です♪』

いつも楽しませてもらっている「光が丘公園」ですが、一年を通じて振り返ったことがありませんでした。
今回は感謝の気持ちをこめて、春から秋までを纏めてみることにしましょう。

(1)


三月も半ばになると「ヒュウガミズキ」が公園を明るい黄色で染め上げてくれます。
これは本公園ではなく、我が家に程近い方の西側の尻尾のような公園です。
2007年は花数が少なかったため。花と花との間に結構隙間が出来てしまったようです。
その隙間を埋めるべく、ここでは同じヒュウガミズキの花を前ボケに使ってみました。
(撮影日:2007年3月17日)


(2)


正しくは、この場所は「四季の香り公園」で、光が丘公園とは別の場所になります。
白木蓮辛夷の花が咲き競っており、それまでここまで足を踏み込むことがなかったことを悔しく思ってしまいました。
他にも「紫木蓮」「シデコブシ」もあって、なかなかいい場所ですよ。
秋には「トウカエデ」が見事な色彩で迎えてくれます。
(撮影日:2007年3月18日)


(3)


4月になれば「ソメイヨシノ」「オオシマザクラ」が見事に咲き誇ります。
生憎の雨でしたが、こういった状況でしか獲ることが出来ない写真があります。
撮影する寸前まで降り続いた雨によって、散った花びらが綺麗に洗われたようです。
天気が良ければ人でごったがえす公園もひっそりとしています。
雨の桜も捨てがたい味がありますよ♪
(撮影日:2007年4月3日)


(4)


光が丘公園は巨木が多く、いろいろな場所で木を見て楽しむことも出来ます。
チューリップのような可愛らしい花を咲かせる「ユリノキ」や、この「センダン」も可憐な花を咲かせます。
新緑も綺麗で、公園の至るところで眩いばかりの光彩を放っています。

画像が小さいので分かりにくいと思いますが、2007年はやはり花数が少なかったようです。
そうそう、この木の近くには「ライラック」(北海道ではリラともいう)も花を咲かせるんですよ。
(撮影日:2007年5月20日)


(5)


四季の香り公園には立派な薔薇園があります。
ハーブ園もありますが、やはり薔薇が咲く頃はこちらに熱中してしまいますね。
ここには温室もあって、なかなか楽しめる場所となっています。
「メタセコイア」の大木もあって、葉が色づく頃がまた楽しみの一つとなっています。
(撮影日:2007年5月20日)


(6)


光が丘公園には丁寧に設えた花壇があります。
そこは季節の花が咲き誇り、このように見事な「桔梗」も咲きます。
一昨年までは縦に入る通路がありませんでしたので、殆ど順光で撮るしかありませんでした。
今ではどの方向からも撮れる様になりましたので、カメラマンにとっては嬉しい限りです。
(撮影日:2007年7月8日)


(7)


そのテニスコート脇の花壇には、いろいろな蝶が吸蜜にやって来ます。
これはクロアゲハですが、何しろアゲハというのは一時たりともじっとしていません。
羽根をぱたつかせるので、余程の高速シャッターを切らない限りは・・・
でも、まぁ、これはこれで動きが表現できたかな?と、思ってはいますけれど。
(撮影日:2007年8月19日)


(8)


光が丘公園にはちゃんと「彼岸花」も咲きます。
限られた空間ではありますが、それなりに纏めることは可能です。
但し・・・ここは藪の傍ですからいるんですよねぇ、薮蚊が!
大いにスキンシップをしながら撮影し続けたことを覚えています(涙)
(撮影日:2007年10月7日)


(9)


光が丘公園は樹齢100年を越える「銀杏」の大木が数え切れないほどあります。
早朝にでも出かけない限りは人が写ってしまいますので、このような切り取り方しか出来ません。
2008年は是非とも早朝から撮影したいものです。
(撮影日:2007年11月18日)

この一年間・・・まぁ、毎年そうなんですが・・・楽しませてくれた光が丘公園。
近所にある得がたい撮影フィールドですから、本当に感謝しています。
2008年はどんな新たな発見があるのでしょう。

2007北海道旅行総集編

2007年12月28日 | 風景写真
『風光明媚な道東観光でした♪』
(1)


