夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E ホワイトバランスチャートについて実験

2020-02-24 16:55:07 | Weblog
ウォーキングで軽い汗をかいた後で生出しの映像を確認しました。夕べちょっとだけ調整した項目があるのですが自然光では見てないのでどんなかなあ。

一見良好です。

PRE AMPを厳密に調整するにはグレースケールチャートが必要ですがいずれ買うとして代用品を考えました。
PRE AMP系に限れば真っ白い紙と色温度3000Kの照明があれば出来そうです。探したらA6サイズのプリンター用光沢紙がありました。

サイズ的にはちょうど良さそうです。

でも、出回っている写真用紙はどれも鮮やかに見えるように青白いベースになっています。これは写真用紙だけじゃなくてニュートラルな白の紙は探すのが大変です。
今回最初に思いついたのは写真用紙の裏面です。さすがに裏は妙な処理はしていないだろうと思ったんです。

馬鹿の考え休みに似たりですが、様々な紙をスキャナーでスキャンしてPhotoShopで開いてRGBデータを調べることにしました。スキャナーはEPSONの複合機PM-A840です。スキャナー部のガラスの裏面が汚れているのでグラデーションが出ちゃいますが、傾向はわかるんじゃないかと期待。
設定はこうしました。スキャナーの光源が云々は置いときます。


最初はKONIKAの写真用紙PhotolikeQPの印刷面です。

見た目で明らかに青白いので予想していましたがこんなに明確に数字で現れるとは。
日本人(黄色人種一般?)の感覚では照明やテレビ画面の色温度は高めが好まれるそうです。蛇足ですが私は71年生きてきて「真っ赤な太陽」って、見た記憶がありません。夕陽は赤いと言いますが私の感覚ではオレンジ色がせいぜいで、赤いのは雲です。まして昼の太陽は純白で、太陽が赤かったら見る物のすべてが赤一色!。人間の感覚って面白いですね。

次に裏面。

印刷面よりはマシですが似た傾向でした。

見た目は自然な白のケント紙は、

ケント紙は銘柄によって白さが色々です。期待したけどこれは使いたくありません。

ホワイトバランスをとる場合の代用品で定番のコピー用紙です。薄くて透けるので二枚重ねにしました。

これは他と傾向が逆で全体的にBが弱めでしたが部分的にRGB同じ値の所がありました。撮影前のホワイトバランスセットには問題なく使えます。

この実験は夕べからやっています。夕べはデータの取り方が適当で写真用紙の裏でいけると判断してこんなチャートを作ったんですがコピー用紙を重ねるだけで良かったみたいです。


これでHL-79EのPRE AMP系の調整がなんとかなりそうです。
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