現存して稼動状態の HL-95 は貴重品です。今日はこれを棚に戻す前に動作確認を。
バックアップのスーパーコンデンサーはいずれ交換するとして、映像を出してみたらいい状態です。
ところが VF の調子が変。
カラーバーはまあまあですが生出し(卑猥な表現で失礼)の映像はブライトが明るくて被写体が鮮明に見えません。
VF の横にある "B"(ブライト)と "C"(コントラスト)を調整しても改善しません。
カバーを開いて点検です。
先ほど "B" が空回りしている感じでしたが案の定ツマミの押しねじが緩くて空回りしていました。
ねじを緩めてツマミを抜きマイナスドライバーで何度か回してみました。
それでも硬いので奥の手、CRC556 の出番です。精密物に CRC は禁物ですが微量ならいいだろ。
組み立てて調子をみましたが若干改善した程度。
ここであれを出してきました。
HL-95 のスタジオ仕様 VF です。前にそう教えていただきました。工房に来た際一緒に入っていた物です。
これも VF の映像は似た傾向で意味がないのでオリジナルに戻しました。
と、ここまで記事を書いてからもう一度 VF を覗いたら「あれっ」。
キッチリ暗部から明るい部分まできれいな階調のモノクロ映像が出てる!
外部モニターをここから繋いだから?、そんなことはないと思うけど。
良くなれば結構、あとはスーパーコンデンサーの手配です。
でもあれを交換するにはマザーボードをむき出しにする必要がありますから大変。
精神状態が安定したタイミングで落ち着いてやらないと短気を起こします。
前に修理で分解したときは組むときにスペーサーを入れ忘れてやり直したっけ。