ロケハンである。
関東一円くまなく周る。
作品が始まる時はいつもそうだ。
季節ごとの土地の息吹を感じる。
特に冬の終わり、春の始まりのこの季節はいい。
寒気と暖気が混じり合い、
寒さに合わせていた冬の身体から春の身体が起こされる。
年齢と共になかなかうまく起きなくなるのだが。
案の定、風邪？気味。
花粉？
鼻水、咳、眼がしょぼしょぼ、寒気、節々の痛み。
毎年恒例の春の通過儀礼。
それでも季節の変化を待ち望んでいる本能を実感する。
5月の映画のダビング（音の仕上げ）である。
非常に楽しい作業、がらっと作品の様相が変わるからだ。
気分は1980年代の海の家！
映画「悼む人」全国公開中である！
決して単純で簡単な映画ではない。
実際、賛否たくさんの感想を見る。
どうであれありがたい。
見ていただくために創っているし、
どんなご意見でも拝聴したい。
TBSの木曜九時の連ドラ「ヤメゴク」を担当する。
久々の連ドラだ。
激戦区だ。
“ひと目でわかる強さ”で勝負したい。
さて成城。
久しぶりに川沿いを散歩でもするかな。
映画「悼む人」
いよいよ本日から公開である。
たくさんの想いをこめた。
初心に還り真剣勝負した。
キャスト、スタッフ一同、素晴らしかった。
ご覧になる方の感想は様々だろうが、
どこか「心に寄り添える」作品になっていると考えている。
是非劇場でご覧いただきたい。
切に望みます。
月曜日
岐阜にて講演。
主催された『国際ソロプチミスト岐阜』の皆様の温かな心遣いに、感動。
楽屋でお抹茶いただいたのは初めてだ！
お招きいただきまして本当にありがとうございました！
岐阜に少し早く着いたので、
以前大学の「現地研究」で歩き回った駅前の繊維問屋街を仲間と見学、てかロケハン。
アクションシーンにバッチリな古いビルに興奮。
三枚目の写真である。
夜は舞台「スタンド バイ ユー」の名古屋公演。
猛烈に広い会場にビビる。
音的に難ありか？
心配だがや。
が、
大勢のお客様（ワタシの同級生、関係者たくさん含む）にお越しいただき、
笑っていただき、
ワタシ自身も会場の距離的に一番遠いポイントから楽しめた。
よかった、よかった。
新幹線で即戻り。
火曜日。
密かに進めている4月からの新企画の打ち合わせ。
それはいったい何なのか？
うふふ。
夕方、
あまりにも旅ばかりで身体がバキバキで、
膝の痛みもピーク、
耳鳴りも舞台上のセリフが聞こえ辛いレベルで、
自宅の前にある鍼灸院でマッサージと鍼と超音波治療。
なんかちょっとすっきりした、気がした。
膝と耳鳴りはどげんかせんといかん。
生活に支障が出てきた。
あ、最近読み始めた篠田節子さんの「インドクリスタル」が面白くて止まらない。
じっくり風呂で読んでいる。
本日。
福岡へ。
富士山が素晴しい！
大野城市まどかピアで「スタンド バイ ユー」のツアー千秋楽。
昨年より作り上げてきた舞台ももう終わりかと思うと、
なんだか寂しい。
最後の“日替わりネタ”を仕込み、
場当たりまで時間があったので近所をうろつく。
懐かしいタイプのヤキソバレストランを発見。
なにしろヤキソバ好きなので一番ノーマルなタイプを頼み、
1人カウンターで食す。
モヤシと豚コマ？がソースと絡み合ってうまっ！
と1人ほくそ笑んでいたら、
水を替えようとした店員さんがコップを掴み損ない、
ワタシの太ももにびちゃー！
あーっ！
ズボンがずぶ濡れ。
店員の皆様、大慌てでタオルとか用意下さったが、
ワタシは久々に食べた昭和のオカンの味的なヤキソバに感動していて、
どうでもいい。
会計の時もお詫びで勉強してくれそうになったが、
美味しかったからちゃんと払わせていただいた。
こぼした店員さん、
怒られたかな？
なーんも気にしとらんけんがんばらんね！
（↑めちゃくちゃな方言）
さて、
最後のリハーサル終了。
ステージ上の「おしまい」の文字と電飾が余計に寂しい。
