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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2015年9月の惑星

2015-09-01 07:32:34 | 惑星・天体ニュース

   暑い暑いとこの前まで言っていたのに、この季節の変わり身の早さにはびっくりです。
   セミは姿を消し、秋雨が来る日も来る日も降って、人も急に上着を着て出勤。

   これでは、満月のお月様すら見ることができない~(嘆)
   
   まあ、でもその内また変化してくれるでしょう。
   ということで、気を取り直して、今月の惑星をみてみることにしましょう。

   水星:「夕方に移ってきて、9月にむけて徐々に見える高さは上がってくるのですが、太陽に近くて見つけづらい惑星です」と8月に書きましたが、その9月が来てもこの天気では水星は諦めるしかありません。だんだん、天気が回復してきたとしても、その時はもう水星の高度が下がって、夕陽に近く見えづらいので、いっそきっぱり今月は諦めちゃいましょう。

   金星:明け方にいます。夜明け前に太陽の上る前の東空にめちゃくちゃ目立つ星があれば、金星と思って間違いないでしょう。明けの明星です。早起きの方にはオススメです。11月に向けて、どんどん夜明け前の東空の高い見やすい位置になってきます。

   火星:金星と共に朝にいます。9月11日には上ってすぐの細い細いお月様のそばに月の右斜め上に金星、左斜め上に火星がチャーミングな姿をみせます。早起きの方には日の出前のお楽しみになりますね~。

   木星:太陽に近くて、さすがの木星も見つけることはできないと思います。

   土星:結局、夕方以降に惑星をみつけようという人には、9月は土星しか楽しめません。しかも、そお土星も夜の10時ころには沈んでしまいます。夜に「さあ星をみよう!」と外にでても、土星は春の星座たちを追いかけてサッサと沈むところ。どんどん捕まえづらくなっています。

   そうですねぇ。9月19日頃に天気が今より落ち着いて晴れていたら、半月に近いお月様が土星のそばに来て「これが、土星だよ~」とみんなに紹介してくれるので、その頃を狙い目にしてみましょう。三日月が見られる16日以降から、徐々に三日月をまず見つけ、その左上あたりに土星を探す。ついでに、土星の左にいるさそり座アンタレス(赤い星)も探してみるのもいいかもです。

    *今日2日にやっと夜空が晴れて、南西の空低めのところに、土星を見つけました。双眼鏡も使い、左にいるアンタレスも観察(目の良い人には肉眼でもみえると思います)。目をやや右上の西空に移すと、アルクトゥルス(春の大曲線の中心になる星)が明るく見えていました。空を見上げると、夏の大三角が広がっていましたよ~

   そして、月がどんどん土星に近づくのを見守りながら、19日には月が近づいて「これが、土星でした。大正解!」と教えてくれる。
   いかがでしょう? 19日を過ぎると、土星から遠ざかっていきます。

   なんか、朝寝坊の人には、今月は土星しか遊んでもらえる惑星がいません。ちょっとさびしいですね。
   でも、ともかく晴れてもらわないことには!

   秋晴れって、いつ?
   つい、秋雨に悲観的になっていますが、今年の中秋の名月は9月27日。さあ、名月が拝めるでしょうか?
   お月見もお忘れなく!翌日28日はアメリカやヨーロッパでは皆既月食が見られるようです。テレビのニュースに流れるかな?






   
 

   

   
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