絵とおはなし

朝、パジャマのまま
無言で書いていたのがこれ。
娘の作品は日に日にレベルがアップいたします。
絵と文章のバランスもいいですね。
文章は意味不明ですが、
そこもなかなかの味がある。

センスがいいね。

と褒めてあげると、

前にいるのがお化けで、
後ろにいる赤ちゃんを
食べちゃうのよ

となんともコワイ解説を入れてきました。

炭

実家の庭で、
勝手に炭をたき、
ひとりっきりで
野菜とさんまとソーセージを焼いてきました。

雨上がりで
土の湿ったにおいが
気持ちよいなか、
ひとり火遊びです。

炭の火力に
いつも驚きます。
それはもう生命力をもっているかのような
力強い熱。

神話を信じていた時代の
ひとびとが
火に魂がやどっているとか
恐怖を感じるとか
思った理由がよくわかります。

遠赤外線の効果で
野菜はとっても甘く、
肉や魚は旨みがまして
みんな美味しい美味しいと
食べてくれましたが、
ピーマンの皮が焦げてプックリ膨らむ様や、
ソーセージの焼き目から中の肉汁が噴出す様、
さんまをひっくり返した瞬間、
編み模様の焦げ目がジウジウいっている感じを
味わったのは
焼いているわたしだけ。

焼いているわたしがもっともオイシかった。

いいたかったのは

そのままでいらしてください
すばらしいことです


吉本ばななさんが
対談でおっしゃっていた言葉です。
前後の脈略は関係なく、
「これかぁ」
と思いました。

このことばを
言ってあげたかった。

そもそも
悩みを解決できるのは
自分自身以外にいないのだ。
だから言葉がでない。
なんの助けにもなれないのかと
無力感で
いっぱいになる。

でもいいたかったのは、
このことだ。

わたしはあなたのそのままが
好きだよ。
と。

そうかぁ。
これだったかぁ。

ずいぶん遅れて気がついてしまった。

リアルタイム

お出かけ続きです。

電車で都心に向かってます
今 わたしの座っている反対側の座席に
波平さんみたいな髪型のおじさんが座ってます。
半袖シャツに
ネクタイ
フレームの大きなメガネ。
サラリーマンでしょう。
ワイシャツは
アイロンがキチンとあてられており清潔そうです。
腕時計はスポーティーで
割と感覚が若いのかもしれません。
携帯の音楽を聴きながら
黒のリュックを抱きしめて
よく寝ております。

この一見すると
普通の会社員の男性。

よーくみると
ワイシャツの胸ポッケに

ダイヤの６

トランプのカードが
透けて見えています。

なんで？

どういう状況で裸のトランプを
ポケットに入れるのかしら？

ももしかしてマジシャン？
あ起きた

こわいはなし

びびり
なのです。

小さい頃からこわくてしょうがありません。

おばけや心霊現象。
なるべく避けていますし、
そんなこともわたしのまわりで起こらないのですが。

あえて
そういった映画や肝試しに飛び込んでいく
人の気がしれません。
そんなことに
こころを揺れ動かされている余裕などないのです。

きのう
うっかりテレビをつけっぱなしにしていたら、
こわいはなしが始まりました。
チャンネルを変えて
しばらくして、
また無意識にチャンネルを戻すと
最後のオチでした。

きいてしまいました。

もう眠れない。
それを払拭するために、
それから3時間くらい録画してあった
笑えるテレビ番組を見続けました。
眠くなったけどまだ油断はできない。
布団の中でいろいろ考えたくないので、
コメディ系podcastを聴きながら寝ました。
必死。

我が子もお化けは異様におびえます。
こわいってなんだろう？

わたしはかつて高い場所や
ジェットコースターなど危険なこと
についても異常にこわがっていました。
ちなみに柚は平気。
むしろ子供用ローラーコースターが大好きです。
わたしは一緒に乗りながら、
いつも若干びびってます。


猟奇的なものやゲテモノは
わりと平気なんですけど
不思議ね。

ヒントはたぶん想像力。