Snapeの英語指南

英語長文対策、英語速読法、英語学習法、高校生、中学生、社会人の英語学習に役立つヒントを紹介。

そこで間違える理由 2

2010-05-28 08:48:29 | なるほど英文法 

生徒の間違いで多いものの一つに、”3人称・単数・現在”のSを付け忘れるミスがある。 ”3人称・単数・現在”のSの付け忘れは、単なる不注意と言ってしまえば、それまでだが、特に頻出するミスには、それなりの理由がある。

1)  He cook dinner.

2)  My father cook dinner in place of my mother.

3)  My father usually cook dinner in place of my mother.

 

1)の文であればすぐに気がつく誤りが、3)では、見落とされることになる。特に主語と動詞のあいだに副詞などが入って、主語と動詞とが離れてしまうと、この見落とし率がグンと高くなる。この位置にくる副詞としては、頻度の副詞が多い。頻度の副詞とは sometimes     always     never    usually    seldom    といった副詞であるが、特に語尾が s で終わっている副詞の場合には、この見落とし率がさらに高くなる。おそらくその 副詞の語尾の s が無意識に、”3人称・単数・現在”の s と錯覚され、すでに付いているように思ってしまうためであろう。これは、英作文のときに顕著に見られるミスである。

4)  Mr. Jones sometimes use the library near the park.

5)  His sister always practice the piano on Sunday morning.

 

上記の文が以下のようだったら、一目瞭然のミスである。

 

4)  He use the library.

5)  She practice the piano.

  


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