felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2023年1月の惑星

2023-01-02 13:56:34 | 惑星・天体ニュース

   明けまして おめでとうございます

   今年も よろしくお願いいたします

   

   と昨日書いて、ブログをアップすべきところを、今年は出遅れてしまいました。予想以上に紅白歌合戦が豪勢で、加山雄三、ユーミン、KinKi Kids、桑田さんたち、見とれて寝る時間が遅くなり、昨日は、来客もなく、静かな正月で、何もせずに過ごしてしまいました。

   と言うわけで1日遅れで今月の惑星をアップします。

   実は、去年が豪勢なイベントがあったのにたいして、今年はこれという派手なものがないのです。のんびり、ぼんやり夜空を見上げるのもたまにはいいかもしれません。

   そうでした、今月の惑星の前に去年の最後の月の巡りのご紹介からです。

  冬は快晴が多く、こんなに賑やかにお月様が見られました。これとは別に、Wお月見ができた時のもアップしてみますね。

    

     「同じ日の内に月が沈む前と、新たにまた上ってきた月と、両方お月見ができた時」を「ダブルお月見」としています。去年は、11月の巡りでも上と同じにけっこう見られました。月って、本当にいつも気づけば人に寄り添ってくれる身近な存在だなぁ~と思います。1日に2回もお付き合いしてくれるのですから~。

     さあ、余分な話はこのへんにして、いい加減に今月の惑星に話を移しましょう。

     水星: 12月には夕空に金星と共に姿を見せてくれていた水星。サービス終了で、どんどん太陽を追いかけ早く沈むようになります。三が日は空も澄んでいて、まだチャンスがあるかもしれませんが、太陽に近づいて、未明の空に移動していきます。1月下旬には未明に姿を見せ始めますが、他の惑星もいない寂しい未明。たぶん私は1月20日の6時頃は起きて細い月をみるついでにそばを探してみるつもりですが・・・水星をみるためには起きないかなぁ~~~(笑)

     金星: 暮れに月と並んだ金星。1月23日になると、細い月がまた金星に寄り添います。そして、その時見落とせないのが、いつの間にか金星に近づいてきていた土星(外惑星)です。そばにいるので、わすれずに楽しみましょう。

      

     火星: 地球から少しずつ離れてきていますが、それでも明るく、しかも赤っぽく見えるので目立ちます。夕方に上ってきた火星を東に見つけたら、夜にはもう頭の上に来ていて見えづらかったりします。でも、寝る前には南や西の見えやすい位置でみられます。私は、木星と火星をしばらくは月を撮るついでに探して写真を撮るようにしています。とても見つけるのは簡単です。

      ところで、私のデジカメでも火星を撮ると驚くほどに星がたくさん写り込みます。それもそのはず、いま火星は冬の賑やかで明るい星達に囲まれているのですから。是非、双眼鏡や望遠今日で覗いてみましょう。空の星の世界に吸い込まれたような気分を味わえますよ。

      明日、明後日には月がそばにいるので、火星がどこにいるかは直ぐ分かります。半月より太った月なので、光が邪魔しなければ、おうし座のVやスバルを探してみて下さい。

      

     木星: 夕方の空で、極めて明るく輝きを放ってきた木星も、だんだん沈むのが早くなってきました。夜11時頃には火星に夜の主役を渡しつつあります。でも、夕空ではまだしばらく主役をはりますので、別れを惜しみつつ注目しましょう。金星と土星が月と近づく1月23日もばっちり上で明るく見えます。1月26日は、月が木星のそばに来ますので、ツーショットを撮るとすてきでしょう。

     

    土星: 上の図を見て下さい。先月は金星よりかなり左上にいた土星が、下旬にはどんどん地平に下がってきています。そうなんです。外惑星は星座や星達といっしょに沈む時間をどんどん早めています。見ているとおもしろいですよ。下は、金星と土星の位置の変化を大きくして見せてくれています。ちょうど入れ替わる所ですね。金星が圧倒的に明るいので見間違える心配はありません。

     

    そしてこの後の図が、前に出した、木星に月が近づいた26日の図のようになります。

    数日でこんなに激しく場所を入れ替えてしまう惑星たち。昔の人たちが不思議な星だと、他の星と区別して注目したのも合点がいきます。今は都心では灯が明るく地平線そばは見えづらいので、水星や土星は暗くてみつけづらそうですね。双眼鏡を用意するとよさそうです。

    こんな具合の今年の始まり。ドラマが西空の水平線近くで夕方6時とか早い時間なので、ちょっと見るのが難しいかもしれないですが、その時間に西空低くをみられる方は是非、上の図を見て惑星に惑わされてみてくださいね。

     *上に使用した画像はすべて国立天文台のココから転載させていただきました。

    うっかりしていました、昨夜の月を忘れずにアップしておきます。

       

      では、今年もお月(ツキ)合いのほど、よろしくお願いいたします。

   

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年最後の月(月が惑星を訪... | トップ | 月が火星に近づいていました... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ブドリ)
2023-01-02 22:33:16
お互いに撮影していたのに1日遅れでスタートするとは奇遇ですね。
昨日はアルコールを摂取しながら編集していたら寝落ちして、編集を諦めて寝ちゃいました。
今日やっと月の写真だけを掲載しました。
水星は、元日にもかろうじて写真には撮れましたが、肉眼では全くわかりませんでした。2日は映る可能性はありましたが、曇っていて月すらも見えない状況だったので見にも行きませんでした。
明日以降はまだ夕空に残ってはいるものの太陽に近くて写りもしないでしょうから、しばらくお預けで、惑星祭も終わりですね。
返信する
Unknown (felizmundo)
2023-01-03 22:28:12
>ブドリさん
  惑星祭り、去年の暮れから天気もよくて楽しめましたね。ブドリさんの写真、とても良く撮れているのがたくさんあって、ガリレオ衛星もスバルも楽しかったです。 水星も、どうにか2回撮れて、本当は位置が変わっているのを撮りたかったのですが、ほどほどで満足しました。デモ、2日は雲っていたんですね。  
  我が家からは、西がよく見えないので、曇りの日でも、実は行けば西空は晴れているのかも~と、見に行ってみたいとやきもきします。
  世の中、上手くいくことばかりではないので、ほどほどで満足する習慣が最近ついてきました。 
返信する

コメントを投稿

惑星・天体ニュース」カテゴリの最新記事