ソメイヨシノの謎

ここ数日とは打って変わって気持ちよい青空が広がった今日は

お花見日和

ちょうど満開になった桜が散りはじめ

美しいのなんの・・・

でも

わたしたち毎年桜見てるのに

なんで飽きないんでしょうね

確かに桜が咲いて散るまでは２週間ほどで短いし

他の時期には絶対に見られない

だから

この美しさをまた見たくなる気持ちはよくわかる

けど

もううん十年見ててもやっぱり見たくなるっていうのは

特別な理由があるんじゃないかな？って気がしてくる

それで思い出したのが

ソメイヨシノは種ができないし

稀にできたとしても発芽しない

だから

今あるソメイヨシノは

むかし数本あった原木を

挿し木とか接ぎ木とかして育てているもの

つまり

もしこの原木を発見しなかったら

或いは

この原木の花を美しいと思わなかったら（そんなことないか）

もう地球上に存在してなかったかも・・・

それに

いちいち挿し木とか接ぎ木って

めんどくさいって思っていたら

わたしたち

こんなに美しい桜に

出合えてなかったかも・・・

それって

なんか人生変わっちゃうくらい大きなことのような気がする

ソメイヨシノは今や

外人さんまで魅了して

この時期世界中から大挙して押し寄せてるらしいですから・・・

京都あたりは

日本人より外人さんの方が多いらしいですよ

それもまあどうかと思いますが・・・

その原木と発見者の出会いがどんな感じだったのか

見た瞬間心が打ち震え

そこから離れられなくなった、とか

いろいろ想像すると

ワクワクしちゃいますね


で、何が言いたかったかって言うと

ソメイヨシノは

もしかしたら幻の花だったかもしれないってこと

それだけに

子孫をなさずに命を懸命に生きてる姿に

わたしたちはいつも

胸を打たれるのかもしれません

今年も美しい桜の花に出会えて

心から感謝

美しく切ない春を

桜とともに・・・



遊びに来てくださって、ありがとうございました