「千両」、「万両」とは、景気の良い名前が付いている植物である。
毎年お正月に飾る正月飾りには、松や菊のなかに「千両」の真っ赤な実が目立つ。
正月飾りには欠かせない縁起物である。
こちらは千両より一桁多い「万両」である。
遊歩道の脇、もみじの木の根元に数株生えているが、この赤い実が付いていないと気が付かないで通り過ぎてしまう。
千両と葉っぱがよく似ていて、真っ赤な実も似ている。
万両は、その実を食べた野鳥によってタネが運ばれ、新たな場所に芽を出して成長することがあると聞いた。
家の前にもそっくりな葉の木が、雑草の中で2~30cmに育っている。
葉の形がそっくりだが、確かに「万両」なのかどうかは分からない。
実がなる迄にあと何年もかかかるであろうが、お正月を迎えるつど思いだして見守っていきたい。