『らくだばオーナー』井之口らくだ。の笑いと感動日記

2009年2月25日念願の夢叶って『関西酒場らくだば』を開店。その日々、経験する笑いと感動を日記にしてご紹介。

ロマンチストの願い

2008-01-29 | Weblog
美味しい寒ぶりの刺身くって
美味しい寒ぶりのカマ焼きくって

ブリばっかかよ。

そんななか、ハッピーな時間は
あっという間に過ぎ去っていくのも当然で
気がつけば
閉店時間になって

その時間と同時に

照明があがり
店内のBGMが消されて

いかにも、閉店です。
帰ってくだされ。

と、お店側からいわれてる気が
しちゃうから
せめて、一度、店員さんに声かけしてもらって
ひょっとしたら
帰らないかもしれないけど
15分くらいズラして

照明明るくして欲しいな。
BGM消して欲しいな。

そうそう、
あの雰囲気なまま、帰りたいんです。
外、でたら
現実、戻るの、わかってるんです。

だから、せめて
店の中だけは、最後まで居心地よく
いさせてもらいたいものです。

ま、
ヒトはどう捉えるかわかりませんけど
閉店間際の、店員さんの姿勢、態度、
これ、意外と大事。

よく、厨房から、たわしの音聞こえてきて
興ざめーって話、聞きます。

いかにも、帰れって、傲慢な閉店コール、
二度といかねーぞ、と思ってしまいます。

昔、どっかでいったことあるかもしれませんが
閉店時間に、
「どうもー、最後の一杯、飲んでってくださいー」
って、ちっちゃなグラスに注がれたビールを
いただいて、感動したことがあります。

別に、常連気取りで、なにかサービスを求めて
その店にいっていたわけではありません。

ヒトが好きで、雰囲気が好きで、その店が好きで
よく通っていました。

そんな中、そんなことされたら
余計、その店のファンになってしまいます。

お客さん、って、そんな一瞬の出来事で
一生通うか、二度といかないか
決めてしまうものです。

その左右する瞬間ってのは
お店の中で
いろんな場面場面であるのだろうけど

やっぱり、
お店が流行るのは
その瞬間をしっかりアンテナを張って
キャッチできてるからだろうし

お店が衰退していくのは
その瞬間を無下にしてしまった行動が
その結果になってるんだろうし

お店を流行らせるのって
とっても大変で
その流行らせるのを継続するってことは
もっと大変だと思った。

別に、閉店で、追い出されたってわけじゃないけど
少し、違和感を感じたので
書いてみました。

場所柄、ビジネス立地だったから
ああして、ビシっと店側から、閉店を促すほうが
接待とか、社内飲みの場合、
幹事さんとしては、退店しやすいのかもね。

ま、いろいろ、事情はあるだろうけど
やっぱり、
その店の出口をでるまでは

非現実で、いさせてくれよー

って、
ボクは思ってしまうタイプなんです。

ロマンチストだから。

って、別に、ロマンチストな友達たちと
食事してたわけじゃないんだけど。
あは。