家族全員で北海道へ旅立ったことは、今年の我が家のビッグニュースの一つです。
なかなか揃って出かける機会は減りつつありますから・・・
長女も運転免許を取得しましたし、北海道が単独運転デビューの場になりました。

これは「オンネトー」で、ご覧の通り抜けるような青空が広がっていました。
左が「雌阿寒岳」で右が「阿寒富士」、そして水の色がとても美しい神秘の湖です。
出来ることなら、「阿寒湖」を訪れた後の方がいいかもしれません。


(2)


勿論、この「阿寒湖」もいい場所であることは間違いありません。
でも、そこは一大観光地ですから、湖畔はホテルや土産物店、飲食店が軒を並べています。
名物のマリモは遊覧船で「忠類島」へ行かないと見ることができません。
土産物店では「マリモッコリ」なるものが人気でしたが、何だかなぁ・・・

 ※「忠類島」で検索をかけたら、何と私のブログが1-2フィニッシュでした(笑)

初日は、早朝に羽田空港を出発して、女満別空港よりレンタカーを借りました。
ルートは女満別空港からオンネトーを目指しましたが、途中で「道の駅あいおい」で昼食をとっています。
ここは旧国鉄相生線の北見相生駅がそのまま鉄道公園として残っていて、そのすぐ脇に道の駅が併設されています。

オンネトーからは阿寒湖で遊覧船に乗り、「ペンケトーとパンケトーを望む双湖台」を経由して「摩周温泉」に宿をとりました。
途中、アイスクリームショップでソフトクリームやらジェラートを賞味しています。
泊まった「ペンションBIRAO」も素敵な建物で、食事がまた美味しかったですよ~。


(3)


二日目もいいお天気に恵まれました。
先ず目指した場所は「美幌峠」で、そこまでは長女が運転しています。
道路は広いですし、カーブも大したことはありませんから。

この美幌峠から眺める「屈斜路湖」の雄大な景観には声を失ってしまいます。
出たとしても、「わぁ!」とか「スゲー!」でしょうか・・・(笑)
ここからは、屈斜路湖畔に湧く温泉の「砂湯」「クッシー」の巨大なオブジェを見て、今も噴煙を上げ続ける「硫黄山」に立ち寄っています。


(4)


硫黄山を後にした私たちは、次に母が切望していた晴れた「摩周湖」に辿り着きました。
これは第三展望台付近から眺めたものですが、第一展望台から見る景色とはかなり異なります。
私はどちらかと言えば、第三展望台の方が好きかな?

ここからは、弟子屈まで戻って「野付半島」を目指しました。
天気も悪くなって、名物の「トドワラ」に着いたときは荒涼とした冬の到来を思わせる眺めが広がっていました。
寒いのでそこそこにして、次は360度の展望が楽しめる「開陽台」を経由して、「裏摩周展望台」「神の子池」へと・・・

相当な距離でしたので、この日の宿である「女満別温泉」のホテルに着いたのは18時をかなり回っていました。
「ホテル湖南荘」の皆様、到着予定時刻よりも遅くなってスミマセンでした。
勿論、遅くなることは当日何度か電話を入れてあります。


(5)


三日目もいいお天気に恵まれました。
これはホテルの前庭とも言える「網走湖」の朝の風景です。
空気も澄んでいて、まるで青い色が支配する世界となっていました。

漁船が浮かんでいますが、9月下旬だとシラウオや蜆を獲っているのだそうです。
前夜の夕食でも、シラウオや蜆料理が出されました。
やはり、その土地土地での旬の食材を楽しむことは旅の喜びでもありますね。

この日は「小清水原生花園」に立ち寄ってから「知床半島」へと向かうことにしました。
実は、この三日目に関しては予備日的な状態にしていて、特に予定は組んでいなかったんですよ。
初日と二日目が天気が悪かった場合、予定地へ再度行けるように網走付近に宿をとったんです。


(6)


知床では有名な「オシンコシンの滝」です。
通常は海沿いの国道脇から眺めるのですが、ここは旧道まで上がって上からオホーツク海を背景に眺めています。
旧道の入り口が分かりにくい上に、工事で途中から通行止めになっていました。
まぁ、私たちはその反対側から登ったので、特に工事の影響は受けませんでしたが・・・

