Snapeの英語指南

英語長文対策、英語速読法、英語学習法、高校生、中学生、社会人の英語学習に役立つヒントを紹介。

クリスマスこそ、クリスマスソングを覚えよう!

2013-07-16 01:37:05 | 英語の歌の活用法

「カラオケは好き、英語は苦手!」 というキミに朗報である。英語が苦手な生徒の逆転チャンスである!

毎年クリスマスシーズンになると、街はクリスマスソングでにぎわってくる。毎年聞こえてくる曲は、長年多くの人々の耳によって淘汰されてきた名曲が大半を占めている。もちろん毎年新しいクリスマスソングが多少は出てくるが、めったに定番リストに加わることはない。古典的クリスマスソングの定番は10曲以下だろう。これらの歌はタイトルは知らなくても、諸君がすべて耳にしたことがあるものばかりだろう。

White Christmas   ホワイト・クリスマス
Rudolf The Red Nosed Reindeer  赤鼻のトナカイ
Silent Night  聖しこの夜
Jingle Bell  ジングルベル
We Wish You A Christmas  クリスマスおめでとう
Santa Claus Is Coming to Town  サンタが町にやってくる
Winter Wonderland  ウィンターワンダーランド

以下はポップスの定番である。もちろんそのほかいろいろな曲が生みだされてはいるが、きりがないので、名曲として定着しているものに限定させていただく。


I Saw Mommy Kissing Santa Claus   ママがサンタにキスをした(マイケル・ジャクソン)
Happy X'mas  ハッピークリスマス (ジョン・レノン)
Last Christmas ラストクリスマス (ワム)
All I Want for Xmas Is You  (マライア・キャリー)

*Christmas Eve  クリスマスイブ 英語バージョン (山下達郎) 

*(2013.12.9.追記:山下達郎のこの曲の原曲はもちろん日本語であるが、英語バージョンで歌うところに意味がある)

以上の曲はあまりにも有名な名曲ぞろいなので、現代の人気歌手、ミュージシャンたちによってもいろいろにカバーされている。たとえば、White Christmas をYouTubeで検索すると、原曲以外にもいろいろなバージョンが出てくる。ロック調、ディスコサウンド調、カントリー調などなど。そしてさまざまな歌手が自分独自のタッチで編曲したりして歌っている。原曲にこだわらず、自分の好きなバージョンを選ぶことをお勧めする。どんなにいろんなバージョンがあっても、歌詞は同じであるから、どれで覚えてもかまわない。とにかく、クリスマスの英語の曲は覚える価値がある。

1) まず、名曲である。一つの教養として、歌えることは一生の財産になる。
2) 毎年聞こえてくるので、忘れることがない。
3) 英語の歌詞を1曲分覚えるたびに英語の力が確実に向上する。


同じ覚えるのだったら、より若い時に覚えるほうが早いし、楽である。大学生や社会人にもなってしまうと、「今さら英語でクリスマスソングなんて」、という気持ちが先に立って、本気で覚えようと言う気持ちになれなくなってしまう。中学生のときに覚えたほうが素直に覚えて忘れないが、高校生でもまだ十分「間に合う」だろう。小学生では意味を理解できないので、親が強制でもしないと、覚えようとする子供は少ないだろう。

クリスマスソングに限らず、英語の歌を覚えることには多くのメリットがある。
まず、少なくともその曲の歌詞を覚えることになるが、1曲の歌詞の分量の英語のテキストを覚えてしまうということは、かなりスゴイことである。教科書1ページ前後の分量かもしれないが、たとえば、中学や高校の英語の教科書1ページを覚えていて今暗誦できるひとがどれだけいるだろうか。それを一生忘れずにいるようなひとがどれだけいるだろうか。歌ではそれが可能である。

クリスマスソングを1曲若い時に覚えてしまうと、おそらく一生忘れることはないだろう。毎年思い出されるからである。そしてほぼ教科書1ページ分の英語が頭に刻み込まれたことになるのだ。これはたいへんな財産であると私は思う。ひとつの曲を覚え、あとは発音に磨きをかければ、発音上達における大きな飛躍になること間違いない。

