今までデジタルカメラで撮ってきたデータを見ていたら8年に渡って写し取ったあの写真が。
2014/06/3
気ままに信州から越後に抜ける道で見つけた素晴らしい棚田でした。
半年後に訪れたときは晩秋。夏は機会がなくて行けませんでしたが来年は。
2014/11/24
翌年も峠道を越えて。稲は順調に育っていました。
2015/07/02
当時の愛車レガシィB4 を入れて。懐かしい車です。
2015/09/28
その後は中断して再び訪れたのは4年後でした。様子が変です。田んぼは一面のススキ。
2019/10/23
ずいぶん前の記事で書いた覚えがありますが、このときはあまりにも様子が違っていてここを通り過ぎるところでした。
2020/12/12
真冬は豪雪地で行くのは無理。次に訪れたのは翌年初冬。見たくない荒れた風景でした。
2021/12/05
翌年の春、それでもあの風景のその後をしっかり見ておこうと足を伸ばして行ってきました。
2022/05/10
今考えているのはこれをスライドショウ形式で動画にすること。
初めてここを見つけたときはまさか数年後に消滅する風景とは思いもしませんでした。
四季折々にあそこを訪れて、HL-79E で撮ったり水彩画を描いてみたいと漠然と考えていたのに。
この風景は未来永劫変わらぬ普遍的なものと単純に考えてしましたが今となってはどうにもなりません。
でも写真はこうして残してありますしこれ以外にもあります。
さっそく Premiere を開いて作業開始です。
先祖が山を開墾し、代々守って米を作り続けてきた田んぼの終焉。
開墾前の山の姿に戻っていく過程。これは間違いなく現代社会を象徴しています。
本来なら山奥の平和な棚田の四季をテーマにするところでしたが、それは甘い考え。
残した写真は意味が違ってしまいました。
でも結果的にそれでいいじゃないですか。