この後は「ウトロ(宇登呂)」まで行き、折角ですから「知床横断道路」を走って「知床峠」まで往復しました。
途中、「知床自然センター」に立ち寄って、我が夫婦が参加している「知床100平方m運動」のプレートを見てきました。
夫婦なのに、なぜか一つ置きになっていましたが・・・(涙)
10数年前に訪れた時はプレートも今の2倍の大きさがあって、ちゃんと夫婦で並んでいたのに。

この日は、網走まで戻って、さらに「サロマ湖」の富武士(トップシ)にある「ルートインサロマ湖グランティア」に宿をとりました。
北海道最後の晩ですから、ちょっとリッチな気分に浸らないとね♪


(7)


ありがたいことに最終日もよく晴れてくれました。
ここは「能取湖の卯原内にあるサンゴ草群生地」で、母のもう一つのリクエストがこの赤く色づいた「サンゴ草(アッケシソウ)」を見ることだったんです。
折角9月下旬に道東を訪れるなら、赤く色づいたサンゴ草を見なくては勿体ない気がします。

サロマ湖畔のホテルを後にした私たちは真っ直ぐここに向かったのではなく、最初に「キムアネップ岬」へと向かいました。
ここにもサンゴ草があるとホテルで情報を得ていたからですが、やはり大規模なものではなかったため、即撤収しました。

次に向かったのはサロマ湖の東にある栄浦の「ワッカ原生花園」です。
生憎とこの時期は花数が少なく、しかも雲が徐々に出てきてしまいました。
サンゴ草群生地に着いたときに曇っていたらマズイので、そこそこにして出発です。
着いたときは青空がまだ広がっていて助かりました。


(8)


これは「メルヘンの丘」で、大空町が力を入れている場所で観光ポスターにもなっています。
さて、最終日は何が起こるかわからないので、早めに空港へと向かいます。
時間がかなりありましたので、網走湖の東側を走ったり、「天都山展望台」へ行ったりしました。

さすがに4日間の強行軍でしたので、私だけではなしに家族もお疲れモードに入ったようです。
フライトは午後6時過ぎ(最終便)ですので、それまで空港でお土産を買ったりして時間を潰します。
さすがに祝日の羽田空港行きの便は満席で、何とも窮屈な感じでしたね。
でも、4日間とも天気には恵まれてラッキーだったと思います。

ここまで長々とした駄文を読んでいただきありがとうございました。
何だか小学校のときの作文を思い出してしまいました(爆)

中央区月島にてⅡ(ポートレート14)

2007年12月27日 | ポートレート
『川面を吹く風を受けて・・・』
(1)


今回もコスプレシリーズ(最新作)でいこうかと考えていましたが・・・
まだ月島界隈で撮影した未公開の画像を用意しておいたことを忘れていました(汗)。

ここは隅田川に面した佃島で、ちょうどこの地点で隅田川は左右に一時的に分かれます。
水上バスと絡めてみようとしましたが、明暗の差が大きくて諦めてしまいました。
一応は撮ったんですが、ちょっとお見せできるような仕上がりではないんですよ。
日陰で川面を吹く風を受けて寒い筈ですが、彼女はよく頑張ってくれました。

撮影地:東京都中央区佃
撮影機材:キャノンEOS40D EF28~70㎜ F/2.8L USM
撮影データ:ISO100 f/7.1AE(SS1/60秒) +0.7EV 48㎜(76㎜相当)


(2)


「パリ広場」の円柱の傍で撮影したものです。
円柱はコンクリートですから冷たかったと思いますが・・・
右奥に見えるワイヤーを吊った建造物は中央大橋で、とても美しい形をしています。

撮影地:東京都中央区佃「パリ広場」
撮影機材:キャノンEOS40D EF28~70㎜ F/2.8L USM
撮影データ:ISO100 f/5.6AE(SS1/100秒) 0.0EV 48㎜(76㎜相当)


(3)