以下に、「赤鼻のトナカイ」 の英語の歌詞を紹介しておくので、曲はユーチューブYouTube で聴いて、いっしょに歌って覚えてほしい。英語の曲名をコピーしてユーチュブに貼りつければ、いくらでも出てくる。ただ、1シーズン1曲にしぼって覚えることだ。あまり欲張ると、どれもモノにならずに終わってしまう。高校生にとっても、1曲分のこれだけのテキスト(文章)を暗誦できるようになることは相当英語の勉強になる。教科書は覚えられなくても、歌ならば誰でも覚えられる。ウソではない。やってみたまえ。

英語教師として、いろいろな生徒を見てきたが、歌のうまいやつは発音もうまい。日本語の歌はうまくても英語の発音がヘタなのは、単に本気で練習していないだけである。本気で集中して練習すると、歌のうまいやつは、そこらの英語の教師よりもずっと上手な発音で英語の歌を歌えるようになってしまう。これは本当である。そういうやつを何人も見てきた。英語の知識や文法では生徒は教師には永遠にかなわないだろうが、発音では教師を負かすチャンスがいくらでもあるのだ。そういうやつが、どのクラスにも潜在的には5,6人はいる。しかし本人が気がつかないで、自分は英語がダメだと思い込んでいるケースがほとんどである。だから、発音のヘタな英語の教師は安心していられるのだ。そして、だいたい発音のヘタな教師は授業で英語の歌もやらないし、発音の指導もおざなりである。自分の弱点をさらしてまで生徒の素質を伸ばそうなんて思っていないし、その力もない。だから、そうした教師には期待しないで、発音に関しては YouTube にゴー!である。


Rudolph The Red Nosed Reindeer


You know Dasher and Dancer and Prancer and Vixen,
Comet and Cupid and Donner and Blitzen,
But do you recall
The most famous reindeer of all? (ここまでが“語り”)

Rudolph the Red-Nosed Reindeer
Had a very shiny nose,
And if you ever saw it,
You could even say it glows.

All of the other reindeer
Used to laugh and call him names;
They never let poor Rudolph
Join in any reindeer games.

Then one foggy Christmas Eve,
Santa came to say:
"Rudolph with your nose so bright,
Won't you guide my sleigh tonight?"

Then how the reindeer loved him
As they shouted out with glee,
Rudolph the Red-Nosed Reindeer,
You'll go down in history.


We Are the World 25 for Haiti

2010-09-13 13:45:58 | 英語の歌の活用法
We Are the World 25 for Haiti

ぜひ Youtube で再生してほしい。

今年初めに起きたハイチ地震の被災者支援のために、四半世紀経って再度あの We Are the World が、今度は主に新しい世代のミュージシャンたちによって歌われていた。以下は、新バージョンに参加のミュージシャンたちの歌唱順リストである。(マイケルのパートは、故人に敬意を表してオリジナル版を流用している)

1A:ジャスティン・ビーバー、ニコール・シャージンガー、ジェニファー・ハドソン、ジェニファー・ネトルズ
1A':ジョシュ・グローバン、トニー・ベネット、メアリー・J. ブライジ
1B:マイケル・ジャクソン&ジャネット・ジャクソン、バーブラ・ストライサンド
2A:マイリー・サイラス、エンリケ・イグレシアス、ジェイミー・フォックス
2B:ワイクリフ・ジョン、アダム・レヴィーン、ピンク、ビービー・ワイナンズ
C:マイケル・ジャクソン、アッシャー、セリーヌ・ディオン、ファーギー
repeat1:ニコール・シャージンガー、ニック・ジョナス、トニー・ブラクストン
repeat2:メアリー・メアリー、アイザック・スレイド、リル・ウェイン
repeat3:エイコン
repeat4:T-ペイン、ジェイミー・フォックス
Rap1:LL・クール・J、スヌープ・ドッグ、バスタ・ライムス、スウィズ・ビーツ、アイヤズ、ウィル・アイ・アム、ジェイミー・フォックス、ニプシー・ハッスル、ワイクリフ・ジョン
repeat5:ジェニファー・ハドソン、メアリー・メアリー
Rap2:カニエ・ウェスト、ウィル・アイ・アム


