今、夕方 天気がいい時の楽しみは、まず西空の金星。そして、東空にもう昇っている土星とやや遅れてものすごい明るさの木星。
金星は、だいぶ南よりを昇るようになっているので、南に窓やベランダの多い日本の家庭では、家の窓からも金星が見えるようになってきたと思う。
明るい宵の明星=金星です。
左下の明るい星が木星。右上の小さな点が土星。
この木星と土星の位置は、時間によってだんだん空高く昇って、同じ高さになり、やがて土星が右下になって、先に地平に沈んで行きます。この写真のようになって見えたのは、金星を撮ったのと同じ7時少し前。結構、木星も早い時間から見えるようになってきています。
ただ、月はどんどん遅くなって、しかも、北よりの方から昇ってくるので、我が家では裏に出てみないと会えません。夜が更けてきてから見に出ました。
素敵な色をしたお月様です。今は、夜中の12時を過ぎていますが、まだ、表では姿が見えません。今は、ちょうど、表にそろそろ出ていこうかなぁ~と屋根の高いところで気を持たせているところです(笑) 「早く追いかけないと、もう木星にすっかり離されてしまったよ~」「いいんだよ。ボクは、木星でなく、今は太陽が昇ってくるのを先導しているんだもの」「そうなの? でも、太陽はまだまだ昇らないよ」「ハハハ、そうだけれどね。朝も、みんなに会いたいから、ゆっくり昇っているんだよ」
そうなんです。今のお月様は、朝も天気がよければ十分に会えるお月様なんです。
「じゃあ、もう寝て明日に会おうね。おやすみなさい!」「おやすみ」
そう言って、家に入ろうと思って、扉の横をみると・・・。「あれっ!?いつの間にか、いなくなっている!!!」
誰のことだと思います。これなんです。
確か、4~5日は前だったと思うのですが、近所の友達が朝ピンポンとやってきて、「お宅の入り口の横に蛾がとまっているよ~」というので、よく見ると、セスジスズメさんでした。「おやおや、見たことのある顔ですねぇ」
そうなんです。セスジスズメさん、いつ会ったかというと、ココに会った時の話を書いてありました。もう、3年も前に、私の自転車の後ろ籠でジッと私を待っていたんです。「仕事に行くけど、駅まで一緒に行く?」と聞いて、返事をしないので、そのまま「背中」にセスジスズメ(背筋雀)をくっ付けて走る、稀有な体験をしたのでした。
そんなセスジスズメさんが、今回は、なんと玄関の横で、丸4~5日も張りついていて、ご飯やトイレはどうしたのだろう?ともかく、みると昼も夜も微動だにせず同じところにいたんです。卵を産むでもなく、何をしているのか・・・。
さすがに今日は、(死んでいるのではないか、確かめてみるしかないか?)なんて心配しながら、お月様をみたあと思い出して見たら・・・いなくなっていました。(突っつかれて、大事な翅に傷をつけられちゃ困る)と、私の独り言を聞いて逃げたようです。
でも、何をしていたのか分からない。昆虫って、不思議ですね。まあ、3年前のこともあるし、怖がったり、殺虫剤をまくような人間の家ではないと親に教わって、我が家の横でちょっと翅を休めていったのでしょうか? また、気が向いたら会おうねぇ~。