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夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E 飽きもぜず今日も

2019-09-17 13:59:47 | Weblog
先日来エタノール+中性洗剤+ガラスマジックリンの混合液に漬け込んでいるプリズムユニットですが、徐々にバルサムが溶けてきています。
最初は端のほうだけ剥がれていて干渉縞が見えましたが今はこんな状態です。

残るは丸印の部分だけとなりました。端をカッターナイフの刃でこじると反応があって剥がせそうですがガラスを割ったらアウト、無理はしません。もう少し漬け置きしておきます。

ここで床に置いたBOLEX H16が気になります。
昨日、HL-79E関連で昔のシネカメラはフィルム面のマークがあるという記事を書きましたが、そのために写真を撮った際BOLEXのアイカップがまずいことに。このカメラはアイカップが欠品で替わりに昔のジャンクの民生用Hi8から失敬した物を改造して装着していたのですがシリコンゴムで成型、貼り付けた部分が一部剥がれちゃったんです。


引っ張って取っちゃいました。


よく見るとこっち側に縁があるので


これで相手側に収まるんじゃないか


何の事は無い、うまく収まりました。


思わぬ寄り道でした。カメラバッグに仕舞ってこの件はお仕舞い。
HL-79Eの調整に掛かります。

今までこの作業を何回やったことか。
開始前にシンクロスコープのCALです。1Vに合わせます。


マニュアルのフローに従って進めます。
POWERユニットの電圧を確認。+9.6V:9.69V,+6:V6.02V,-4.8V:-4.85V,255V:256V 730Vは測れるテスターが壊れたので測定せず。
調整するまでもないでしょう。

カラーバーは波形モニター/ベクトルスコープで見ると問題ないのでPULSEユニットから。


PULSEユニットからCAL信号が出るので基準の5Vp-pを確認。前に調整済みなのでそのまま。


途中の私の頭ではわからない項目は容赦なくパス。SC LEVELはわかるので調整。1Vp-pに対して微妙に低かったので調整。


続いてPRE AMP。ブランキング期間を0Vにしろとあります。よくわからないけど波形の下側をR,G,B共ゼロにしました。
GchのみPROC-1AのTPで0.4VになるようにPRE AMPのOFF SETで調整。


順調(強引)に進んでSHADEユニットでBLACK SHADINGに掛かります。
レンズをCLOSEにしてGAIN SWを+9dB,+18dBに変えてもペデスタルレベルが変動しないようBLACK SETで調整。これも前に大体合わせてあります。なお、GAIN UPは+9dB/+18dB又は+6dB/+12dBに切り替えが可能ですがこのカメラは+6dB/+12dBになっています。
次はひずみの調整ですが


ここも前にやってあります。GchのV SAWだけ波形が左下がり気味だったので調整。


ところで今日はどこまでやろうかな。次のPROC-2までにしよう。


RchのCAL信号0.4Vの確認です。とんでもない値です。これはPROC-1AのGAINで調整と判断しました。前にBchの信号が弱かったので滅茶苦茶にいじったためです。
0.4Vに調整しました。


Gchも


Bchも調整。


今日最後の作業です。TP7(10,13)で1.3Vp-pにVR11(15,19)で1.3Vp-p(負極性)に調整。これは各VRをmaxにして達しました。
代表してRchの波形です。


続きは明日以降にします。

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