蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

あずき色の彗星…

2007-04-15 19:01:31 | Weblog
今でもガンプラって流行ってますよね。

蛇口屋が中学生くらいの時に、シャア専用ザクのプラモが出て、喜び勇んで模型屋さんに行って、シャア専用ザクを手に取り、指定されている色を見ると、『あずき色』って書いてありました。

あずき色の水性塗料のシャア…

喜び勇んでいた気持ちにすきま風が差し込んだのをつい昨日のことのように憶えています。


北海道の方に来てからはあまり聞きませんけど、蛇口屋はその昔、『アンカー屋』って所でバイトしていた事があります。

今はこんな蛇口屋ですが、昔はそれなりになりたい物とかあって、ちょっとの間、東京で働いてました。

そのアンカー屋の仕事というのは、ひたすらアンカーを打つことです。

あ、アンカー事態を知らない人のために、コンクリートに穴を開けて、そこにアンカーと呼ばれるピンみたいな物を入れます。そこで、叩いたり、溶かしたりして、コンクリートと接合させて、ボルトとかを差し込んで、天上や床の支持体にするんです。

時には、建物の延長に、鉄筋アンカーとか、溶接用アンカーなんかを差し込んで、一日何百本も打って打って打ちまくります。

一発数円の計算ですから、そりゃあもう早くなります、金の亡者な蛇口屋でしたから。毎日必死で働きましたよ。
大抵は、若い現場監督の刺し金のし忘れや、インサートの入れ忘れなんかで生じる仕事ですから、一軒でも1000本や2000本はざらにありましたね。

ロータリーハンマードリルに、13ミリくらいのキリ先を付けて、100メートルくらいの延長コードを付けて、現場内を走り回ります。

この仕事、新築現場の時はそうでもないんですが、古いビルやマンションの改修だと、コンクリートが堅くて大変でしたね。

新しいコンクリートって柔らかくて、まだ湿度があって、煙もそんなに立たないですが、古い現場は砂塵は舞うし、音はでかくて響くし、やたら堅いし、ボキボキとキリを折っては切ない目にあってました。

そんな中、何人かで一緒にスタートして、ダントツに早い奴がいました。

奴の使っている機体(ロータリーハンマードリル)は真っ赤な色をしていました。
比べて、蛇口屋のは緑のボディです。負けても当然ですよね。

お陰で今じゃあ、蛇口屋は白い電動工具を好むようになりました。

やっぱり赤に勝てるのは白くらいの物ですから。

ちなみに今蛇口屋が欲しいガンプラはデンドロビュウムですね。3万円の。