エリアルイメージのテレシネに使う ELMO ST-800 ですが、ジェネレーター付きモーターで定速性はいいはずと思っていましたが微妙な変動はありました。内部の可変抵抗で20コマにして連続運転すると変化してフリッカーが出ちゃいます。
この映写機のモーターは軸にジェネレーターが直結されていてモーター駆動回路にフィードバックするので定速で回転するはずですが。
丸印がジェネレーターの出力です。
外部のモニターを見てフリッカーが出たら半固定抵抗をいじるんじゃどうにもなりません。
事前に暖気運転すれば安定するのかも知れませんが、何分回せばいいのか調べる位ならもっと手っ取り早くて確実な方法はないものか。電子回路に精通していれば例えば水晶制御という手もありますが私には無理です。
ST-800 がパルスシンク対応ならパルス回路を作って強制的に20コマで回すことが出来そうですが残念ながら対応していません。
前に使った SH9 は速度調整の VR が操作部にあって便利だったので半固定抵抗を外部に出すことを考えてみます。
半固定抵抗を基板から取るのは分解しなくても可能です。
回路図の VR1 が速度調整用でしょう。
C2 10μF が効いて回転数の変動に対するレスポンスが悪いのかも。素人考えですが。
ガラクタ箱を探したら未使用の 1K B VR が出てきました。奇跡です。
映写機を回してジェネレーターの電圧を調べると
現状で AC2V 前後、案の定微妙な変動がありました。
VR を外付けにして、ジェネレーターの端子から線を出してテスターをつなぎ、フリッカーが完全に消えたときの電圧を維持するように VR を調整したらどうでしょう。
テスターを監視して少しでも変化したらフリッカーが出る前に手元で調整すればいけそう。
ここまで考えてから改めてフィルムなしで映写機を回してカメラの液晶モニターを見たら、「あれ」。最初はかすかにフリッカーが確認できましたがしばらく暖機運転したら嘘のように消えました。
今日考えた事は無駄になりましたが安定して回れば結構です。
半端な時間ができたので前からやろうとしていたフィルムのメンテナンスに掛かりました。
これは先日映写中に切れた箇所です。スプライシングテープが硬化していたんですね。
フィルムをつなぐのはスプライサーを使います。
カットしたい部分をこうしてセット。切れたのはスプライシングテープの端でした。
カットしたところを突き合わせて
刃を TAPE に切り替えます。
スプライシングテープを引き出して穴をパーフォレーションに合わせて貼ってガチャンとカット。
フィルムを外して折り返して
裏側を指先でしっかり貼ります。
別の破損箇所です。8㍉フィルムはパーフォレーションの耳が弱いのでこうなることが多いです。
このままでも映写機のクローがうまく引っ掛かれば幸運ですがカットしてつなぎます。
前に自主映画をディジタル化するときもフィルムの破損があって、そのときはスプライシングテープが無くなっちゃってこんな苦肉の策も。紙テープで貼ってあります。
今回はスプライサーに残っている分の他に未使用のテープ(100箇所分)を確保してあるので安心です。
1本目が終了しました。
今回は映像を優先して磁気録音帯は無視しました。音声は映像より18コマ前に録音されているので音飛びが発生するのは承知の上です。
さてと、残りのフィルムはいったい何本あるんでしょう。HD でテレシネをするため手間のかかる作業ですが合間に進めるしかありません。
テレシネは全部やるつもりですが、メインは40年以上前に友人に頼まれて撮った大切なフィルム。あれは最高の状態でディジタル化する必要があります。
この映写機のモーターは軸にジェネレーターが直結されていてモーター駆動回路にフィードバックするので定速で回転するはずですが。
丸印がジェネレーターの出力です。
外部のモニターを見てフリッカーが出たら半固定抵抗をいじるんじゃどうにもなりません。
事前に暖気運転すれば安定するのかも知れませんが、何分回せばいいのか調べる位ならもっと手っ取り早くて確実な方法はないものか。電子回路に精通していれば例えば水晶制御という手もありますが私には無理です。
ST-800 がパルスシンク対応ならパルス回路を作って強制的に20コマで回すことが出来そうですが残念ながら対応していません。
前に使った SH9 は速度調整の VR が操作部にあって便利だったので半固定抵抗を外部に出すことを考えてみます。
半固定抵抗を基板から取るのは分解しなくても可能です。
回路図の VR1 が速度調整用でしょう。
C2 10μF が効いて回転数の変動に対するレスポンスが悪いのかも。素人考えですが。
ガラクタ箱を探したら未使用の 1K B VR が出てきました。奇跡です。
映写機を回してジェネレーターの電圧を調べると
現状で AC2V 前後、案の定微妙な変動がありました。
VR を外付けにして、ジェネレーターの端子から線を出してテスターをつなぎ、フリッカーが完全に消えたときの電圧を維持するように VR を調整したらどうでしょう。
テスターを監視して少しでも変化したらフリッカーが出る前に手元で調整すればいけそう。
ここまで考えてから改めてフィルムなしで映写機を回してカメラの液晶モニターを見たら、「あれ」。最初はかすかにフリッカーが確認できましたがしばらく暖機運転したら嘘のように消えました。
今日考えた事は無駄になりましたが安定して回れば結構です。
半端な時間ができたので前からやろうとしていたフィルムのメンテナンスに掛かりました。
これは先日映写中に切れた箇所です。スプライシングテープが硬化していたんですね。
フィルムをつなぐのはスプライサーを使います。
カットしたい部分をこうしてセット。切れたのはスプライシングテープの端でした。
カットしたところを突き合わせて
刃を TAPE に切り替えます。
スプライシングテープを引き出して穴をパーフォレーションに合わせて貼ってガチャンとカット。
フィルムを外して折り返して
裏側を指先でしっかり貼ります。
別の破損箇所です。8㍉フィルムはパーフォレーションの耳が弱いのでこうなることが多いです。
このままでも映写機のクローがうまく引っ掛かれば幸運ですがカットしてつなぎます。
前に自主映画をディジタル化するときもフィルムの破損があって、そのときはスプライシングテープが無くなっちゃってこんな苦肉の策も。紙テープで貼ってあります。
今回はスプライサーに残っている分の他に未使用のテープ(100箇所分)を確保してあるので安心です。
1本目が終了しました。
今回は映像を優先して磁気録音帯は無視しました。音声は映像より18コマ前に録音されているので音飛びが発生するのは承知の上です。
さてと、残りのフィルムはいったい何本あるんでしょう。HD でテレシネをするため手間のかかる作業ですが合間に進めるしかありません。
テレシネは全部やるつもりですが、メインは40年以上前に友人に頼まれて撮った大切なフィルム。あれは最高の状態でディジタル化する必要があります。
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