年末年始で思い出すのは、
高校時代、暗い顔して本屋かレコード屋にずっといたことを思い出す。
華やぐ街の(といっても当時の名古屋は地味だったが)端っこで人と目をあわすこともなく過ぎ行く1972年やら1973年を考えていた。
それは空っぽで、はっぴいえんどの「氷雨月のスケッチ」がよく似合う、
前にも後ろにも向けない時代でーーー
・・・・なんてそんな私小説的なモノではない。
ただ家にいるのも嫌で、(儀式的で平和すぎて)
しかも友達や恋人がいなかっただけだ。(淋しい)
ただ一点、「ここから抜け出そう」と目をぎらぎらさせていた。
じゃないと“融けてなくなる”と真剣に危機感を持っていた。
それで東京。
それから35年以上経った。
毎年何度も帰ってはいるが、今年は切に実家にいたいと思う。
その儀式に参加したいと思う。
家族の一員として。
やっとちゃんとそんな心境。
いろいろあったが、まだ建物はそのまま。
全くそのまま。
町内のガラパゴス。
6歳から18歳までの時間がそこにある。
年老いた家族がそのままずっとそこにいる。
変わらない私の培養液がそこにある。
すき焼き。
雑煮。
おせち料理。
明日。実家に帰ろう。
今日、大掃除をしなくちゃと思いながらも、
やらねばならんこと山積みでかなわず。
持ち越し。
このいらいらも年末恒例かな。
さて、
今年もドラマ、映画、舞台、MV、CM等、
たくさんのみなさんにお世話になりました。
ご覧いただいた方々に本当に感謝します。
参加していただいたキャスト、スタッフの皆様もありがとうございます。
来年も一層精進しますので、どうかよろしくお願いします。
このブログももう何年続けているか数えてもいないのだが、
自分の人生の一部みたいなものなので、
来年もどうかご愛読ください。
コメントもいつもありがとうございます。
全部読んでおります。
「行く年来る年コメント」どうかよろしく。
これまでの作品の感想もお書きくださいね。
では。