夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

液晶テレビでベーカムの映像をコンポーネント表示

2019-06-17 13:10:16 | Weblog
須坂のパーツ屋さんに当たり前のようにそれは置いてありました。

このアダプタは防犯カメラによく使うそうです。

D端子/RCA先バラのケーブルに付けました。やっと3個揃いました。


BVW-70からコンポーネントでキャプチャするためにCANOPUS ADVC-500を使っていて、この端子は出力もあるのでそこに繋ごうとラックの裏にもぐりこんだら、な、な、なんとアダプターが付いているじゃあありませんか。しかも短いD端子のケーブルが挿してあります。
あっちこっち探してやっと手に入れたのに。挿してあったケーブルは短くて具合が悪いので入れ替えです。

一体私は何をやっているんでしょう。
気を取り直して映像を出してみました。

当然映像はきれいに出ました。モードは「AVプロ」です。
さすがはコンポーネント、と言いたいところですが、何か物足りません。通常使っているIkegamiのモニターの映像と較べてみました。

液晶テレビは解像度はそこそこですが、諧調表現が苦手だという事がわかります。Ikegamiはコンポジットですがブラウン管なので諧調表現が無段階で映像に立体感があります。
このテレビ、完成した映像の観賞用になんとか使えないかとメニューで画質調整にかかりました。
リモコンの「メニュー」を押すと画質調整項目が開きます。基本的に「ダイナミック」「ホーム」「AVプロ」から選びますが使えるのは「AVプロ」だけ。他は色を誇張してド派手になって使い物になりません。
「AVプロ」からピクチャー、明るさ、色の濃さ、色あい、シャープネス、バックライトが調整できます。
業務/放送用モニターと違いブルーオンリー機能は無いのでIkegamiのモニターに近い明るさと色に合わせるしかありません。

少しは増しになったかな。

更に追い込みます。




テレビは明るい部屋で見るのが通常なので画面が明るすぎます。最終的にバックライトの明るさを下げました。


なんとかブラウン管に近い映像になりました。


でも中間色は苦手でブラウン管のような自然な感じは無理なようです。


今回のテストでブラウン管の実力を痛感しました。特に撮像管カメラで撮った映像は液晶では本来の柔らかい味が損なわれてしまうと再認識しました。でも液晶はメリットもあります。コンバージェンスはブラウン管のような歪みが無いのでHL-79Eの調整には活躍してくれるはずです。
いつかコンポーネント入力のブラウン管モニター(PVMシリーズ)を手に入れてどんな未知の映像が体験できるか見たいものです。
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