その中央大橋の上で撮影したものです。
橋の上は風も強くて、風になびいた髪の毛がなかなか落着きません。
一瞬弱まった頃合を見計らってレリーズボタンを押しました。

太陽の光は有難いもので、ここではコートを必要としないほど暖かでした。
贅沢を言えば左側から白レフをあてたいところです。
でも、カメラを構えながらレフを保持するのは、風が強いと無理ですね~。

撮影地:東京都中央区佃「中央大橋」
撮影機材:キャノンEOS40D EF28~70㎜ F/2.8L USM
撮影データ:ISO100 f/4.0AE(SS1/200秒) +0.7EV 64㎜(102㎜相当)


(4)


都営地下鉄大江戸線の月島駅ホームにての撮影です。
いよいよ月島での撮影を終えて、次の目的地へと向かいます。

次なる目的地は・・・ちょっと公には出来ないかな?
撮影中にガードマンから「何の撮影ですか?」と、かなり警戒されましたから。
まぁ、そこの場所で撮影した写真は未公開にしておくのが無難でしょう。

撮影地:東京都中央区月島「都営地下鉄大江戸線・月島駅」
撮影機材:キャノンEOS40D EF28~70㎜ F/2.8L USM
撮影データ:ISO320 f/2.8AE(SS1/50秒) 0.0EV 48㎜(76㎜相当)


「主催者、及びモデル側に許可をもらい掲載しております。
複製、転用、販売などの二次利用を行なう事を固く禁じます。」



レンタルスタジオ オーディション写真 STUDIO JC 目黒

川根路の印象(2)

2007年12月26日 | 風景写真
『晩秋の一齣』
(1)


今回の画像は、ほぼ一ヶ月前に撮影したものです。
そのつもりで先を読み進んで下さいね。
今回は撮影データを表記させてあります。(かなり前に作成したもので・・・)

このカットは大井川鉄道千頭駅まで来て、駐車場探しでウロウロしている時に見つけた光景です。
駅の傍の駐車場が満杯であったことに感謝!
だって、こんな素晴らしい眺めに出会えたのですから。

大井川の河川敷まで車で降りてきて、やっと見つけたスペースで正面を見たら・・・
「これは素晴らしい! まずはおさえておかなくっちゃ!!」と連写、連写。
ひとまず駅でいろいろと見学をして戻ってきたら、最高の光が当たっていました。
このカットは改めて撮り直したうちのワンカットなんです。

撮影地:静岡県「川根路」
撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200mm F/2.8L USM
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/250秒 f/5.0) -1.0EV 80㎜(128㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2007年11月23日(金)及び24日(土)


(2)


今年になってあちこちのブログに登場して気になっていた花です。
背丈が半端じゃなくあって、とてもダリアとは思えないほどでした。
車を走らせていてたまたま見つけたものですが、思わずUターンしたくなるほどでしたよ。

これ以上近づくことができないため、望遠で引っ張っています。
ここ川根路ではあちこちの家の庭で咲き競っていた花です。
地元に帰ってみると、これまたあちこちで咲いていました。
今年流行の花なんでしょうか?

撮撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200mm F/2.8L USM
撮影データ:ISO200 f/4.0AE(SS1/800秒) -1.0EV 150㎜(240㎜相当・C-PLフィルター使用)


(3)


静岡といえばお茶と並んで有名なものは蜜柑ですね。
早生がたくさんなっていて、思わず直売所で買うところでした。
買わなかった理由は・・・この旅の出発前に蜜柑が二箱も我が家に届いたこと。
本当は産地で味わうのが一番美味しいんですが、ここは何とか堪えました。

撮影機材:キャノンEOS40D EF-S10~22㎜ F/3.5~4.5 USM
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/100秒 f/5.0) -0.3EV 21㎜(34㎜相当・C-PLフィルター使用))


(4)


大きな銀杏の木と赤い屋根の民家が印象的で撮影したものです。
これはC10型蒸気機関車が牽引する旅客列車待ちをしていたときのものなんです。
この二つと蒸気機関車を絡めてみたいと思いましたが、アングル的には不可能な話でした。
つくづく「惜しいなぁ!」と思ったものです。

