今更書いてもせんないことですが。
長野電鉄木島線は21年前に廃止され、当時の駅は信州中野以外跡形もありません。
今日、改めて柳沢駅の跡地へ行ってきました。
高社山麓の県道415号、北方向です。
南はこんな風景。
その間に柳沢駅跡地に入る道があります。
22年前、お婆ちゃんとお母さんとお孫さんたちが散策していた道です。
これが駅の入り口でした。ここから駅の全景が見えたんです。
この中央がホーム。
ホームには一部2階建ての駅舎と狭い待合室がありました。
北側から跡地の全景。
線路は撤去されましたがバラスト(石)はそのまま。
駅の北の道路に線路が残っています。
今の時代なら柳沢駅全体の敷地をそのままの姿で残そうという運動があると思うのです。
実際、全国で古い街並みを保存する活動は盛んです。
今では叶わぬ夢、幻想でしかありませんが、柳沢駅は保存する価値がありました。
ホーム脇に古い電車を置いて蕎麦屋でもラーメン屋でもお店を開いたらそれこそ全国からお客が殺到したでしょう。
今更ですが、京都の加悦(かや)SL広場に動態保存されている4号機関車の里帰りなんてのもあり。
4号機関車は木島線敷設工事から開業翌年の電化まで使われていた蒸気機関車!。私は見に行ってきました。
そんなことを考えて焼酎を買うついで、じゃなくてこっちが目的で行ってきた次第です。
22年前の或る夏の日、柳沢駅の日常を映像で記録しておいて本当に良かったとしみじみ思います。