シュールな短編映画 "Mr.MOBIUS/afternoon in twisted space" を作ろうとしています。
16ミリに挑戦する前にビデオ版を撮ってみようかなと考え中です。
カメラはやはり名機 HL-79E でしょう。
工房には稼動可能な 79E が2台あり、#3 と #7 に番号を付けてあります。
#7 はまだ本気で調整してないのでもうしばらく休ませておきます。左に並んでいるのは HL-79D。
#7 は今は構ってやれないので冬になったらじっくり調整に掛かるつもりです。
#3 は素人なりに調整してあるのでこちらを使いましょう。
外観はそこそこきれいです。
#7 は2年前の秋に試し撮りしましたが、あの時は VTR トリガーの設定が勘違いで接点にしていたので現場で慌てました。
カメラ側で START/STOP が出来ず手動で VTR の録画操作するはめになったというお粗末。
#3 は電圧供給にセットしてあったはずですが確認しました。"P" でいいはずです。
カラーバーを出してみました。
工房のシステム(大げさですね)に組み込んだベクトルスコープと波形モニターを確認。
これも波形モニターも画面を動画で撮影する機材は作ってあります。
生出しの映像も問題ありませんでした。
録画に使う VTR は BVU-150 です。テープは再利用の Umatic SP 。
いわゆる「画質」は SD ならベーカムがいいに決まっていますがそこはへそ曲がりな私ですから3管独特の映像が生きる Umatic を使いたいんです。
これは私の持論ですが、映像の世界はいまだ絵画と写真の表現力には届いていません。
解像度が高いのが高画質って、違うでしょ。
絵画の分野でいえば水彩画の細部を省略する技法、脳を騙す、あれですよ。
もっと極端に言えば「夢」の世界と「記憶」の世界。
3管カメラの映像には夢や記憶の中のイメージに近いものがあると、勝手に思うのです。
その映像を見終わってから何が見えるか。旨く表現できませんが、そういうことです。