撮影機材:RICOH Caplio R4
撮影データ:ISO64 プログラムAE(SS1/380秒 f/3.3) -0.3EV 28㎜相当


(5)


大井川鉄道田野口駅です。
折りしも夕方の光線が当たっている木々の葉が印象的で撮影したカットです。
何とも素朴な雰囲気の駅の佇まいが気に入っています。

撮影機材:RICOH Caplio R4
撮影データ:ISO64 プログラムAE(SS1/42秒 f/4.7) -0.7EV 67㎜相当


(6)


さぁ、いよいよこの川根路ともお別れです。
日没間際の太陽の光を浴びたススキが何とも言えませんでした。
まるで黄金色のように輝いているススキが殊の外高貴なものに思えてしまったほどです。

東名高速に乗って帰るわけですが、この時は35kmも渋滞しているとは知る由もありませんでした。
渋滞が無ければ午後8時半には帰宅できる筈が、何と2時間以上も余計にかかってしまったのです。
「あ~ぁ、どこでもドアがあればなぁ!」と何度思ったことでしょうか(笑)

撮撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200mm F/2.8L USM
撮影データ:ISO200 f/2.8AE(SS1/2500秒) -0.3EV 130㎜(208㎜相当)

光が丘公園・2007紅葉FINAL(Ⅱ)

2007年12月26日 | 季節の彩り
『クリスマスイヴに撮影した紅葉』
(1)


カルネさんに触発されて光が丘公園へ行って来ました。
本当は大掃除をする日であったため、出かける余裕はなかったのですが・・・(笑)
大掃除は・・・午前中に外回りを全部終えたから、まぁ、いいでしょう。
「山の神」から許可を貰い、イイギリの葉が落ち尽くしたかどうかを見に行きました。

イイギリを撮影し終えてから気になる場所へ行くと、このようにまだ見事な紅葉が残っていました。
風が強かったので、はらはらと舞い散る葉を期待しましたが、それほど舞ってはくれませんでした。
まぁ、このカットだけがまずまず絵になったくらいでしょうか?


(2)


真っ赤よりも、このように黄色とオレンジ色が混じっているのが目にも鮮やかですね。
昨年までは赤く色づいた楓ばかりを求めていましたが、今年はちょっと考え方が変わりました。


(3)


トップ画像の中央部分を切り取ってみました。
やはり紅葉は背景が暗く落ちていて、透過光で撮影すると綺麗なものですね。


(4)


上を見たら色づいた楓の葉が輝いていました。
風がかなり強いので、なかなかフレーミングが決まりません。
少し風が収まったところですかさずシャッターを切ったものです。


(5)


前日にアップしたFINAL(Ⅰ)と同じく落ち葉で締めくくりましょう。
午後2時頃ですが、さすがに冬の太陽はもう低い位置まで来ています。
これからの時期は落ち葉を撮るのもいいかもしれません。
あれっ、同じことを前にも書きましたっけ???

今年もいろいろと季節の彩りを楽しむことが出来ました。
さぁ、来年はどんな彩を楽しむことが出来るのでしょうか?


(追伸)


光が丘公園のバードサンクチュアリ前の丘に立つ「イイギリ」の葉が落ち尽くしました。
こうなるとヒヨドリがこの赤い実を啄ばみにやってきます。
撮っておきたいと思われる方は今のうちですよ~。
都営大江戸線・光が丘駅より歩いても10分とかからない場所にありますので、是非!!

光が丘公園・2007紅葉FINAL(Ⅰ)

2007年12月25日 | 季節の彩り
『思い思いの色に染まって』
(1)


「雪景色の後は紅葉かい?」と言われそうですが、いよいよ今年の紅葉もフィナーレを迎えました。
まぁ、いくら何でもクリスマスに紅葉の写真をアップするのも気が引けちゃいますが・・・
まだまだ光が丘公園には彩りがあるんですよ♪

いつもの光が丘公園ですが、この場所の紅葉は見事に染まっていました。
真っ赤というのではなく、それぞれの葉が思い思いの色に染まっているのが好ましく思われました。
冬ではありますが、まさに「錦秋」という言葉がピッタリと感じられた瞬間です。


(2)


