幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

根気が勝負の「大豆の選別」

2022-12-05 | 日記

農家のUさんから大豆を5kgほどいただいた。

Uさんは米農家なので、大豆は自家用にわずかな量を栽培しているにすぎない。

そのため大豆専用の機械を備えているわけではなく、「選別はしてないよ」と言われていた。

脱穀したばかりの大豆に混じっている、虫食い、未熟、実割れなどの不良品を取り除く作業が必要になるが、それをしていないということである。

 

専門家なら機械を使うであろう選別を手作業でやる。

そこで、クッキーの入っていた空き箱を利用した。

左の箱に大豆を入れ、チェックしながら不良品を取り除き、良い粒だけを右の箱に移していく。

根気のいる仕事である。

少し箱を傾けると良い粒は自ら転がり落ちるので、コツをつかむと、はかどるようになった。

一粒、一粒の大きさは二の次で、どんどんパスさせる。

 

どうせ食べてしまうものに、味に変わりがないのなら、それほど大きさや色、形に拘ることは無いと思っている。

自分で大豆の「選別」をやってみて、改めて感じたことである。

 

 

 

 

 

 


月と仏とおらが蕎麦

2022-12-03 | グルメ

今回は、月(姨捨の田毎の月)も仏(善光寺)も関係なしの、蕎麦のみの信濃への一泊旅行。

着いた日のお昼は、真っすぐ久しぶりの「倉の」(上田市・塩田平)さんへ。

 

このお店の蕎麦粉は、自家畑で栽培されたものと、北海道幌加内産のものが使われている。

今年採れた蕎麦が美味しい季節である。

 

冷たい蕎麦に天ぷらが載った「ちらしそば」。

この辺では、このようなスタイルを「ちらし」と言うようである。(ほかのお店でも見たことがある)

年内は、今年の秋に採れた「新そば」が、一年でも最も香りのたつおいしい時である。

そばつゆを好みの量かけて、揚げたての天ぷらとともにいただく。

 

平日は、かけや盛りに、野菜天や小鉢のついたランチ・メニューもある。

 

そばを食べ終わるころ「そば湯」が出てくるが、湯桶にはスプーンがついてくる。

各地で蕎麦はよく食べるが、このようにスプーンがついてくるところはめったにない。

「かき回してお飲みください」と言われる。

当然、かき回すと底に沈んだ蕎麦粉が混ざり、蕎麦湯は濃くなりおいしくなる。

ちょっと行儀は悪いが、スプーンが無いお店では、新しい割りばしを使って混ぜたりする。

(話は脱線するが、「焼酎の蕎麦湯割り」はなかなかうまい)

 

全国旅行支援のおかげで、ホテル代は40%オフ、さらに現地で使える地域クーポンが3千円分提供される。

(いずれも、使えるところには制限がある)

信州に「おらが蕎麦」を食べに行くのも今は負担が軽くてうれしい。