『らくだばオーナー』井之口らくだ。の笑いと感動日記

2009年2月25日念願の夢叶って『関西酒場らくだば』を開店。その日々、経験する笑いと感動を日記にしてご紹介。

真夜中のピクニック

2005-07-30 | Weblog
金曜日は深夜営業をしております。

昨日はお客様のひきが早く、閉店3時前には、ノーゲスト。

だから、たまには、深夜をお散歩しようと、出かけました、歌舞伎町にむかって。
いやぁ、わんさかいました、歌舞伎役者が。
決して、目をあわさないでおこうと心に誓い、
最近できた、若乃花のちゃんこダイニングをドスコイ!眺めて、
たどり着いたのが、ドンキホーテ。
そうそう、ちょっと買い物がしたくなったんですよね、深夜というのに。

歌舞伎町のドンキホーテに、お目当てのモノがなく、未知なる世界、職安通りの
ドンキホーテまでウォーキング。これもアウトドアと呼ぶのか。
わんさかいました、歌舞伎役者が。彼ら彼女らは不眠不休なのでしょうか。
永遠に踊り続けている。さすが、歌舞伎役者。布団という言葉を知らない。
ネオンがチカチカ、眩しい。さすが、世界が誇る歌舞伎町。エネルギーを感じます。

職安通りのドンキホーテはかなりデカイ。買い物大好きな私は、キョロキョロ、
キョロキョロ、欲しいモノ以外まで、欲しくなってしまう、欲望の世界。
欲求を封じ込め、必要最小限のモノを購入。
「家庭たこ焼き器」。当店自慢のバーテンダー、藤原和樹が最近、ひとり暮らしを
始めた。だから、引越し祝いで買ってあげた。我が家にはもちろん、たこ焼き器が
ある。家で、たこ焼きパーティをすると、めちゃめちゃ楽しい。藤原和樹も私と
同じ、関西人。だから、関西人にとって、たこ焼き器は必需品なのである。

結構、立派な箱に入ってある。見た感じ、タイソウである。本日、早速、彼にあげた。
とても喜んでくれた。5000円もしたんだから大切に使えよ!といってある。
本当は999円だった。4001円も鯖を読んでしまった。でも、彼は疑っていない。
これこそ、ドンキホーテマジックだ。彼の尊敬の念が増した。
こう見えても、私、たこ焼きを作るのには自信がある。
あまり、人に誇れるモノはないが、たこ焼き作りはなぜだかうまい。
中、トロ、外、カリ、このたこ焼きの法則を幼少の頃から培ってきたのだ。
あのたこ焼きをくるっと返すタイミングがたまらない。
興奮してきた。

そして、昨日は、高揚気分で店まで戻った。戻る途中、カキ氷屋さんがあった。
この時間にカキ氷の屋台があるなんて、これまた不思議な町。
私のお連れさんが、お店にお土産として、4個買った。
おっちゃんが氷を発泡スチロールから取り出す。氷を最新式カキ氷器にセットする。
右手でガリガリ、ハンドルをまわす。切り刻まれた氷がカップに注がれる。
あぁ、見ているだけで、涼しい。
そして、2個目を作りだす。「おっちゃん、大変やなぁ」、連れが話しかける。
おっちゃん、手が止まる。「そうなんやぁ、お客さん、少のうてなぁ・・・(中略)」。
おっちゃん、動き出す。3個目を作りだす。「おっちゃん、何時までやってんのぉ」、
私が話しかける。おっちゃん、手が止まる。「そうやなぁ、もうそろそろかな・・・・
・・・・・・・・(中略)」。おっちゃん、動き出す。

おっちゃんに話しかける→おっちゃんの手が止まる→カキ氷が溶ける 

おっちゃんに話しかけるのをやめた。

たまに、真夜中を散歩するのも楽しいもんだ。

だから、真夜中のピクニックは素晴らしい。

また、気が向いたら、歌舞伎町を歩いてみよう。
また、ドンキホーテマジックにお世話になろう。
また、あのおっちゃんにカキ氷を作ってもらおう。

また、あのおっちゃんの話を聞きにいこう。

                     

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