最初は手前の欅が邪魔だなと思いましたが、シルエットになってこれはこれで立体感が出たような・・・
木漏れ日と手前に伸びる影を効果的に使ってみました。
これからの時期は落ち葉と木漏れ日、そして影を組み合わせるのがいいかもしれませんね。


(3)


紅葉というか、黄葉の定番ショットですね。
背景が暗く落ちている場所で、逆光に輝く楓の葉を捉える・・・
「空に太陽がある限りぃ~♪」(←にしきのあきらか!・・・笑)


(4)


これはサイド光で撮影したものですが、この光は立体感が表現できます。
木を撮影するにはうってつけの光線だと個人的には思っています。
逆光大好き人間ですが、こういったシチュエーションではサイド光大好き人間に変身します。


(5)


地面に落ちた楓の葉ですが、超望遠域を使えば、まるで地面に這い蹲って撮ったように見えますね。
まぁ、それに近い姿勢はとっていますが、アングルファインダーがいるほどでもないんですよ。

明日(26日)のFINAL(Ⅱ)へと続く・・・

雪国

2007年12月24日 | 風景写真
『国境(くにざかい)の長いトンネルを抜けると・・・』
(1)


そこは雪国だった。

ということで、川端康成原作の「雪国」をイメージしてみました。
「雪国」は主人公と土地の芸者・駒子、そしてその許婚者の妹・葉子との人間関係が描かれています。
作品は日本独特の美学で構成され、情景や心理描写が比類なき美しさで表現されています。

「雪国」では芸者の駒子が重要な役割を果たし、映画では大谷直子さんが演じたのが印象的でした。
えー、何を隠そう、私は大谷直子さんが大好きでした。(←過去形かい!)


(2)


なおも車を走らせると、雪はどんどん降り積もってきました。
鉛色をした空から降ってくる雪は、純白でありながらも冬の陰鬱としたものを感じさせます。


(3)


途中見た渓谷も雪に没しており、初夏や錦秋の美しさは微塵も感じられません。
しんしんと降り積もる雪だけが辺りを支配しています。


(4)


なおも雪は激しさを増して降ってきました。
こうなるとワイパーを動かしても、瞬く間にフロントガラスに付着して視界が悪化します。
普段、雪が降り積もらない土地で暮らしていると、雪国で暮らす方々の苦労が殊更身にしみてきます。


(5)


さぁ、間も無く日が暮れてしまいます。
そろそろ帰宅することとしましょうか。
雪は次の日の朝まで、どれだけ積もるのでしょう?

※コメントを承認制にしましたが、恐ろしく面倒くさいので元に戻しました。
 その都度ログインするのは時間がかかって仕方がないんですよ。
 不愉快で下劣で低俗なコメントが入ったら削除するしかありませんが・・・

赤煉瓦の駅舎

2007年12月24日 | 夜景・夕景
『東京駅界隈にて』
(1)


イルミというか夜間撮影は封印すると言いながらも、封印する前に撮ったものをアップします。
赤レンガの駅舎で有名な東京駅です。
相変わらず工事中ですが、それでも独特の美しさには変わりはないと思います。


(2)


駅長室の入り口です。
これほどまでに重厚な駅長室への入り口はないと思います。
奥に見える赤い絨毯が歴史というか格式の高さを感じますね。


(3)


イルミと呼ぶにはちょっと寂しいかな?
東京駅よりも和田倉噴水公園方面へ少し歩いた通りにあった電飾です。
本当は木にとっては迷惑千万な飾りつけなんですよね。


(4)


レストランか喫茶店かは?ですが、何とも暖かみのある店内が見えました。
表はさすがに寒くて、この後、私はポンポンがまた痛くなってしまいました。
前日にウィルス性腸炎で医者へ行って薬を貰って治ったと錯覚してしまったんですね~。
無理は禁物です、はい。

『お知らせ』
 相変わらずアダルト系の大馬鹿野郎(下衆な輩ともいう)が関係ないコメを入れてきます。
 来て下さっている方も不愉快だと思いますので、コメントはトラックバック同様承認してからの
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 下らない低俗なコメを入れる輩には、IPアドレスを突き止めた上で法的手段を講じます!