車に乗っけてもらい、
ジョンレノンの映画を見ながら、
湘南まで来た。
これからロケハンだ。
湘南はものすごい湿度。
蝉が暑いが、しょうがない。
「風物詩」は鳴いていてもらわないと。
ただ冬のシーンの撮影中は水鉄砲で追い払うが・・・
だいたい蝉はいつごろから鳴いているのか。
少なくとも源氏物語の頃は存在してるし、
一万年前くらいからかなあ・・・
ぜんぜんわからん、調べてみよう。
昨日は名古屋で能を見た。
名古屋城内、能楽堂で。
コスプレサミットではなく、能。
いや、能が趣味だからではない。
たまたまワタシの父親が出演したからだ。
いや、写真は父ではない。
ラストあたりに出演された客演(?)のような方の素晴らしいお姿である。
とある能の流派に父がはるか昔から参加していた。
時々発表会に出演していることは知っていたのだが、
なにしろワタクシ“そっち方向”にまったく理解がなく、
いや、理解したくとも素養も興味も我慢も落ち着きもなく、ずっと敬遠してきた親不孝モノだったのだが、
「今回が最後じゃ」
と父がノタマウものだから、ええっ!ラストステージ?
そりゃ行かないと!とビデオ持って馳せ参じた次第。
次から次にフジロック並みに演者が登壇する中、90近い父親は矍鑠(?)たる姿で、何度も出演、独吟(ソロ)まで披露。
はじめてみる父の舞台上の姿に、なんだか無性に感動。
なにしろ父といえばおっかない建築士の姿か、リタイヤ後のゴルフ好きのいいおじいさんの姿しか知らない。
知らないというか、知ろうとしなかったわけだが、朗々と吟ずる(そりゃ年寄りだから迫力はかけるが、いい“味”だった)我が父の姿は別人のようで、いままで何十年も見てこなかったことを本当に恥じた。
お互い趣味の部分は全く“相容れない”が(能とロックだ)好きなことに頑固なのはこの人譲りなのだと再確認。
ワシも90近くまで「ロックじゃ」と言い続けられるかどうか。
超老人とはいえ、ラストなんていわずもっともっとやればいいのにと思う。
ま、自律的なヒトなので、自分なりの計算があるのだろう。もしかしたら「会」の方に相当お世話になっていて、“引き際”みたいな事なのかもしれない。「最後といったら最後」と怒られるから言わないが、もっともっと舞台上の父を見たかった。
名古屋春栄会の皆様お世話になりました。
ありがとうございました。
会場には演目の紹介、歌詞、その解説のパンフが配られ、私のような初心者にも極めて親切で、
「詞章」の意味がわかり、
東京でも薪能とか行こうかなと決意。
いろいろ考えさせる一日でした。
さて月曜日。
午前学業、午後仕事。
今日は弾丸箱根ロケハンか?
明日は「堤フェスタ」か。
ありがたくも真野ちゃんスペシャルゲストで参戦いただき、ワタシの仲間達が歌、コント炸裂。
相当見応えあります。
楽しいです。
損しません!
オヤジ能でワシフェスタ。どんな親子やねん。