スズナリへの気合い入れもあって
風邪も一日で撃退したこともあって
昨夜は下北沢駅前劇場で
メタリック農家「針」を観る
先日のリーディングドラマの脚本をお願いした葛木英さんの脚本演出
「下北サンデーズ」でココ再現したなー・・と一方的に馴染み感のあるロビーで感慨
座ってなんだか1970年代のJUN-ROPEの広告的(ワシら世代にはわかる“コンチ”なざわざわ感)なセットと
?と凝視してしまう生身の王女様に軽く驚き
始まれば
平易で簡明な台詞回し
凝ったビジュアルと凝った音楽にノセられ
気持ちいいお芝居やな~と楽々していると
とんでもない
童話と携帯電話と現実への風刺が
独特のクロスする痛い恋愛感で串刺しになって
暗転の空間になんだか現代とも過去ともいえない抽象的な「やるせなさ」が残る、素晴らしいお芝居でした
あんまり演劇の世代的な流れはわからないけど
“小演劇の呪縛”から自由な葛木さんの力強さは素敵です
ちょっとぼおっとして駅前の冷たい空気が吸いたくなった
終演後
再開発でどんどん様相が変わるシモキタで
今、芝居を中心にご一緒しているスタッフや旧知の役者陣
そしてメタ農カンケイの人々
出演者の方々
特に「劇団鹿殺し」の面々や「NAィKI」の岸さんやらと大勢で宴
出演もされていて、以前からずっと気になっていた、伊藤ヨタロウ氏ともはじめてちゃんと話ができ、嬉しかった
実はほぼ同い年で、私が憧れるロックシーンを生き抜かれた方で、世代を超えた“パワー”の中にいることが本当に似合う、素敵なアーティストの方でした
羨ましい・・・
今日からの私自身の芝居の稽古をもっともっとちゃんとしよう!と小田急線の踏み切りの遮断機に決意した夜