原曲は今や聞いたことがない人も、知らない人もいないくらいの名曲として現代ポップスの世界に燦然と輝いている歌である。特に作者であったマイケル・ジャクソンの死後、再評価されているようだ。この歌は今から25年も前にリリースされているが、そのメッセージ性と、大型ミュージシャンのオムニバスという特異な性格をもった歴史的な曲である。もともと We Are the World は、当時深刻化していたアフリカの飢餓を救済するためのチャリティーソングとしてリリースされた。アフリカの飢餓救済のためのプロジェクトとしてアメリカのハリー・ベラフォンテが発起人となり、まずはアフリカ系アメリカ人(黒人)のミュージシャンたちから参加者を集めた。ライオネル・リッチー、マイケル・ジャクソン、スティーヴィー・ワンダー、クインシー・ジョーンズら数々の大物アーティストが芋づる式に呼びかけに応じ、最終的に集まったアーティストは45人に達した。(以上、ウィキペディアを大いに参考にした)


さて、25年経ってよみがえったこの名曲を聞くにつけ、中学生、高校生にはぜひこの歌を歌って覚えてほしいという思いを新たにした。

さて、日本の文化であるカラオケが世界中に広まってかれこれ15年近くになる。海外に行く日本人、日本人留学生は行く先々にカラオケがあるのに驚く。カラオケに行ったら、現地の人間といっしょに何か歌うのがよい。そのとき、誰もが知っている皆で歌える歌がこの We Are the World である。10代のときに覚えた英語の歌は一生忘れない。それはそのままそのひとの財産になる。もちろん今の時点でも非常に英語の勉強になる。ぜひ覚えたまえ。ぜったい損にならない。


There comes a time when we heed a
certain call,
when the world must come together as one.
There are people dying,
and it's time to lend a hand to life,
the greatest gift of all.

We can't go on pretending day by day
that someone, somewhere will soon
make a change.
We are all a part of god's great big family
and the truth, you know,
love is all we need.

CHORUS
We are the world, we are the children.
We are the ones who make a brighter day
So let's start giving.
There's a choice we're making
we're saving our own lives.
It's true we'll make a better day
just you and me.

Send them your heart so they'll know that
someone cares,
And their lives will be stronger and free.
As god has shown us by turning stones
to bread,
So we all must lend a helping hand.

Repeat CHORUS

When you're down and out, there seems
no hope at all.
But if you just believe there's no way
we can fall.
Let us realize that a change can only come
when we stand together as one.

Repeat CHORUS


以下の訳はすでに普及している訳詞を、私が原詞に即して改訳したものである。


今こそあの声に耳を傾けよう

今こそ世界が一丸となる時だ
いまこのときにも人々が死んでゆく
いのちのために手を差し伸べる時だ
いのちはすべてのうちで最も尊い贈り物

来る日も来る日も他人事のように、
どこかで誰かがすぐに変化を起こして
くれるような振りはもうできない
僕らはみんな神のもと、大きな家族の一員だ
そして、本当は
愛こそが人間には必要なんだ

CHORUS
僕らは世界という家族、同じ家の子供たち
明るい明日を作るのはこの僕たちだ
さあ今こそ始めよう
選ぶのは君だ
それはそのまま自分のいのちを救うこと
本当さ、明日の世界を作るのさ
君と僕とで・・・

心を届けよう、そうすれば見捨てられては
いないと気づいてもらえる
そして彼らも元気と自由を手に入れるだろう
神が石をパンに変えて示してくれたように
さあ、僕らもみんなで救いの手を差しのべ
なくては

Repeat CHORUS

どん底にいたら、何の希望も無いような気になるもの
けれど信じさえすれば、くじけることなんか決してない
変化は必ず起こるということに目覚めよう
僕らがひとつになって立ちあがればいいんだ

Repeat CHORUS